『中国農漁村の歴史を歩く』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今日は朝から予定が山積み大変だ~



<昨夜のSalson>
週末は恒例になったSalsonへGO。天神はb4 Coronaに戻り、行列のできるお店もチラホラ。但し、Salsonの人出は今ひとつ。しかし、その分フロアーに余裕があったので大技を久しぶりに試してみた。女性を片手で投げて回転させるというもの。

写真2




<未解決の課題>
昨日、サンチアゴ巡礼に関してコメントがあったが、フィールドワークとしてこれを調査したとのこと、ちょっと不思議に思った。というのもこの巡礼、20世紀末に突然、復活したもので伝統ではない。
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ロマネスク期に始まったものだが14世紀には廃れていたという。それが突然、1970年以降に復活し1990年頃から急上昇した。何かそうさせたのか、まだ未解決の課題だっただけに。興味を感じた。

 

 

 

 

『中国農漁村の歴史を歩く』
太田出著、京都大学学術出版会、2021年初版。

出たばかりの本で、図書館の目立つところに展示してあって気楽に手に取ったのだが、最後の方にコロナと毛沢東の神話を絡めた内容が描かれているようなので急遽、読むことにした。

著者はフィールドワークを行う歴史家(近代中国史)。そのフィールドの1つに钱塘江上流域の建徳市にかつて、明清時代にまでいたという賎民の歴史を探る旅に出かけたことが描かれている。p5

建徳市は一度行ったことがあるし、そこの被差別民の話も何度も聞く事。非常に興味深く読み始めた。さらに読み進めると費孝通の話まで出てくる。p10

費孝通は、「中華民族の多元一体構造」の著者で読んだ事がある。批判はあるが避けては通れない命題。
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https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3721/trackback

こうしたフィールドワークは戦前から満鉄によってやられたが、その第1期では占領地の研究調査という事で「敵としての自己」を調査員が感じていたらしい。そうした状況でまたどれだけの真実を記録できたかも怪しい部分がある。p29

第2期は改革開放時代で友好な状況で行われたらしい。ただし、当局の支援のもと(監視付き?)に行われる以上、限界もある。p33

第3期は著者らの仕事で、ここではまた締め付けが厳しくなる。

ここで面白いことが書かれていた。それは上記のような事情があるため、歴史の証言者を実名で記録するか、匿名でするか悩ましいらしい。文化人類学や地理学では匿名との合意があるらしい。しかし、歴史学では実証性を重んじることから実名制だとか。p48