のと、日立、名鉄と３つも鉄道がなくなるのですよ。悔いの残らないよう、徹底的に乗っておきたいではないですか。てなわけで、今日は名鉄「６００Ｖ線」を訪れました。
名鉄の今回の廃止予定区間が全線乗り放題となる「岐阜600Ｖ線区１DAY フリーきっぷ」が1600円で発売されています。
新岐阜駅前から発車する黒野行の路面電車
電車は１５分間隔で頻繁にやって来ます。これがあと10日もしないうちに廃止になるというのがとても信じられません。
外は雨です。こういう日は乗りつぶしが向いています。
黒野到着
とりあえず揖斐線の現在の終点、黒野まで乗りました。2001年９月末までは、さらにここから本揖斐方面と、それに谷汲線も分岐する主要ジャンクションとして活況を呈していたものです。今は岐阜方面の電車が降り返して行くだけの終着駅へと成り下がってしまい、随分寂しくなりました。
新関にて
新岐阜（名鉄岐阜）まで降り返し、今度は美濃町線の新関まで行きます。1999年３月末までは、さらに美濃まで線路が続いていて、ここもその乗換駅として賑わったものです。
終着駅の関
６年前の美濃町線末端区間の廃止に伴い、並行する長良川鉄道との接続改善を図って設けられたのがここ関駅。新関から３００メートルくらい線路を伸ばして新設されたわけですが、あれから僅か６年で御役御免となるとは、当時は夢にも思いませんでした。
キクチも訪れた上芥見
「鉄子」でも取り上げた上芥見。相変わらず雨は止まないけれど、思い出深い所だけに、やっぱここは降りたいですね。間もなくここは、ただの道路になってしまうわけです。惜しい！
駅弁を食べた場所
「鉄子」第11旅の上芥見にて、駅弁を食べたのが右上の部分。下を通る電車をここで眺めながらのんびり過ごしたものです。懐かしいナ。
ただ今日は雨で濡れていて滑りやすく危険なため、登るのは断念。良い子は真似しないように。
実はキクチも訪れた美濃北方
現在の名鉄「６００Ｖ線」において、昔懐かしい雰囲気の漂う駅舎らしい駅舎があるのは美濃北方くらいでしょうか。漫画では直接触れていませんが「鉄子」第２９旅では、この駅も訪れています。菊池さん、覚えていますか。
再び黒野へ
すっかり日は暮れてしまいましたが、ようやく雨も上がったので、駅前を散策してみます。３年半前の揖斐・谷汲線廃止間際の大混雑がウソのような静けさです。数日後には、当時を思い起こさせるような賑わいになることと思いますが、今度はこの駅そのものがなくなってしまうわけですから、とても切ないですね。
徹明町付近
夜の町をコトコト走る路面電車の姿も素敵です。見ていてちっとも飽きません。
野一色にて
電車が来るとほっとします。