今日はちょっと寄り道をします。



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「18きっぷ」の調整を兼ねて、真っ直ぐ戻らず下関から山陰本線を上ります。この地方のみで見られる黄色のボディの40系も、今や貴重な存在になりつつあります。




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リゾート列車の「みすゞ潮彩」号が走る区間とあって、海がとてもきれいです。そう言えばここを通るのも随分と久し振りのような気が。




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長門市からはキハ120にバトンタッチ。今やJR西日本のローカルDCはすっかりコレに取って代わりました。




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その先も山陰の海がどこまでも付いて来ます。実に素晴らしい眺めです。




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「逆かぶりつき」でも眺望を楽しめます。




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砂浜になったり岩礁になったり、海の様子も刻々と変わり、見ていてちっとも飽きません。




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江津からは三江線を横断してみます。西日本では、木次線と並ぶローカル線の西の横綱とも言え、足を踏み入れるだけでも大変なだけに、とてもワクワクしてしまいます。一応まだ「18」シーズンですが、新年度も始まった平日にわざわざ乗りに来る人などもうほとんど居ないようで、地元利用者と思しき人がパラパラ乗っているだけです。




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発車するとするに江の川がピッタリと寄り添い、以後はずっと江の川の流れに沿って進みます。さっきは海で今度は川。今日は水辺の旅となりました。

大雨による水害にたびたび悩まされる区間なので、大半の所で時速30キロの制限がかかり、列車は恐る恐るゆっくりゆっくり走ります。少々もどかしくもなりますが、それもまたローカル線ならではの味わいです。




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浜原に着きました。昭和50年に全線が開通するまでは、三江北線としてここが終着駅でした。当時は賑わったであろう駅も今は無人化され、随分と寂しくなりました。

列車はここで9分間の停車。長時間乗りっ放しだと結構疲れてくるので、こういった停車時間は気分転換にもってこいです。




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昭和50年に開通した浜原から先の新線区間は、路盤の状態が格段によくなり、さっきまでの倍以上の時速70キロでかっ飛ばします。ようやく鉄道としての本領発揮といったところですが、乗っているのは「18」利用と思われる老夫婦が2組いるだけで、地元利用者は皆無です。せっかくこんな立派な鉄道を建設したというのに、何だかもったいないですね。




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口羽に着きました。交換待ちのため、ここでは16分間の停車。

ここの待合室は、長椅子の幅が広くまるでベッドのごとく。中にはトイレや水道も完備されていて、駅寝して下さいとでも言わんばかりの様相。

昭和50年に三江線が全通するまでは、三江南線としての終着駅でしたが、北側の終点の浜原に比べると、とても寂しい所です。




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南線の区間に入っても、江の川の流れは続きます。再び路盤の状態が悪くなり、ところどころ時速30キロの規制がかかるノロノロ運転に逆戻りです。



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三次では僅か1分の絶妙なタイミングで芸備線の備後落合行に接続。しかし乗り換えたのは私一人だけでした。

陽はすっかり暮れ、引き続きがら空きの状態で闇夜の中を進みます。途中の備後西城で交換待ちのため5分間の停車。まだ夜の8時前だというのに、周囲に人の気配は全くありません。




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備後落合では5分の接続で新見行に連絡。この先に行く列車は、とうとう一日たったの3本だけとなってしまい、その貴重な1本に乗り換えです。乗り換えたのは私以外に2人だけでしたが、どちらも「18」客ではなく地元住民だったみたいで、少しホッとした想いになりました。

かつては鉄道の要衝として賑わった立派な駅なだけに、無人駅となった夜の寂しさは悲しいくらいです。深夜でも夜行列車が発着していた30年前、まさかこんな状況に陥るとは夢にも思わなかったでしょう。



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新見からの伯備線の接続もよく、夜11時過ぎ、岡山に着きました。今日はずっと辺境の地ばかり巡っていたこともあって、このあまりの都会振りに驚いてしまいます。


毎日がとても楽しく、こんなに楽しくていいのだろうか、と思うほど。今俺はサイコーにシ・ア・ワ・セ!

アイドルの追っかけなんかより数倍も数十倍も楽しく、これが本当の「いーだろ」なんですかね。