何となくまだまだ先のような気がしていた運命の日が、とうとう目前まで迫って来てしまいました。



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朝イチの新幹線を飛ばして、屋代線の起点となる屋代駅へとやって来ました。電車の前後には「さようなら屋代線」と描かれた布製のマークが取り付けられ、いよいよラストランに入ったことを思い知らされます。のんびりムードが漂っていたこれまでとは、何となく空気が一変したようにも思えます。




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屋代線の要となる駅松代は、いつにも増して多くの人で賑わっています。即席の売店にテレビカメラといった普段とは違う装いに、別れの時が近づいているのを感じずにはいられません。



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再び屋代駅に戻ってみると、しなの鉄道のホームにも、さようならと書かれた横断幕が。この駅自体はもちろんこのまま残りますが、乗換駅としての役割は間もなく終わり、随分と寂しくなりそうです。




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普段のがら空き状況が信じられないほどに、今日は朝から混雑しています。もっとも、都心のラッシュに比べればたいしたことなく、スペースにはまだまだ余裕が感じられますが。でもいつもの感覚で乗り込むと、この人の多さにはやっぱり圧倒されてしまいます。




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混雑している列車にずっと乗りっ放しなのも辛いので、途中の小さな駅でもちょくちょく降りたりしてみます。いつもはたいてい自分一人しか降りませんが、今日は同じような行動をとるテツを多く見かけます。




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駅舎と民家が一体化しているのが特徴の東屋代で降りてみると、家主さんが来ていて、出札窓口にて切符の対面販売をしていた頃の様子を懐かしそうに再現してくれました。この駅舎が今後どうなるのか、とても気になるところです。




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昔ながらの駅舎が残る綿内は、訪れる人が絶えません。さよならを告げるノボリや横断幕に思わずホロリとしてしまいます。明日は駅前にてさよならイベントが盛大に開催されるみたいです。




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のんびり寛ぐにはやっぱり途中の小さな駅に限ります。でも今日はどこでも誰かしらテツとかち合い、一人っきりになれるチャンスはなかなかありません。




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綿内同様、昔ながらの駅舎の残る信濃川田も絶えず多くの人で賑わっています。明日はここでもさよならイベントが盛大に行なわれるみたいです。




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布製のマークは結構いろいろ種類があるみたいです。屋代線が分岐する須坂は、駅自体がなくなるわけではないせいか、普段とさほど変わった様子は見られません。



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日が暮れてもまだ懲りずに行ったり来たりを繰り返しています。さすがにだいぶ人も居なくなり、本来の静けさを取り戻しつつあります。こんなのんびりムードが味わえるのも恐らく今日が最後でしょう。明日はどんな一日になるのでしょうか。いよいよあと一日。