<中国の金貯蓄>
最近、金の価格の急上昇がニュースになっている。この原因の1つに中国が買い漁っている事があるのか?
金価格の上昇は地政学的不安や、ドルの信用不安のせいだと聞くが、中国が特にその動きが活発なのは何故? 尚、米国は80年代以降、保有量に変化なし。
因みに、初期の米国の金保有量の急激な低下と80年からの一定化は、固定金利制から変動相場制の導入で金を準備する必要がなくなった為か。
但し、移行は1973年なので、その前からの低下は固定金利が保てない状況(財政赤字や対外戦争、支援経費)がそれ以前から起こっていた事を示す。【変動相場制移行は原因ではなく、結果】だと言う事を示す。
以上、間違い等あれはコメント希望。
<腑に落ちる>
読んでいる本に非常に重要で、かつ日頃から漠然と思っていた事が、ズバリ書かれていて、しかも様々な社会現象が上手く理解出来る説明がえられた。即ち、
『異次元金融緩和は、目的も手段も間違っていた。賃金の上昇を目指すべきところを物価の上昇(インフレ・ターゲットの事か?)を政策目標とした』 と言う点。
だから成功しないのは当然![]()
更に、日本とアメリカを比較して米国の賃金が上昇したのは、工場製品=財の生産性向上ではなく、【サービス部門の生産性向上】だと言う事をデーターを示して解説され、様々の事柄が全て腑に落ちた。<これ大切‼️
前者は中国が世界の工場になった事で工業製品の価格はそのままで、これは米国のラストベルトを生み出した。<1つの解答
その代わりに、米国はサービス部門の生産性向上で新たな活路を築いた。しかし日本はそれに乗り遅れたので、賃金の上昇がなかった、否、実質賃金は低下した。<もう1つの解答
『日本が先進国から脱落する日』4
1章の最後に著者は70年代、80〜90年代、そして現代の状況をロンドン滞在で表す。曰く、
70年代はロンドンの三流ホテルにしか泊まることができなかった。そして80、90年代は一流ホテルに泊まれる様になり、再び今、三流ホテルに戻ってしまったと。p42
これは80年代、まさにStanford大学で貧乏留学生していた私がメキシコでリッチなユカタン半島旅行が出来た事と重なる。
ドルで奨学金をもらっていたので、月1,000💲程度。それでなくても家賃の高いPalo AItoでは、とてもアパートには住めない。四人でシェアハウスで何とかキチキチの生活をしていた。
ところが、強い💲のせいでメキシコのペソに換金すれば大金になる。それでリッチなユカタン半島旅行ができたわけだ。
80年代は 円≧ドル>ペソの関係式
2章では【円安麻薬】が語られる。為替レートは本来自動的に是正される筈だが、それが円安になるのは経済政策にバイアスがあるからだと断言する。p47
そして日本の政治は円安による安易な利益増を求めたと。これは自民、民主に関わらず、同じ政策を取った。p49
これは企業利益=株主利益を求めた結果で、p55 労働者の実質賃金低下と消費者物価への転嫁でなされた。p51~52
本来なら技術革新、IT革命などの生産性向上でやるべき事を【安易な円安】で切り抜けた。p55
したがって、実質賃金は90年代中頃の1割減だと。p58
3章で面白いことが書かれていた。それは、経済指標は素人には分かりづらいので、詭弁に使われた例を紹介する。2019年、安倍内閣で賃金が上昇しないと言う批判に対して、
『総雇用者所得が増加している』との反論だ。これは確かに2018年に増加した。その理由は女性の非正規従業者が増た事で総所得が増え、代わりに平均賃金が押し下げられたのが現実。p71
この事を著者は『ソクラテスについて述べよ』の質問に『ソクラテスはさておきプラトンは』と答える様な詭弁だとする。p71
確かに素人にはこうした経済用語は理解が難しい。しかし実感覚として経済は感じることが一般庶民でも分かる。
それを誤魔化す政府に対し、このところの選挙結果があると思われる。しかし、それだけでは『どうしたらこの経済的困難を克服出来るか?』との答えが出てくるものではない。
しかもそれが往々にして国民に痛みを伴うものであれは尚更の事。


