2冊目となる「18きっぷ」を倉敷で購入し、さらに西を目指します。



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旅先にしては、ややゆっくりめのスタート。ラッシュの時間帯の、それも途中駅からの乗車でしたが、うまい具合に座れました。もっとも、東京のラッシュと違い、混んでもそれほど悲惨なわけではありません。




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やがて車窓左手には瀬戸内の海が。同じ海でも散々見慣れた東海道から眺める相模湾や遠州灘とは一味違い、大小の島々を散りばめたような見事なまでの眺望は、その斬新さも手伝って、思わず釘付けになります。




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糸崎で乗り換えた岩国行は、黄色く塗られた115系。シートは一部転換クロスに改造されていて、快適さが向上します。この辺まで来ると、「18」ユーザーもグッと少なくなり、熾烈な座席争奪戦もほとんど見られず、実に平和です。




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岩国からはさらに快適な転換クロスシート。関東ならグリーン車にも匹敵するほどの居心地の良さ。この辺の人は恵まれていますね。




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安芸灘から周防灘にかけての眺望は、間に道路を挟まない海岸線ギリギリを走る絶景に次ぐ絶景。まさにこの路線のハイライトとも言えます。この区間だけは左側に席を取ることをおススメします。




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厚狭で美祢線に乗り換えることにしました。車両はJR西日本独特のキハ120。ということは、そうです、正面のガラスギリギリまで乗り出せる「スーパーかぶりつき」ができる車両です。車内はそこそこの混みようだったので、「しかたない、ここに立っているか」みたいな顔をして、さりげなく「特等席」をキープ。




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一昨年夏の集中豪雨の影響で路盤や鉄橋が一部流失したため、長らく運休が続き、一時はこのまま廃止とのウワサさえささやかれていましたが、昨年の9月26日よりめでたく運行が再開されました。氾濫した厚狭川の爪あとが痛々しいですが、こうして復旧してくれたことは本当に嬉しく思います。各駅の駅舎は大半が昔ながらの木造で、もう一度あちこち降りてみたい誘惑にかられます。




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この時乗った美祢線の列車は、長門市からさらに仙崎まで乗り入れるダイヤだったので、そのまま仙崎まで乗り通してみました。長門市から一駅2.2キロ分岐した行き止まりの駅ですが、線路戸籍上は山陰本線扱いです。木造風にアレンジされた駅舎は嫌味がなく、観光にも適した佇まいですが、ここまで来る列車はとても少なく、時間帯によっては長門市から歩いた方が早そうです。




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長門市へ折り返し、そこから今度は山陰本線を下ります。車両は国鉄タイプの40系。



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このあたりも海岸美が望めます。今度は日本海です。




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滝部からは「みすゞ潮彩」号が接続。お洒落な車両に俄然テンションが上がります。



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しかし喜んだのも束の間、このお洒落な車両は指定席扱いで、もう一両の自由席車両はセミクロスシートの近郊形。やむなく混雑している隣の車両へ移りましたが、僅か510円の投資でこんな豪華な車両に乗れるのなら、そっちにすればよかったとの思いも。




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下関からは関門トンネルをくぐり、九州へ上陸。明日に備え、今夜は博多まで行って泊まります。