昨夜は大垣まで行って一泊。今朝は名古屋から中央本線に入ります。
中津川から乗り換えた松本行は、JR東日本仕様の115系。「18」が使える最後の日曜日とあって、何だか無理に使い切ろうとする人が多いように思われ、4両編成の電車は始発から満員御礼となり、立ち客も出るほど。昨日までののんびりムードとは打って変わり、今日はちょっと慌しいです。
特急の通過待ち合わせのため、途中の駅でしばらく停車することもしばしば。空いていればこういうのも気分転換にもってこいですが、混雑した車内ではそんなゆとりもあまりなく、早く行ってほしいと逆にイライラしてしまうほどです。
そうこうしているうちに、松本までやって来ました。単に移動しただけ、といった気がしないでもないですが、既に今日の分の「18きっぷ」のモトはもう十分取れたので、これだけでも満足度は高いです。
松本から乗り換えた篠ノ井線の長野行は程よく空いていて、今度はゆったり車窓を満喫できます。スイッチバックの姨捨からは、上りのホーム越しに広がる善光寺平の壮大な眺めがバッチリ拝めます。
そしてもちろんスイッチバックは「かぶりつき」でその迫力を体感。鈍行でしか味わえない旅の醍醐味です。
もう一度、今度は車窓から善光寺平の眺望を満喫。日本三大車窓の一つに挙げられているだけに、それはそれは見事な眺めです。
長野に到着。ここから飯山線に直通する列車に乗り換えます。キハ110の登場となり、JR東日本のローカル線に来たことを伺わせます。
やがて車窓右手には、千曲川の流れがぴったり寄り添うように近付きます。ここを訪れるのも、駅を追いかけていた94年の夏以来だから、もうかれこれ16年振りの訪問に当たり、これほど見事な眺めが望めることなど、すっかり忘れていました。
途中、戸狩野沢温泉で後ろ1両を切り離しのため少々停車。ここから先は編成が2両に縮まりますが、混み合う兆候は見られません。時間があれば、のんびり温泉巡りもしてみたいですね。
引き続きどこまでもついてくる千曲川の流れを見ながらのんびりコトコト揺られて行きます。この至福とも言える贅沢なひと時はホントたまりません。
終点の越後川口に着きました。上越線との乗り換え駅ですが、随分と静かな所です。