朝から雨になりましたが、気にせずガンガン行きます。




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今日は青森を7時過ぎに出る東北本線を上る各駅停車にてスタート。車両はロングシートがズラリと並ぶ悪評高い701系ですが、通学ラッシュにかかるため、その間だけは理にかなった構造かと。




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やって来たのは野辺地です。一昨日同様、大湊線を行きますが、今日は一般の定期列車です。リゾート列車もいいけれど、『普段着』の大湊線も味わいたく思い。




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車両は、JR東日本のローカル線ならではのキハ110ですが、正面の窓までワンクッション置かれた通常の110と違い、ここのは西日本のキハ120のように、先頭の窓ガラスギリギリの所まで立てる構造になっています。これ幸いと「かぶりつき」を堪能していると、運転士さんが気を利かせてこちら側のワイパーも動かしてくれました。




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やがて車窓左手には、この路線のハイライトとも言うべき陸奥湾の眺望が。一昨日も見た景色ですが、今日の方が落ち着いて眺められ、いずれにせよ、いい景色は何度見てもいいものです。




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海から遠ざかった後は、林の中をひた走り。寂れた車窓もたまりません。




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各駅停車のため、当然のことながら途中の駅も小まめに停まって行きます。それぞれの駅を見ていると、夢中になって乗り降りしていた駅巡りのことを思い出します。ここ金谷沢は、大湊線の全駅下車の際、ホームにある小さな待合室で駅寝したものでした。どうやらあの待合室は今も健在のようで、とても懐かしく思います。あの頃はまだ30代前半の、フリーター絶頂期の頃。若かったナー、っと(笑)




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再び大湊へとやって来ました。リゾート列車で訪れた一昨日と比べ、随分とひっそりとしています。




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大湊の駅前から出ているJRバスに乗り、むつ市の中心にあたる田名部へと来てみました。JRバスなので、持参の切符を見せるだけでOKです。




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JRバスの発着場のすぐ横に、2001年の3月末を以って廃線となった下北交通大畑線の旧田名部駅があります。駅舎はそのまま「むつ労働福祉会館」として使われ、レールこそ剥がされたものの、ホームもまだそのまま残っていて、現役当時の面影を今に伝えています。




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近くに下北交通のバスターミナルもあり、在りし日の大畑線に想いを馳せて、旧大畑駅まで行ってみることにします。JRバスでないため別料金となりますが、ここまで来てもうそんなミミッチイことは考えたくありません。




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バスは旧大畑線に沿うように走り、時たまこんな痕跡にも出くわしたりします。まるで今にも列車が走って来そうな気がしてしまいます。



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むつバスターミナルから30分余り、旧大畑駅に到着です。町からはやや離れた場所にあるため、駅周辺はちょっと寂しい感じです。




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駅名看板こそないものの、駅は現役当時さながらの状態で保たれています。大賑わいとなった廃止直前に訪れた9年前を懐かしく思い出します。

http://www.yokotetu.net/challenge/2001/20010330.html




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ここは保存会のメンバーによる動態保存がなされているため、車庫や線路などはそのまま残り、月イチくらいの割合で、実際に列車を動かし、構内による運転が行なわれています。駅や路線が廃止されると、跡形もなく何もかもなくなってしまうケースをよく見かけるだけに、こうした取り組みは、とても嬉しく思います。




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かつての駅舎はそのままバスの待合所として使われていて、出札窓口も健在です。しばらくすると、ホームに列車が入ってくるような気がしてしまいます。





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さらにそのまま大間へ抜けて、フェリーで函館へ渡ることも考えたけれど、雨が激しくなってきたこともあり、結局同じ道を引き返すことにしました。



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大湊からは再び大湊線に乗り込みます。こうしてレールが繋がっているだけで、何だか心強く思ってしまいます。




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そしてまた同じように右手に陸奥湾を望みながら、のんびりゆっくり来た道を引き返して行きます。




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野辺地へと戻って来ました。雨もひどく、今日の行動はもう終わりにしようかと思ったけれど、反対側に八戸行の「スーパー白鳥」が入って来たのを見て、ついついもう少し回ろうか、という気になり…




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フリーエリアの南端に当たる三沢まで「スーパー白鳥」に乗りました。僅か17分間の乗車に特急を使う贅沢さ。ちょっぴり優越感を覚えたりしてしまいます。




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三沢に来たのは、ここから出ている十和田観光電鉄に乗るためです。近代的な造りとなったJRの駅とは対照的に、少し離れた所にとても風情のある駅舎を有します。




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一歩中に入ると、そこは昭和レトロに満ち溢れ、どこか懐かしい光景が。特にアレンジしているわけではなく、自然体であるところがまたたまらず、いつ来てもここは故郷の温もりに包まれているような気がします。




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ここはもちろん別払いとなるけれど、健気に頑張っている全長15キロ足らずのミニ私鉄に敬意を表して。




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終点の十和田市までは30分足らず。ホーム一本の簡素な造りですが、駅ビルと繋がっていて、なかなかの賑わいを見せています。




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三沢まで戻った後は、「つがる」に乗って弘前へ。今夜は弘前に泊まります。

さて、切符の期限もいよいよ残り1日となりました。でもまだまだ最後までとことん徹底的に使わせてもらいます。