夏バテと夏風邪によって体調を崩したまま、いつの間にか夏も終わりに近付いてしまったけれど、せっかくの「18」シーズンをこのまま無駄にしてしまうのはあまりにもったいなく、9月に入ってようやく本格的な旅に出ることにしました。
ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ指定券の確保が難しい「ムーンライトながら」。当然この日も満席でしたが、しつこくキャンセル待ちを狙った結果、数時間前に運良くゲット。183系化された堂々の10両編成は、どこから見ても「特急」としか思えず、いわゆる「乗りドク」列車の一つです。大垣には早朝の5時55分に着くので、とても有効に時間を使えます。
ちなみに今は終点の大垣までずっと、車内も途中の駅も全て禁煙となったため、スモーカーには厳しい一夜となりましたが、ボクは一ヶ月以上前から完全にタバコをやめたので、全く問題ありません。
新快速を乗り継ぎ、東海道から山陽道を下ります。同じように「ながら」からそのまま乗り継いだ人は他にも多々いるようで、乗り換えの度に熾烈な席取り合戦が展開されます。
岡山からは「マリンライナー」に乗り換え、四国入りを目指します。瀬戸大橋から見下ろす瀬戸内海の眺望は素晴らしく、「海の三大車窓」の一つに挙げたくなります。
高松に到着。頭端式のホームがいっそう旅情を掻き立てます。
高松からは高徳線に乗り換え。特急の通過待ちや、対向列車の交換待ちのため、数分間停車する駅がちょくちょくあり、気分転換にはもってこいです。
移りゆく景色をのんびり眺めながらコトコト行くこの贅沢こそ、鉄道の旅の醍醐味ですね。
徳島にやって来ました。ここに来たのは墓参りが目的です。「横見家代々の墓」はここ徳島にあるのです。
でも、あまりの暑さでぶっ倒れそうになります。列車に乗っている分には快適だけど、この時期、歩き回るのは不向きですね。
その後は徳島線に乗って阿波池田方面へ向かうことにしました。先行する穴吹止まりの便があったので、とりあえず穴吹まで行ってみます。
穴吹の駅前には雄大なよしの川が流れています。いずれたっぷりと時間を取ってのんびり訪れてみたくなります。
土讃線に乗り換えのため、佃で下車。感じのいい駅舎が建っていますが、無人化されて久しく、日が暮れるといっそう寂しさが際立ちます。