私の知人で、タイのバンコクで働いている日本人の女性弁護士がいる。この人が今朝フェイスブックに投稿していた記事がおもしろかった。

  タイでは、電車が混んでいても、押し込んで無理矢理乗り込むことはせず、そういう場合は慌てずに1台待って乗るのが普通であり、マナーであるそうだ。

  ところが、この人が今朝通勤時に電車に乗ったところ、突然どーんと背中を後ろから押されてびっくりしたそうだ。そのあとすぐ、日本人男性の3人組から話し声が聞こえてきて、すごくイヤな、恥ずかしい気持ちになったそうだ。

  この人が言うには、日本人というのは、自国に来る外国人についてマナーがなっていないとか偉そうに言うが、自分たちも海外に出るとその国のマナーを守ろうとしない人や、マナーを知ろうともしないで平気でいる人がいるという。

  確かに、日本のテレビを見ていると、外国人、特に中国人に対するバッシングがすごい。やれマナーが悪いとか、中国人旅行者が日本製品を買いあさっている姿を「爆買い」などと称して揶揄する。

  しかし、かつて欧米諸国から日本人がエコノミーアニマルと揶揄されたこともあるように、海外に出てマナーの悪い日本人だってたくさんいる。

  あまり偉そうに他人様のことを言える立場ではないのである。

  それだけではなく、ここ最近、やたら日本人はすごいとか、日本はすばらしいなどと礼賛する番組や報道が多く、しかもそれを外国人に言わせていたりする番組も多くて、なんだか見ていてとても恥ずかしくなってしまう。

  日本人の美徳や日本の良いところを否定するつもりはないが、なんか日本が他の国と比べて優れているかのようにやたらと宣伝する番組や報道はどうかと思う。

  海外に出れば、どの国も日本にはない良い面や優れた面を持っている。そうしたことを忘れて、諸外国、特に近隣の中国などを見下していい気になっているように思えてならない。

  もっと広い視野を持つ必要があるのだろう。知性のない国になってはいけない。