せっかくの「18シーズン」なので、また気まぐれ同然の旅に出ようかと。とりあえず西の方へ向かうことにして、早朝の東海道を下りました。
久々に紀勢本線を回ってみたくなり、名古屋から関西本線に乗り換え、亀山から紀勢本線へと進みます。参宮線が分岐する多気までは、日中でも毎時2~3本は列車が走っています。
しかし多気から先は、2~3時間に一本程度と本数がグンと減り、一気にローカル色が濃くなります。こっち方面へ足を踏み入れるのは、もうかれこれ18年振りくらいでしょうか。そのため、沿線の記憶はほとんど曖昧になっていて、初めて訪れるようなワクワク感に捕らわれます。車両はボックスシートが並ぶキハ48の2両編成で、乗客も少なく、足を投げ出して思い切り寛ぐことができます。これぞ至福のひと時。
海辺を走るイメージが強い紀勢本線ですが、海へ抜けるまでの山越えの車窓も迫力に満ちていて、とても見応えがあります。
やがて車窓左手には待望の海が。台風の接近により天候は悪化しつつありますが、やはり海を見ながらの旅はいいものです。特に夏真っ盛りの今は。
今日の移動は、陽も沈みかけたことでもあり、JR東海と西日本の境界となる新宮までにしておきます。後半にあたる明日のJR西日本管内の旅も楽しみです。