ＪＲから切り離される富山港線を追って富山へとやって来ました。
「北陸」に乗って
早朝５時32分、富山着。外はまだ真っ暗。
寝台特急でやって来るとは何て贅沢な、と言われそうだけど、目的の富山港線を始め、北陸エリアが乗り放題となる「北陸フリーきっぷ」は「北陸」のＢ寝台にも乗れるからです。この特典がなかったら、間違いなく「能登」の自由席にしたでしょう。
とりあえず終点まで乗ります
富山港線は一番列車からそこそこの賑わいを呈しております。いよいよ今日が最終日となりましたが、「廃止」とはいえ、実質的には新しい路線へと生まれ変わるのだから、悲しい別れというわけではありません。
城川原の交換
朝と夕方は城川原駅にて上下の列車がすれ違います。この車両での交換風景も今日で見納めとあって、たちまちにしてカメラの放列となります。
消える富山口駅
線路が付け替えとなるのは、始発の富山から１キロくらいの区間なので、その間にある富山口の駅は今日限りで消滅します。駅舎もなく殺風景な所で、10年以上前に降りたはずだけれど、特にコレといった思い出もなく、こんな機会でもなければ再訪することなどなかったでしょう。
富山口の待合室
記念スタンプが寂しげに訪問者を待っているかのようです。
東岩瀬にて
あちこちで駅舎が取り壊されましたが、まだいくつか古いタイプの駅舎も残っています。この駅自体は残るはずですが、新会社発足と共に駅舎は建て替えられてしまうのでしょう。
別れを告げるポスター
あちこちの駅でこのようなポスターを見かけます。
式典
「最後の日」を実感する一コマです。
再び岩瀬浜
フリー切符の特典を活かし、何度も何度も行ったり来たりを繰り返します。時間が経つにつれ、だいぶ人も多くなってきました。
花束贈呈
微笑ましいですね。
レールクイーン現る！
「あ… あの… よ… 横見さん？」
不意に声をかけられたそこにはとってもキュートな美少女が！
最近になって鉄道が好きになり、今ではすっかりハマリ込んでいるとのこと。先週も来ていたとかで、なかなかの入れ込みよう。赤い「18きっぷ」を買うためにわざわざ九頭竜湖まで行って来た、と得意気にブツを見せてくれました。
是非レールクイーンに、とお願いしたら、「私なんかでいいんですか～」と快く（？）ＯＫしてくれたので、近々顔写真をアップさせていただきますね。
それにしても、こんなカワユイ子から声がかかるなんて、感激!!
大広田
それからも適当にあちこち乗り降りしてみます。大広田は簡素な駅舎ですが、ここも駅舎は壊してしまうそうです。
またまたまたまた岩瀬浜
相変わらず人が絶えません。でもさすがに少し飽きてきました。
「パンダ駅長」さん
すっかり日も暮れたところで、このサイトの掲示板にもたびたび書き込んでくれている「パンダ駅長」さんから声がかかる。去年の「上州福島イベント」以来の再会です。ナント新会社となる富山ライトレールの運転士になるそうで、今度は是非「仕事場」でお会いしたいものです。
お別れイベント
いよいよ最後の瞬間が近づいてきました。
最終列車は大混雑
いったいどこからこれだけの人が…
乗り切れなくなるといけないので、早めに車内に入って待機。何とか往復してくることができました。
これで富山港線は永い歴史を閉じたけれど、２ヶ月後には、富山ライトレールとして、より便利な路線へと生まれ変わります。今度来る時は、新しい電車に乗って、今日のことを懐かしく思い出しているでしょう。しばらくの間、お別れです。
記念乗車証
今日だけ配布したようです。記念になりました。