「18」シーズン到来。今冬こそは使ってやるぞ、と意気込んで。


身延線
横見浩彦の近況報告!-09.12.11-01
朝イチの東海道線に乗り込み、富士で身延線に乗り換え。そういえば身延線を訪れるのも15年振りくらいか。車窓右手には富士山がデデーンと迫り、左手には富士川の渓谷美。富士宮を過ぎれば車内はがら空きとなり、ボックスに足を投げ出してのんびり寛げる幸せ。ロングシートに「18族」がワンサカ押し寄せる東海道などとは違い、鈍行ならではの魅力が満載。至福のひと時を堪能します。


小海線へ
横見浩彦の近況報告!-09.12.11-02
予定では、甲府から上諏訪に出て、飯田線を縦走するつもりでしたが、ふと小海線に行きたくなり、小淵沢まで来たところで急遽予定を変更。その場の思いつきでコロコロ予定を変えられるのが「18きっぷ」の魅力です。優柔不断の自分にはまさにぴったりの切符ですね。独り旅だからこそできる芸当でもあります。


清里へ
横見浩彦の近況報告!-09.12.11-03
小海線も空いていて、こちらもボックスを独り占め。雄大な八ヶ岳を眺めながら林の中をひた走る高原列車のすばらしき車窓にノリテツとしての血が騒ぎます。ずっと乗っていたい衝動に駆られますが、途中の清里で降りてみることにしました。


栄枯盛衰
横見浩彦の近況報告!-09.12.11-04
ここで降りたのは、清里がここ数年ですっかり様変わりしたとのウワサを耳にし、気になっていたから。それまでの静かな高原が、お洒落な店やペンションが林立し、「ミニ原宿」と化したのは確か80年代から90年代にかけての頃。クレープの店が軒を連ね、若い女性で溢れ返っていたのを当時驚きの目で眺めたものでしたが…


人が…いません。駅前通りにも周辺にも観光客は一切見かけず、かつては大賑わいだった土産物屋や様々なショップは軒並みシャッターが下りていて…
いくらシーズンオフの平日とはいえ、こんなにも人がいないとは。
以前は新宿からの直通臨時列車「葉ッピーきよさと」まで運転されたものでしたが、それももう昔語りなのでしょうか。


キハE200
横見浩彦の近況報告!-09.12.11-05
小海線に導入されているハイブリッド式気動車のキハE200です。今はまだ一部の列車に使用されているだけですが、いずれはこの車両が主流となるのでしょう。

その後は中央本線で真っ直ぐ帰宅。切符をフルに使いまくったというほどではないけれど、個人的には大満足。たまにはこんな気ままな旅もいいですね。