いよいよラストランまであと僅かとなってしまった十和田観光電鉄。一日券が使えるのは土日祭に限られるため、心置きなく存分に乗り回せるのは実質上これが最後。というわけで、最後のお別れをしに、いざ、現地へ。



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朝イチの「はやて」を飛ばして一気に八戸へ。かつて八戸と言えば、夜行列車で訪れるイメージが強かったのですが、今や新幹線でたったの3時間。時代は変わったものです。

なお今回使う切符は、ウィークエンドパスと、くりこま高原-八戸間の往復切符を組み合わせたもの。新幹線の自動改札機は優秀で、こんな複雑な切符を一瞬で処理してしまいました。




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偶然にも新幹線の中で、日頃お世話になっているエスピーボーンのメンメンと遭遇。何でも三陸鉄道を応援する

「キット、ずっとプロジェクト」 のロケだとか。せっかくだから飛び入り参加してほしいとの要望に応え、南田マネと田中いちえちゃんに八戸で「偶然出会った」動画を撮影。この模様は4月1日に公開されるそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=i5qEV_3NtCM




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ボクの目的はあくまで十和田観光電鉄なので、その後は一人青い森鉄道を乗り継いで三沢へ。「十和田市方面電車のりば」の看板も、間もなく見納めになるはずです。




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青い森鉄道の三沢駅からは完全に独立した場所にある十鉄の三沢駅。このレトロチックな佇まいには、訪れるたびに心底癒される気がします。




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そろそろ雪も消えかける頃、と思っていたのですが、外は季節外れともいうべき猛吹雪。この天候ではあちこち出歩くには厳しそうなので、大人しく乗っているだけにした方が無難でしょう。




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とりあえず終点の十和田市まで行きます。ここもいったい何度来たことだろうか。




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2階の十鉄窓口の前のスペースでは、写真展や記念グッズの販売などが行なわれていて、多くの人で賑わっています。これが「○周年記念イベント」みたいな形で盛り上がるのなら喜ばしいのですが、いよいよカウントダウンに入ったことを思い知らされ、とても複雑な心境です。




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午後になってだいぶ混んできましたが、それでも2両編成の電車で十分対応できるだけの乗客数です。




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サボには「89年間ありがとうございました。」の文字が。できればこの日は来てほしくなかった。




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十鉄の要となる七百は、やはり是非とも訪れたい駅。ここだけは絶えずパラパラ人がやってきます。外は大雪となっていますが、駅舎のある駅なので、安心して電車を待つことができます。




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構内には機関車や貨車、古い車両などが留め置かれていますが、もう二度と動くことはないでしょう。




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日が暮れると、十和田市駅では青色の電灯が一斉に灯され、とても幻想的な光景が広がります。しかしこんな心憎い演出も、あと一週間でおしまいです。なんとも惜しい。




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夜までひたすら乗っていましたが、何度乗っても乗り足らない気がしてなりません。まだまだずっと、このままいつまでも乗り続けていたい気分です。