藤まつり | じじいの戯言 三代目

藤まつり

天気の良い日曜日 かつ 女房も休日

 

前回も書いた通り、このパターンは、どこかに出かけるパターンである

 

 

とはいえ・・・

特に行きたいところがあるわけではなく

暑そうなので、温泉も魅力なく

何か食べたいものがあるわけでなし

桜も終わっちゃったし

 

天気良さそうだから、阿蘇にでも行って風景を眺めるか・・・

ああ、そろそろツツジの季節だし、

やまなみハイウェイあたりをのんびり走るのも良いかな・・・

 

というところで、

阿蘇かやまなみハイウェイを提案

 

久しぶりにやまなみハイウェイいいね!

ってことになり

九重側から下るか、阿蘇側から上るか?

 

まぁ、とりあえず大観峰辺りを目指すことにして

GoogleMapで確認

 

いつもだったら、熊本まで高速で下り、

阿蘇方面を目指すのだが、

ふと目に入ったのが、八女から小国町あたりまで伸びる

国道442号線

 

走ったことのない道を走ってみたくなり、ナビをセット

 

 

九州自動車道を南下し、降りたことのない広川ICから下道へ

広川から八女を通り抜け、しばらく走っていると

黒木 大藤まつり」という看板が目に入った

 

黒木、って黒木町?

大藤って何?

 

と不思議に思いながら走っていると、

黒木町に近づくにつれ、「大藤まつり」の看板が目につくようになる

 

何やろうね?

と女房と話しつつ、

ま、ちょっと寄り道してみるか、と

矢印に従って左折

 

更にしばらく走っていると、大藤まつり駐車場の看板

迷わず、車を停めたけど、

そこからどう行けば良いのか分からない

幾人か、人が行く方向に歩いていくと

 

あった、ありました 黒木の大藤

なんと、国の天然記念物でした

 

いやぁ、66歳になるまで、そんな有名な藤があるとは、

まったく知りませんでした

 

看板を見たら、樹齢600年だそうで

南北朝時代に植樹された由緒ある藤でした

 

 

   

 

   

 

大藤から駐車場に戻る途中、黒木町の裏通りを通ると、

いくつかの酒蔵が蔵出しの時期で、

無料の試飲をやってましたが、

運転があるので、涙を飲んで辞退

 

さて、駐車場に戻ると、脇に飾ってある蒸気機関車が気になって

説明文を読んでみると、

ここは、旧国鉄時代に廃線となった矢部線

の黒木駅跡、ということが判明 ⇒旧国鉄黒木駅

 

 

先ほどの大藤の石碑が、さびれたシャッター通り商店街

にむけて設置してあったのが不思議だったんだけど、

あちらが、当時のメインストリートで、

今、道路となっているところは、線路だったんだ、

ということが分かって、妙に納得しました


 

女房は、たまたま見ることの出来た大藤で、

すっかり満足したらしく、

もう阿蘇まで行かんでもいいねぇ、と

 

じゃあ、ぐるっと回って日田まで行って

日田焼きそばでも食べて帰ろうか、ってな話になり

ナビの設定変更

 

山道を走って小国町の手前から山越えするルートで日田方面へ


途中、「グリーンピア八女」とか「鯛生金山」の看板が見えたので、

おそらく、その辺りまでは、一度来た事があるはずだけど、

まったく記憶なし

 

小国の手前まで行くと下筌ダムやら松原ダムがあったので、
おそらく、バス釣りやってた頃に、
その辺までは来ていたはず
 

だけど、初めて見るような山道で、

対向車もあまりいないような静かなルート

なかなか良いドライブでした

 

 

日田で焼きそばを食べた後は、ただ帰宅するだけ、

と思っていたら、朝倉辺りまで来たところで、

女房が、ちょっと寄り道して、とのこと

 

 

なんでも、筑前町に「高場の大藤」というのがあるそうで、

「黒木の大藤」を見た時に思い出したんだと
 
ほんで、行ってみました
 
 
こちらの藤は、黒木町の藤よりも小ぶりだけど、
それでも樹齢百数十年
若い樹が多いのか、藤の花の匂いは、こちらの方が強烈でした
 
あとね
藤の花、って種類によって違うのかな?
イメージだと、花が長く垂れ下がっているのが藤の花だけど、
そうではない藤も混じってました

 

家を出た時は、こんなに藤づくしになるとは

思ってなかったけど、良いドライブになりました