エコフローのDELTA2MAXに決めた。
金額としては、決して特別安いわけではない。が、一応セールという響きにのっかる形で決める。
価格はポイント等を考えると、13万くらい。
そして、以前書いた記事の内容に誤りがあるので訂正。
ポタ電を使用した際の節約についてだが、こちらは間違いだった。
冷蔵庫が年間1万、炊飯器が7000円という風に記載した。これは調べた数字なので、我が家のものとは完全に一致はしないが、近しい数値にはなるだろう。
実際には、ポタ電を使用することによる省エネ効果は、昼間のデイタイム及びホームタイムに太陽光発電で賄いきれない部分の相殺になる。補足すると、冷蔵庫は1万円としたが、実際にはナイトタイムの安い時間帯、デイタイムはほぼ太陽光なので無視。ホームタイムの時間帯が買電していることになる。夜間は昼間の3分の2程度の金額になることを考えると、ホームタイムの時間の分のみが節約効果がある。おそらく、金額に直すと
1万円の内、3分の1の時間は夜間料金。3分の1の時間は普通の料金。3分の1の時間は太陽光のため金額はなし。
具体的な数値で言えば3000円かかっていたものが3分の2の2000円になるのが関の山。
つまり、年間で1000円程度しか恩恵はないだろう。
炊飯器についても同様で、使っている時間帯は朝か夜が主。朝は夜間料金、夜は普通の料金。
保温の分もあるので、7000円の内の半分程度が炊き上げにかかったとして、3500円。そして、先ほどと同様にこの3500円の3分の2に抑えられる計算。したがって、3500円の3分の2に当たる2300円くらいになるので、節約効果としては1200円くらい。
二つを合わせても年間2200円くらいしか節約できない。これを10年続けたところで、2万強。
当初の目論見とは大きく異なる数値になる。
電子レンジを使う場合も含めて考えると、こちらはもう少し数値は改善するだろうが、結局は大勢に影響はない。
したがって、費用対効果という意味ではまったくもって無意味。
節約にはまったくならない。
では、なぜ購入を決めたのか。これは、やはり停電という非常事態に備えるという側面しかない。
一番は、家を日常と変わらずに機能させること。しかし、実際にはそれは不可能。いや、できると言えばできるのだが、卒FIT前にやるのは家計にダメージがでかい。
であれば、現在の最適解としてはポタ電で間違いないだろう。
どうせ、今買っても後で買っても節約にはならない。製品の質は今後さらに向上するだろうが、それを言ったら買うタイミングはない。一方、台風もそうだが、地震についても災害は突然訪れる。お金を出して買えるのであれば、めちゃくちゃ高い買い物ではないので早い方がいい。
10年後、FITが終わるころには、蓄電池の価格破壊が起きてるかもしれない。実際、太陽光はかなり金額が下がった。昔は300万以上支払う人が多いため、補助金の額が大きかった。しかし、補助金は打ち切られるようになった。それは、価格が100万ちょっとに落ち着いたから。
蓄電池も同様の事例が起きるかもしれない。
または、ポタ電の進化はすさまじいものがあるので、もっと簡易的なオフグリッドが手軽に始められるかもしれない。
今回、見送ったデルタプロ3がまさにそれ。2024年発売の機種だが、2030年には、きっともっと大容量になり、家との接続も身近なものになるかもしれない。
それまでのしのぎ、という意味で買うのはメリットと判断。
ここまでは購入理由。投資という意味では、回収がまったくできないので、もっと安い機種も考えた。
しかし、やはり最低限の容量というのもある。価格差が大きく乖離するのであれば別だが、価格差以上に本体の性能も異なるのでこちらの商品が現状はベストと思った。
とにかく、備えは最大限。不安を最小限。あとは、人知を尽くして天命を待つのみ。