2024映画日記(6):哀れなるものたち | じじいの戯言 三代目

2024映画日記(6):哀れなるものたち

題名:哀れなるものたち

原題:Poor Things

公式HP(https://www.searchlightpictures.jp/movies/poorthings)

上映時間:142分
映画館:ユナイテッドシネマ トリアス久山
配給:ディズニー
監督:ヨルゴス・ランティモス
キャスト:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、他

雑感:

劇場での予告編は、何回か観ていたが、

是非観よう、とは思っていなかった作品

 

ベネチア国際映画祭 金獅子賞、

ゴールデングローブ賞 作品賞、主演女優賞

アカデミー賞 多数ノミネート、という話を知って

観てみようと思い立った

 

 

予約段階で、R18+指定であることに気づく

予告編を観た限りでは、そんな感じはしなかったのだが、

よほどグロいシーンでもあるのか?くらいの感じ

 

さて、本作の大まかなストーリー

 

冒頭で、とある妊婦が大きな橋から飛び降りて自殺する

 

エマ・ストーン演じる主人公は、

この自殺した妊婦の体に、その胎児の脳を移植した

いわば、現代版のフランケンシュタイン

 

もっとも、フランケンシュタインは博士の名前だから

ウィレム・デフォー演じる天才外科医の方で、

エマ・ストーンはモンスターの方だけども

 

胎児の脳を移植されているので、

大人の体だけど、最初は乳児の行動そのもの

脳が発達していくにつれ、すこしずつ子供の動きになり

知性を獲得していく

 

その成長の過程を演じるエマ・ストーンの演技は、

流石であった

 

 

R18+指定だった理由

予告編には一切出てこない(当たり前だが)が

子供の心に大人の体なので、

性の喜びを発見すると、無邪気に没頭する

 

従って、オナニーを覚えると人の目も気にせずに始めるし、

セックスを覚えると、まぁ、やり続けるわけで、

確かに、裸のシーンやセックスのシーンが多数あるので、

R18+指定はうなずける


けど、エマ・ストーンが、所謂ペチャパイだったせいか?(笑)

なんだか、エロさは感じなかったな

 

後から気づいたけど、

編集なのか、所謂ボカしが、一切なかったのも

その一因かもしれない

 

 

あとは、世界観?映像美?

時代背景としてはビクトリア朝時代のイギリス

ということだから、日本でいうと明治時代辺り

 

その辺りの世界観が作りこまれていて、

映像は見事だった

 

 

星は、悩むけど三つ半にしておく

★★★