余部鉄橋最後のお勤め

間もなく終了となるあの場所がやたらと気になり、ちょっくら行って来ることにしました。新幹線と特急を飛ばして。

この、空中に踊り出るようなスリルがたまりません。

ということで、やって来たのは餘部です。たくさんの人がここで下車し、「１８」シーズンでもないのに、やたらと賑わっています。ド平日なのに。

ホームから出るには踏切を渡って左側へ行く新たな通路が設けられていて、右側にあった撮影ポイントの展望台には行かれなくなっていました。その展望台の部分は大きく削り取られ、真新しい線路が敷かれています。間もなく付け替えとなるコンクリート橋へと続く線路です。

駅へと続く道は、これまでとは大きく変わり、新たに作られた登山道のような道が延々と続きます。車で登って行けないのはこれまでと同じ、この駅から列車に乗るのも一苦労です。

鉄橋にピッタリ寄り添うようにコンクリート橋が並んでいます。実に壮観な眺めです。

観光バスが次々とやって来て、一大名所となっているようです。平日でこの有様なのですから、土日は物凄いことになりそうです。

鉄橋を渡る列車を何本か撮ってみました。この光景も間もなく見納めとなります。

付け替えとなるコンクリート橋は、三江線の宇都井駅を思わせる造りです。これはこれで新たな名所になりそうな気がします。

麓に広がる海岸は実にのんびりとした所です。付近には旅館や民宿もパラパラあり、数日間滞在してみるのもいいかもしれません。

バスと連動した鉄橋を渡るツアーが多数組まれているらしく、餘部－香住の区間だけ列車は満員になります。ラストランまでの一週間、こんな光景が毎日繰り返されるのでしょう。コンクリートの橋になっても、ここはちょくちょく足を運んでみたいですね。

※お知らせ

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