今週一杯勉強はお休みしようと決定(<決断することか?)
<世界での感染拡大>
世界での拡大が中国での初期の様相と似ている。右端の図の最初と3番目の山は共にRT-PCRによる確定診断なので比較可能。(中央2番目の鋭いピークはCTによる「仮」判定)
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
<先生、それは致命的なミスですよ!>
広島大病院感染症科の大毛宏喜教授が「感染者の割合の少ない地域ほど偽りの陽性が多く出る」と話したとか。陽性の人の半分以上が「偽り」のことも想定されると記事はいうが。それはおかしい!
https://this.kiji.is/608400804939039841
それは致命的なミスをした場合。確かにFalse negativeは起こり易いが、False positiveは致命的ミスをしない限り起こらないし、起こってもNegative controlで排除するのが検査の基本だ。
下のURLの図中、1、2レーンがNegative control(これは30年以上前の実例、今は高度に洗練されたReal time方式)
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6088/trackback
致命的なミスの可能性として、
1) 検量線用のpositive controlの試薬を間違って検体に混ぜる?
2) 検査官自体がコロナウイルスを運んでいて、しかもそのウイルスで検体を汚染させる? それだったらなおさら大問題!
『ペストの歴史』
宮崎揚弘(あきひろ)著、山川出版社、2015年初版。
現在の新型コロナウイルス性肺炎の蔓延に何らかのヒントが得られるかと思い読み始めた本。ただし、それ程内容があるとは思えない、ただ事実の羅列。流し読みできる内容。
ペスト流行には3回あったらしい。p8 中世のそれしか知らなかった。
1)ユスチアヌスの大疫(AD541~767)
2)中世の黒死病(AD1347~1840)
3)現代(AD1860~1950)
黒死病というのは19世紀以降に成立した近代語らしい。p25
イングランド各地の荘園の死亡率を比較すると農村はバラツキが大きい。29%~70%。
それに対し都市はやや低いらしい。35~40% p106
その理由は公衆衛生に対する意識の差かもしれない。p109 例えば、衣服や器具の消毒、焼却などをしたようだ。p150 この惨事は農民の人口を減らしたことで生き残った農民の待遇は上昇し(1347年に週当たり2シリングから1350年には10シリングまで上昇)、p123 また多くが都市に移動した。また一部は「東方植民」へ参加した。p121
検疫については、港に着いた船は40日間の停船、隔離を求められたが、感染者が生じた船の運命は何も述べられていない。p127 これが知りたかったのだが。
最後の数章は流し読みしたが、近代のヨーロッパが如何にしてペスト禍を防いだかを見ると、今の中国がまさに行っていることだと気がついた。即ち、
市門監視強化、健康通行証提示、強制隔離また燻蒸消毒など。p190
こうしたペストを何世紀も経験したイタリアはそれなりの覚悟があるだろう。