一夜が明けて、青森定時到着。




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「あけぼの」のソロは初めて乗ったけど、「北陸」や「北斗星」のそれに比べると、かなり狭くて圧迫感があり、快適性においてはやや劣るかも。それでもプライバシーが保てるメリットは大きく、同じ値段ならやっぱり開放Bネよりこっちを選びたくなりますね。


なお、今回使っている切符は「青森・函館フリーきっぷ」。これは一週間もの間、青森と函館の一定区間が乗り放題となるうえ、「あけぼの」のB寝台(ソロも)にも追加料金ナシで乗れるというスグレモノ。前々から使おう使おうと思っているうちに、とうとう12月の新幹線新青森開業に先駆けて発売終了が決まってしまい、もう後がなくなったため、こうしてやって来たわけです。


まだ詳しい予定は立てていないけど、とりあえず切符は最大限有効に活用して来ようかと。



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差し当たり今日はこれから津軽線へ行くことに決め、一時間余り時間が空いたので、桟橋跡に停泊している青函連絡船メモリアルシップ「八甲田丸」を見学してみます。かつて北海道に行く時は、必ずお世話になっただけに、懐かしさもひとしおです。現役時代には見られなかったブリッジやエンジンルームなども公開されていて、これで500円ならおトクでしょう。




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時間になったので、「スーパー白鳥」に乗って蟹田を目指します。鈍行で行ってもその後の行程は同じだけど、特急に乗れる切符なので。




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蟹田から乗り換えた三厩行は、40系の2両編成。国鉄時代の面影を色濃く残し、俄然テンションが上がります。




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窓を開ければ自然の風が心地よく、近頃はこういう車両も滅多に見かけなくなりました。




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40分程で終点の三厩に到着。駅前に人家は少なく、寂寥感が漂っています。



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……実は蟹田の発車時から気になっていた「鉄子」さん。その愛くるしい風貌は、レールクイーンと呼ぶに相応しく、何とかコンタクトを取れないものかとその機会を窺うも…

いやあ、現地で直接面と向かって初対面の相手に話しかけるのって… シャイな俺にはやっぱ無理だワ(苦笑)

結局何のアクションも起こせないまま、折り返しとなる列車に乗って行ってしまったのでした。あ~あ。

万一このブログ見ていたら、密かに連絡を!




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駅前からは列車の時刻に合わせて竜飛崎へ向かうバスが出ています。このバスはどこまで乗っても200円という驚きの安さ。これなら用がなくても乗ってみたくなります。

ということで、いざ、竜飛崎を目指して。




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市街地を抜けたバスは、その後海沿いの道を走ります。断崖がそのまま海に落ち込むような険しい地形が続きます。




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そしてバスに揺られること約30分。竜飛崎に到着です。ここまでの運賃は本当に200円でした。




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「珍百景」スポットとしてよく話題に挙がる「階段国道」はバスを降りてすぐの所。実際に階段状の道が国道に認定されている箇所は、全国でもここだけです。




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「階段国道」に対抗してか、「階段村道」なる道がすぐそばにできていました。




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岬へも歩いてすぐです。海を見下ろす高台にあり、素晴らしい眺望が望めます。




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再びバスに揺られ、三厩駅へと戻って来ました。駅前に人家はほとんどなく、とても寂しい終着駅ですが、駅員が常駐しているため、駅に暖かみを感じます。4年余り後の新幹線新函館延伸開業に伴い、ここは廃止されるはずだから、もうこれ以上合理化も行なわれることなく、このままの状態が続くのでしょう。




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帰りの列車もがら空きで、ボックスに足を投げ出して至福のひと時を堪能します。車掌乗務の40系は、まさに国鉄末期の頃のローカル線を思い起こさせます。




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途中の津軽二股で下車します。海峡線の津軽今別駅は階段を登ったすぐの所にあり、津軽線との乗り換えが可能です。とても寂しい所ですが、新幹線新函館延伸開業時には、ここに新幹線の駅(奥津軽)ができる予定なので、いずれこの辺りも様変わりするのでしょう。




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津軽今別からは「白鳥」に乗り換え、いよいよ北海道へと向かいます。ここ津軽今別に停まる列車は、上下それぞれたったの2本ずつしかなく、まさに絶妙なタイミングの乗り継ぎです。




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青函トンネルを抜けて、函館へとやって来ました。まだあちこち回れるけど、先は長いので、今日の行動はここまでにしておきます。

ということで、初っ端から実に“濃い’旅となっています。「18」旅もいいけれど、周遊券時代を思い起こさせるこういったフリー切符の旅も素敵ですね。