三社参り & 『クレプトクラシー』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<元旦は三社参り>

夜明け前にシャワーを浴びて7時前から日の出を拝むのを兼ねて近所の1社、貴船神社を参詣。生憎天気は曇りで日の出は拝めず。午後からはあと2社、地元の宇美神宮とモール近くの三宮神社を訪問。

 

貴船神社


東の空に日の出は拝めず。

 

宇美神宮

図書館前の無料駐車場に停めて徒歩で少し歩くが神宮にアプローチ。地元民だけの知るルート。5分もかからず、本殿裏から上宮(奥宮胞衣ヶ浦)へ続く参道に入る。赤く見える橋が参道。


 

丘の上に位置する上宮まで来る人は少ない、地元民だけか? 


 

上宮に参詣後、本殿に。ここは何度もレポートしたので、マニアックな探訪を今回は紹介。


本殿に向かい右手に広い駐車場が在るが、その端、神宮側から見えないところに神宮寺跡地の表札が出ている。しかも逆向きに表示され神宮からは見えない。明治時代の廃仏毀釈により取り壊されたもの。日本の仏教伝来以来の神仏混淆の伝統が最近になって怪しげな国家イデオロギーにより無ものにされたことの意味を日本人はよく考える必要があると常々感じている。


  

三宮神社

車をいつものモールの駐車場に停めて徒歩10分ほどで到着。ここでの今回のプロジェクトは神宮寺の跡地探し。太宰府安楽寺の日記(廃仏毀釈により明治に壊された)によれば1164年創設とされるので神宮寺はあったはず。当時の氏子は130戸とされるので大きくはないが、安楽寺系列だろうから末寺はあったと考えられる。



周囲を探すも寺跡は見つからず。但し、神社の南側、参道から本殿に向かって右手に公民館が位置する。ここにかつての神宮寺があった可能性がある。


それは、これまで神宮寺跡地(太宰府天満宮、宇美神宮)はいずれも参道から本殿を見て右手手前に寺跡が位置することから、まさにこの位置がそれに相当し、かつ民家ではなく共有地になっていることからもしかすると元々三宮神社の敷地だった可能性がある。これについては今後の課題。

 

ところで、いつもは夕暮れから夜にかけての散歩で気がつかなかったが、明るいうちの貴船神社への参詣で新たな発見があった。これについてはまたいずれ詳しく紹介したい。

 

三社参りの後に、モールのスタバで休憩を兼ねて読書。資金洗浄の知り方を自分なりに図解してみた。


そんなこんなで、8km. 11834歩、19階分の運動でいつもより多い爆笑 

 

 

 

<身勝手な言い草>

テレビ番組を観ると正月のカウントダウンで渋谷の交差点で外国人旅行者が大勢集まり大歓声と批判げに報道するが、

 

「インバウンドで金儲けはしたいが、面倒は嫌だ

 

何と身勝手な言い草!

 

 

 

 

『クレプトクラシー』4

こうした会社登記を容易に法律を改正したデラウエア州が1930年代に得た登記収入は何と州の総収入の42%!にも及ぶとか。そして現在(2020年)でもその比率は殆ど変わっておらす年間15億ドルに及ぶとか。p077

 

こうして造られたペーパーカンパニーの背後にいる人物の素性についてデラウエア州は『基本的に何も要求しない』とか。p078

 

ここで『ロード・オブ・ウォー』という2005年公開の映画を紹介してある。この映画の主人公の取引先には世界中の軍事指導者やタリバンの意向を受けた代理人がいたとか。p079

 

残念ながらこの映画は見たことないのでYouTubeの予告編サイトを貼っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=_blqZOmoaKo

 

しかしながらそうした州はデラウエアだけではない。次に紹介されるのがネバダ州。しかもここは意外と最近、1990年代だ。その理由に州の赤字があったらしい。その額は1億3千万ドル。


切羽詰まった州政府はデラウエア州を真似をし始めた。様々な制度変更が行われたが、その中には先の身元確認の撤廃も含まれたとか。p086 なんということだ! まさに犯罪誘導のための制度改正。

 

ここで漸く2016年に世界を驚かせたあの『パナマ文書』の話が出てくる。p090 これは1000万件の内部資料がパナマの会計事務所から流失したことから、闇に閉ざされていたほんの一部が明らかになっただけで、それより昔から、かつ大規模にペーパーカンパニー捏造の歴史はもともと米国が先を作っていただけ。初めて知ったことばかり!

 

ちょっと先走って書くと、こうしたペーパーカンパニーの共犯者には銀行がある。その資金洗浄についての様々な問題が明らかになり、否応なく改善が要求されたきっかけはあの「9−11」だったよう。p142〜

 

犯人がテロ工作資金を米国に送った経路が明らかにされ、それに伴い改正法が施行されたことで調査が進み、またその後起こった銀行の破綻で内部資料が明らかにされたことが大きいらしい。

 

ここで面白い例が挙げられている。ある銀行、ワシントンの老舗の銀行リッグスがテロ資金の洗浄に使われたとの疑いで調査された時。この銀行は会計システムが未だに一部手作業で処理されているとの奇妙な言い訳をしたとか。p156

 

そう! 今問題になっている政治資金報告書も手作業だ、これをアプリでキャッシュレスに処理するように変更すればかなり違法な資金の流れは摘発されるはずだが、未だにこれを変えようとしないのはこれが理由。間違いない!

 

手作業は犯罪臭がする!

 

因みにこの老舗の銀行リッグスはその後、捜査が進み様々な内部資料が明らかにされ、2005年に破綻消滅したとか。p155