行動心理学 & 『政治経済の生態学』7 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<今日は三連休の最終日>
リタイヤした者に連休もないのだが、Google COVID-19の予測を重視するので何処にも行かず巣篭もり状態の三日間。

出歩かない方がいいのは頭では判っていても、色々「理由」をつけて外出し、後から正常性バイアスで正当性の「理屈」をつけるのが人の常。今ほど行動心理学が求められる。



<GO TOに関して>
「東京行」は可能だが「東京発」は難しい? 出来ないことを上手に説明する者ばかり。

「無能者! どうしたら可能になるか、知恵を出せ!」 と言いたくなる。

100%制御できなくても90%できれば、それだけでもリスクは大幅に減らせる。そんな発想ができないのか?



<「桜を見る会」に捜査入る>
不謹慎かもしれないが、ワクワクしてきたゼ!!
https://news.yahoo.co.jp/articles/55407eb63c7f50d5db08bfaea02333355bc94614



『政治経済の生態学』7
スウェーデンは国際競争力のある少数の企業と労働組合エリートの手に握られて、決して民主的ではなかったとの指摘がある。このことが様々な政治的問題を70年代に引き起こし政治的不安定を引き起こしたとも。また、経済的にも福祉国家の維持は公的支出は増大し税負担も増えた。p71~72 

ここらのスウェーデンの政治史は複雑でなかなか頭に入ってこないが兎に角いろいろな変遷を辿ったようだ。

ところで、スウェーデンの教育投資はスバ抜けている。表2-11に日本、米国との比較がなされているが(GDP比)、日本はすべての分野で低い、ただ注目すべきは米国は1990年代はスウェーデンとあまり変わらなかったが、2000年代にはいり差をあけられた。特に高等教育では2倍の差となっている。因みに日本とは4倍の差がある。p83

これについて、以前野口氏が日本は初等中等教育よりも、高等教育により投資をすべきだとしていたが、このこととも関係する。具体的には『高校無償化する金があれば、成績と能力のある大学院生に奨学金を』と述べられていた。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3207/trackback

次に注目するのは以下の件。先に述べたようにもともとスウェーデンは均一な国民からなっていたが、20世紀末から21世紀に入り、大量の移民を受けいれたこと。この本が書かれた段階(2010年)で人口の12%が外国生まれ、非北欧系が全体の1/4を占めるという極端な移民大国になってしまった。p88  これは1つには高齢化で労働人口が減ることを若い移民で補うというヨーロッパ一般的に行った背景もあるに違いない。