怠け者の1日 & 『世界の99%を貧困にする経済』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
アメレジストリーグ 295XP,+79XP 四十七分钟。

运动;一个Salsa课。



<怠け者の1日>
今日は二度寝で起きたのは11時、途端に勉強意欲が削がれる。今日は遊びに徹しようとDuolingoだけ少しやり、後はTV三昧。ラストエンペラーが凄くよかった。調べると1987年公開の映画だとのこと。観た記憶があるが多分公開直後だろう、再度見ても素晴らしい。溥儀の自伝『わが半生』を原作として作られたとか。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=21988

紫禁城の中は全て石畳だったと思うが、この映画では草地が広がる、もしかすると当時はまだ石畳ではなかったのかも?
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3819/trackback

午後から天神に繰り出し、Salsaクラスにも出る。そのあと空旅中国「鑑真が最後に見た絶景」もよかった!
https://www4.nhk.or.jp/P5713/x/2020-01-29/10/21024/2005313/



<ウイルスの物理的封じ込め>
今日無事武汉から日本政府が派遣した飛行機で帰国した第一陣が到着したとのニュースが入る。多分、帰国した人の中には感染している人がいるだろう。当然、感染予防と治療に全力を尽くさないといけない。この場合可能なのは物理的封じ込め。人が宿主なので生物学的封じ込めはできない。物理的封じ込めとしては、例えば病室は部屋全体が陰圧になっていて、ドアが同時に開閉できない仕組みになっていなければならない。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2273/trackback

実例はこちら。これは病室ではなく実験室。こうした機能を持つ病室はどのくらいあるのだろうか?
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/336/trackback

最早、SNSは新型肺炎ウイルスの話題ばかり

 




『世界の99%を貧困にする経済』
ジョセフ・E・スティグリッツ著、徳間書店、2012年初版。

著者のより新しい本も幾つか読んでいるので最初の50ページほどを読んでみた限り内容に今の所、目新しい点はなし。とりあえず暫く読んでみようと思った次第。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5162/trackback
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5112/trackback

著者はアマースト大学では物理を専攻しマサチューセッツ工科大学MITで『長期に見た時の不平等の進化と、不平等がマクロ経済的行動に及ぼす影響』が博士論文のテーマだったとか。p33

アメリカの中流階層の富は2008~2010年の間に40%が失われ、2010年に経済が反転した時、増加分の93%が所得上位1%の懐に転がり込んだとか。p10 著者はグローバル化そのものの善悪ではなく、グローバル化にうまく運営されていないことを問題する。p18 そして『1%の、1%の為の経済』を指摘する。

この中で平均的三人家族を想定しているが、それによれば手取りの年収を1万6,640ドル(~183万円)にしている。 p46 驚くほど低いが、本当か??

さらに車に全部で3,000ドル。その他の基本的支出に同程度(2,840ドル)を上げている。p46 ここで5,000万人のアメリカ人が健康保険に加入していないともいう。p47 これは先の本の数字と違う『実践行動経済学』では「アメリカには400万人の無保険者がいる」とされていた。が、どちらが正しいのか?
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6025/trackback

2012年に書かれた本だが2017年のトランプ政権誕生を予感させることが書かれている。曰く、『不平等がある水準に達した時… 生活向上を約束する大衆迎合的で不安定な政治制度が、結果として人々に落胆のみをもたらす…』p38 まさに今起こりつつあるアメリカの政治状況だろう。

ここでも1950年から1970年までは政策的に不平等が縮小し、レーガン革命で格差が拡大したとしている。p40 ここらの認識は世界共通のよう。問題はそれを良しとするどうかだ。

2011年の時点でアメリカでは失業者の半分が健康保険に加入していないらしい。p49  これは仕事を持っていても健康保険に入っていないアメリカ国民が多いという事実を知っているものとしては驚くことではない。

またここでも年金のことで今まで散々言われていたことが語られる。曰く、『一昔前のアメリカでは、大部分の退職手当が確定給付型の年金として提供された… しかし、現在の労働者のほとんどは確定拠出型年金に加入し… ここにはあきらかな危険性が存在する』p51 アカロフその他の人々が「何の保証もない」とか「匙を投げた」と表現したものだ。そしてこの傾向は日本でも進んでいる。

2005年から2009年までに平均的アフリカ系アメリカ人世帯は富の53%を失い、ヒスパニック系の世帯は66%を失ったらしい。なお白人世帯は16%だとか。p52  また230万人が刑務所に入っている。p55

ここまで読んで、もういいかな?と感じ始めた。以前読んだ同じ著者の本以上の新らしい事実は余出てきそうないのと、

「問題は分かった、ではこれからどうするか?」  の問いの方が今ではより重要だと感じたから。

2割程度を読んだ段階だがここまでとしたい。これも読めたから中断できたと前向きにとらえている。