<愛国を語る資格なし>
「反日的な人が五輪開催に強く反対」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a50f0694a6bcd4c0741435bcdcbdac41b4147f11
はあ? 「僕ちゃんお腹が痛い」と言って、
二度も国政を放り出し、責任から逃げ出した男に愛国を語る資格はない!!
自分と異なる意見を持つ人間を反日とする卑怯者!
『デジタル エコノミーはいかにして道を誤るか』はまだ半分も読み終わっていないので今日、隣町の図書館に再度貸し出しの手続きに行く。
この本の中で突然、『国家はなぜ衰退するのか』が引用され、アセモグルとロビンソンが以下のような結論を述べていたことの紹介がある。
<投票権の拡大は社会不安や革命を深く憂慮した政治階級による理性的判断だったと>p130
一度読んだ本だが、そのような記載の記憶がない。できれば章とか引用してもらうといいのだが、本1冊ドンと引用されても調べようがない。
それで思い出したのだが、あの本は『大講堂の教壇の上から抗議を受けるような内容』ということで不満を持った。以下のように読後の感想を述べている。
『具体的データーが少しもでてこない、ここで述べられていることは著者の解釈であり。生のデーターを提示してそこから読者とともに分析していくということがない。これが読んでいて退屈さを感じた最大の点』
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4889/trackback
さらに、あの本の中に中国の将来を占う部分があるが、
『中国の収奪的政治制度化の成長は持続的ではない。長期的には限界に突き当たる』p247 p284 そして、いずれ活力を失うと予言する。p252 p257 さらに『習近平氏になってからますます政治的には収奪的になっているとも』
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4889/trackback
しかしどうだろう? 中国の将来は決して衰退するように見えない。むしろ衰退の兆しがあるとするなら、アセモグルとロビンソンのいう収奪的政治体制でなく、人口学的時限爆弾の方だと思っている。
彼らが最初にイデオロギーがあり、そこからの解釈なので未来の予測を誤っていると感じる。その意味でも個人的にあの本は高く評価していない。でもアマゾンの評価では星4.2つでかなり高いのですが? ま、人それぞれということかな?
1つだけ最悪の評価をつけた人の意見に、
『結論ありきで、きちんと説明できてない点が多い』
とあったが、その意見に賛成かな?
図書館の帰りはそのままモールのスタバへ(汗)結構人出は多かった。
『つくられた格差』15
まず、著者は包括的国民所得税を提案する。これは労働所得だけでなく、企業利益と利子所得全てにかかる。基本は利益の総額で控除や適応除外は一切ないとする。p274 そして全ての所得に一度だけ課税する。p275 所得移転がなくなるのでそれが可能になる。
以前も紹介したように、著者は税制をどのようにかえれば、現在の格差がどれだけ解消されるかを確かめるツールを紹介する。大量のデーターを収集し、これに彼らが作成したプログラムをウェブ上でうごかして誰でもがシュミレーションできる。これらのデーターもプログラムも入手可能なので、彼らの結論を否定したり、批判したりする人はそれらを用いてやれば良い。これこそ「反証可能性を保障する」もの。実に素晴らしい。場所は此処、素人でも楽しく遊ばせて貰いました。p284~5
https://taxjusticenow.org/#/
ピケティもそうだが、彼らの凄いところは本に載せられないものはこうしてWeb上に載せて誰もがアクセスできることだ。こうした先進的試みを日本の経済学者もしているのだろうか?少なくとも私は知らない。
様々な提言を語る経済学者や自称経済評論家は多いが、大抵口先だけの政治的思惑を含めた経済論争で非常に「軽く見える」
因みにサエズの共著者であるガブリエル・ズックマン(Gabriel Zucman)は2019年にベルナセル賞とスローンリサーチフェローシップを受賞した現在34歳(1986年生まれ)の期待の若手。これからも注目しておこう。
それは兎も角、この本間違いなく、『お薦めの1冊』となった。何とかして二回目の延長手続きをせずに図書館に返却できそうでよかった。流石に二回目の再借り出しは気が引けるので。
追伸: WeChatの音声認識モードを試してみた。確かにちゃんと認識できている。これは使えそう。