自給自足生活に憧れ、まず味噌を造ってみることにした。
まず、大量の大豆をでかい鍋に入れて煮る。とにかく煮る。ざっと3~4時間煮込む。
大豆のいい香りがする。昔、お豆腐屋さんなどでよくかいだ懐かしい臭いだ。
その後、柔らかくなった大豆をすりつぶし、そこに塩と麹を入れてひたすら混ぜる。
この作業が実は大変で、冬なのに汗だくに。。。しかし、このあたりから段々味噌っぽくなってくる。
それから、味噌の保存用のカメに入れる。空気が入らないように慎重に。
そして、これを約1年間保存する。
うまく発酵して育ってくれれば良いのだが。1年後のお楽しみである。
日本人が普段何気なく食している味噌。こうやって作るのかととても勉強になった。スーパーで買っているだけでは絶対にわからない経験だ。
味噌に限らず、大豆は貴重なタンパク源。しかし、大豆の国内自給率は壊滅的な状況で、海外からの遺伝子組換え大豆の脅威にさらされている。
世間は今、TPP交渉参加の話題が盛んになされている。
もう一度足もとの食生活を見直し、我々が今一体何を食べ、それはどのようなもので、どこからどのように我々の口に入っているのか、よく考えてみる必要がある。