M&Aというと、

大企業が行うという

イメージがあります。

 

 

しかし今や、

中小企業でも、

特に事業承継の場面

などでM&Aが活用

されるようになって

きています。

 

 

今日はそんな

お話です(^ ^)

 

 

<毎日更新512日目>

 

<目次>

1.京都の老舗コーヒー店がM&A?

2.中小企業もM&Aで事業承継を行う時代?

3.今日のまとめ

 

  1 京都の老舗コーヒー店がM&A? 

 

京都市にある老舗コーヒー店の

「イノダコーヒー」が、

投資ファンドに株式を譲渡

したとのニュースが

ありました。

 

 

イノダコーヒーは、

1940年創業で、

京都を中心に9店舗を

展開する会社で、

レトロな雰囲気が観光客にも

人気のお店だそうです。

 

 

過去には、

あの高倉健さんらの

著名人にも愛されたとか。

 

 

報道によれば、

イノダコーヒーは、

後継者がいなかったため、

アント・キャピタル・パートナーズ

という東京の投資ファンドに

事業承継の目的で株式を譲渡

したそうです。

 

 

これはいわゆる

M&Aと言われる手法

です。

 

M&Aというのは、

日本語に直せば

合併と買収という

ことになります。

 

 

「合併と買収」

というとなんか

物々しい雰囲気が

ありますが、

今回のような事業承継にも

使われる手法の1つです。

 

 

ただ、

イノダコーヒー

のような中小企業の

事業承継の場合は、

社長の親族や社員などが

後継者となることが

多いものです。

 

 

今回のような

第三者が経営を

引き継ぐM&Aの手法

が使われたというのは

ちょっと珍しいかも

知れません。

 

 

それだけ、

中小企業の後継者不足が

深刻化していることの

現れと言えそうですね。

 

 

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  2 中小企業もM&Aで事業承継を行う時代?

 

超高齢社会の到来で、

特に中小零細企業の

後継者不足が大きな

社会問題となっています。

 

 

今後中小企業の廃業等

による影響は、

約10年間で約650万人の雇用と

約22兆円のGDPが失われる

可能性があると言われています。

 

 

事業承継には、

主に次の3つの方法

があります。

 

 

1つは親族内承継

と言われるもの。

 

 

文字どおり、

社長の親族、

たとえば社長の配偶者や

子どもなどが事業を

引き継ぐパターンです。

 

 

顔の見える中小零細企業

であれば、

この親族内承継が

できれば一番事業承継が

スムーズに行きます。

 

 

しかし、

最近では、

少子化の影響もあり、

この親族内承継も難しい

会社が少なくありません。

 

 

社長に子どもがいても、

会社を継がないという

ケースもあります。

 

 

そこで、

もう1つの方法として、

会社内部で承継という方法

があります。

 

 

これは、

その会社の役員や従業員が

事業を引き継ぐという方法

です。

 

 

もし親族で後継者が

いない場合には、

会社の事情をよくわかっている

役員や従業員が事業を引き継ぐのが

スムーズでしょう。

 

 

しかし、

会社内部の承継は、

役員なり従業員なりが、

社長から株式を買い取ることが

できるか?

 

 

株式の買取り資金が

あるかどうかがネックに

なってきます。

 

 

やる気や会社経営の

ノウハウはあっても、

株式を買い取る資金がないと、

親族外承継もうまく

行きません。

 

 

そこで、

もう1つの方法として、

第三者が事業を引き継ぐ

社外引き継ぎの方法が

あります。

 

 

通常は第三者への事業譲渡や

株式譲渡の形で行われますが、

これがいわゆるM&Aという

手法になります。

 

 

親族内でも

会社内でも後継者が

見つからない、

そんな中小零細企業は

今たくさんあります。

 

 

そこで、

このM&Aの手法を

進めるために、

会社同士のマッチングを

行う事業も盛んに行われて

いるようです。

 

 

ただし、

M&Aの場合は、

まったくの第三者が

事業を引き継ぐために、

企業理念や創業者の想い

などがきちんと引き継がれる

とは限りません。

 

 

この点、

冒頭のイノダコーヒー

などは、

長年地元で多くの人に

愛されるお店だった

ようです。

 

 

第三者が事業を引き継ぐことで、

まったく性質の違った会社に

なってしまわないかどうか。

 

 

イノダコーヒーの株式を

買い取ったアント・キャピタルは、

イノダコーヒーの理念を継承しながら、

さらなる事業の成長と発展のサポートを

積極的に行って参ります」と

コメントしているそうです。

 

 

いずれにしても、

M&Aは大企業の

専売特許ではなく、

中小零細企業もM&Aを

使って事業承継を行う

時代が来ているという

ことですね。

 

 

  3 今日のまとめ

 

そこで、

今日のポイントは,

 

M&Aも中小零細企業の有効な事業承継の手法になり得る!

 

ということです。

 

 

しかし、

私の周りでも、

ちゃんと利益が出ている

会社なのに、

後継者がいないために

泣く泣く廃業する、

そんな会社も漏れ聞きます。

 

 

本当にもったいない

ことですね。

 

 

できるだけ

有効な事業承継の方法

を使って、

良い会社には生き残って

もらいたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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