切符の期限もいよいよラスト一日を迎えました。




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ここ弘前に新幹線は来ないけれど、新青森開業における利便性の向上は計り知れず、真新しいリンゴのモニュメントに期待の程が伺えます。




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駅舎はすっかり近代的な建物に生まれ変わり、以前はJRと改札内で繋がっていた弘南鉄道も、今は完全に独立しています。




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その弘南鉄道に乗って、終点の黒石まで乗ってみました。車窓は平凡だけど、以前全駅下車の一環として訪れた時に在った古い駅舎は今もまだそのまま残っているようで、今はここも一日乗車券を売るようになったから、いずれゆっくり時間をかけて、もう一度いろいろ訪ねてみたいものですね。



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終点の黒石では、平成10年に廃止された黒石線のホームがまだそのまま残っています。昭和59年の国鉄からの転換時にもここは訪れているので、ここに来ると、様々な思い出が甦ってきます。




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弘南鉄道は一往復しただけで、その後は「かもしか」に乗って再び青森に戻ります。「かもしか」は、来月のダイヤ改正の際、「つがる」に統一される形で消滅してしまうから、貴重な乗車体験となったと言えるでしょう。



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青森からは、駅前から出ている十和田湖行のJRバス「みずうみ号」に乗車します。座席定員制のデラックスな大型バスですが、持参の切符でそのまま乗れてしまいます。つまり実質タダ!



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中途半端な時期ということもあり、乗客は数名程度。随分と贅沢なバス旅です。



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赤や黄色の紅葉が目に眩しいくらいの山道をグングン登って行きます。




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突然こんな高原が開けたりして、バスの旅もなかなか楽しいものです。



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途中の「萱野茶屋」にて、トイレタイムを兼ねた10分間の休憩。高原の空気が清々しく、適宜に休息を取り入れられる臨機応変さも、列車では難しくまさにバスならではの特権でしょうか。




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さらに15分程登った山の中腹に、巨大な一軒宿、酸ヶ湯温泉が現れます。ここの温泉に入りに来ました。




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一応混浴ですが、妙な期待(?)を抱いてもダメです(笑)

もっとも、テント積んで放浪生活をしていた頃、混浴なんて毎日のようにしていたから、この程度では驚かないけどね。

広々とした総檜造りの湯船は実にゆったりとしていて、のんびり寛ぐには最適の環境です。ただ、湯はとても酸味が強く、打たせ湯のしぶきが目に入ったりすると、飛び上がるほどの痛みが走ります。




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山の天気は変わりやすく、温泉から上がると外は激しい雨となっていました。それだけに定刻にやって来たバスを見て思わず安堵。




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山の天気は変わりやすく、麓に降りると雨は止み、晴れ間が見えてきました。なかなかスリリングなバスの旅でした。こんな豪華な乗り物なのに、持参の切符を見せるだけで乗り降り自由というのがスゴイ!




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一ヶ月余り後に開業を控えた新幹線の新青森駅の様子が気になり、新青森にも行ってみることに。




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かつて全駅下車の一環としてここを訪れた時は、周囲に何もなく、本当にここに新幹線が来るのか?と驚いたものでしたが、変われば変わるものです。今はまだほとんど人の姿を見かけませんが、一ヶ月余り後には、とてつもなく賑やかな場所へと大変貌を遂げるのでしょう。



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使いに使いまくった「青森・函館フリーきっぷ」も、間もなくその期限が切れる時が近づき、この地を後にすることとなりました。せっかくなので、帰りも「あけぼの」を利用します。帰りの切符は比較的取りやすいみたいです。




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行きは下段だったので、帰りは上段の個室を選んでみました。部屋の狭さは相変わらずで、見晴らしはいいものの、快適性においては、部屋への出入りがまだ楽な分、下段の方に軍配を上げたくなります。

いずれにせよ、目が覚めればもう上野。最高に楽しく充実した一週間でした。

仮に一回一回切符を買って、つまりその都度運賃を支払いながら旅を続けていたとしたら、いったい幾らかかったのか、考えただけでも恐ろしくなります。それだけに、この切符の廃止はとても惜しまれます。今後もこういう便利な切符が発売されることを祈念して。