2024映画日記(6):哀れなるものたち
題名:哀れなるものたち
原題:Poor Things
公式HP(https://www.searchlightpictures.jp/movies/poorthings)
監督:ヨルゴス・ランティモス
雑感:
劇場での予告編は、何回か観ていたが、
是非観よう、とは思っていなかった作品
ベネチア国際映画祭 金獅子賞、
ゴールデングローブ賞 作品賞、主演女優賞
アカデミー賞 多数ノミネート、という話を知って
観てみようと思い立った
予約段階で、R18+指定であることに気づく
予告編を観た限りでは、そんな感じはしなかったのだが、
よほどグロいシーンでもあるのか?くらいの感じ
さて、本作の大まかなストーリー
冒頭で、とある妊婦が大きな橋から飛び降りて自殺する
エマ・ストーン演じる主人公は、
この自殺した妊婦の体に、その胎児の脳を移植した
いわば、現代版のフランケンシュタイン
もっとも、フランケンシュタインは博士の名前だから
ウィレム・デフォー演じる天才外科医の方で、
エマ・ストーンはモンスターの方だけども
胎児の脳を移植されているので、
大人の体だけど、最初は乳児の行動そのもの
脳が発達していくにつれ、すこしずつ子供の動きになり
知性を獲得していく
その成長の過程を演じるエマ・ストーンの演技は、
流石であった
R18+指定だった理由
予告編には一切出てこない(当たり前だが)が
子供の心に大人の体なので、
性の喜びを発見すると、無邪気に没頭する
従って、オナニーを覚えると人の目も気にせずに始めるし、
セックスを覚えると、まぁ、やり続けるわけで、
確かに、裸のシーンやセックスのシーンが多数あるので、
R18+指定はうなずける
けど、エマ・ストーンが、所謂ペチャパイだったせいか?(笑)
なんだか、エロさは感じなかったな
後から気づいたけど、
編集なのか、所謂ボカしが、一切なかったのも
その一因かもしれない
あとは、世界観?映像美?
時代背景としてはビクトリア朝時代のイギリス
ということだから、日本でいうと明治時代辺り
その辺りの世界観が作りこまれていて、
映像は見事だった
星は、悩むけど三つ半にしておく
★★★★☆