ここに居られるのも今日が最後です。だから気合いを入れて乗ります。
「鉄子ツアー」(31話)に参加してくれた山際クンです
彼はここの運転士です。
今日は宇出津を6時9分に出る一番列車からの乗務です。
朝早くからご苦労様です。
山際クンが運転します
ハンドルを握れば、楽しく過ごした2ヶ月前の「鉄子ツアー」の彼とはまるで別人。まさにこれぞプロの運転士!
金沢方面からの接続がまだない9時頃までは、軒並み列車はがら空きで、完全に貸切状態。この区間は海が特にきれいな所で、こんな風光明媚な車窓風景を独り占めできるのだから、たまりませんな。
国鉄時代は臨時駅だった沖波
国鉄時代は「立戸の浜」と称する海水浴シーズンだけ列車が停まる臨時駅でした。その割には居心地のいいきれいな待合室があります。
社交場ともなっている鵜飼
木材と大きなガラス窓が調和した洒落たデザインの駅舎に建て替えられた鵜飼は、地元住民や旅行者、通学の高校生のちょっとした社交場ともなっています。せっかく新調したというのに、3月一杯で閉めてしまうそうです。もったいないですね。
波並にて
このあたりは海岸線を走行します。今日はとてもいい天気になったので、海辺を散歩してみました。
かつてはブームに湧いた駅 恋路
恋路は国鉄時代、海水浴シーズンだけ列車が停まる臨時駅でした。
そのネーミング「ラブロード」から、この駅の切符を求める若者が絶えず、夏場の2ヶ月間だけで実に10万枚以上の売上を記録したのは昭和50年。
今はひっそりとした無人駅に舞い戻り、そんな古き良き時代も、間もなく永遠に忘れ去られようとしています。
穴水駅0番ホーム
穴水始発となる「能登線」の列車は0番ホームからの発車がメイン。3月一杯でこのホームは御役御免となるのでしょう。
売店に居た人は…
実は珠洲市議会議員の赤坂敏昭さんです。いろいろとお世話になりました。
蛸島、そして、のと鉄道を去る時がやって来ました
いよいよお別れです。