今日はオフ日。また午後からスタバで読書三昧かな? 暖かいが雨が降りそう、でもモールなら散歩がてらに運動もできるし。久しぶりに本屋にも寄ってみたい。大抵くだらない本が多いが、見つけたら入手したい本(既読の古本)もないわけではない。
<省エネ>
3-11の事故以来、非常にエコ志向となり、様々な試み(太陽熱温水器の積極使用、LED交換、寝室の移動=クーラーの効果的稼働)を行い、それなりの効果を上げていた。(但し、LED交換は殆ど効果なかった)
今日改めて、その経年変化(2011年比)を見ると、確かに効果は上がっているが、何故か去年ガス使用量が突然増えていることに気がついた。
図 赤線G=ガス、青線E=電気
最初、理由がよく分からなかったのだが、考えてみると、2020年の7月にコロナでスポーツクラブを退所したことが理由だと気がついた。
それまでは、ほぼ毎日スポーツクラブで温泉に入り、自宅ではお風呂に浸かるということが余りなかったが、ジムをやめてから自宅での温水使用量が増えたということ。これも数字にして初めて気がつくこと。「数字でナンボ」の世界。
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『辺境中国』8
現在8,000万人いる共産党員よりも多い人口のキリスト教徒が中国にはいるらしい。但し、これは地域性があり雲南や吉林省に多いらしい。p289 知らなかった。
彼らが集まるのは「家族教会」。大勢での集会は勿論当地では監視、規制の対象となる。p290 しかもこの教会、意外なことに福音主義キリスト教だとか。p293 韓国もこの手の教会が多いというから、何らかの関係があるのかもしれない。延辺の朝鮮族自治区の朝鮮系は韓国よりも伝統的朝鮮民族らしい。p296 こうした話は初耳で、興味深かった。
また北朝鮮からの逃げてくる8割は女性で、これは吉林省の農村部には女性が少なく嫁さんの需要が高いという驚くべき話も出てきた。但し、彼らはある程度の中国語の能力ができた段階で農家から逃げ出し、更に雲南経由とかでタイに逃げ出し、結婚があくまで手段としてつかわれている場合もあるとか。著者はそのような実例を紹介する。実に驚くべきこと。そしてこのルートを紹介するのが韓国系宣教師だとか! p299
満州族の祖先、女真族の発祥の地は黒竜江省。黒竜江省と極東ロシア地域はオロチョン族とホジェン族が分布する。元々極東ロシア地域は清朝時代(1858年)にアイグン条約、2年後北京条約でロシアに奪われた土地。p304
2008年に両国合意を見て、少し領土を取り戻したが中国人にとってロシアは信頼できない国というのが事実だという。p307 これは今のウクライナ情勢を考える時に忘れてはならない視点かもしれない。
ちなみに先のオロチョン族は狩猟民族で内モンゴル自治区にある黒竜江省の飛び地「加格達奇区」はオロチョン語で「松のある場所」を意味するらしく、古くはこの地区一帯は原生林が広がりオロチョン族が狩猟を行う地区だったとか。
このオロチョン族は凍結したアムール河を自由に行き来し加格達奇区を往復しただろうから、それがこの地区を現在も黒竜江省に属させたのではないか? これについては今後の課題。それに対しホジェン族はアムール川での漁撈、定住生活をおくる民族。p315
この著者は極東に住むロシア人は最近の中国の経済的発展とこの地区への漢族の移住人口の増大で中国に対して警戒心を持つという。ロシア人は1991年の800万人いたが、2014年時点では650万人に、隣の東北部には1億人の中国人が住んでいる。p332
この本の最後に中ソ国境の対比が語られる。夜になると闇に沈むロシア側とネオンの明かりに輝く中国側の対比は象徴的だ。p334
あまり期待しないで読んだ東北地方の辺境中国だが、一番興味深かった。特に中ソの関係はそれほど親密ではない、というか、相互不信の関係。