砂浜からの照り返しが、あの日とはまた違う気がする。
いつまでも日焼けの跡は同じ場所で、決まってそこだけ痒くなる。
自分の足をぼーっと眺めていたら、ヤドカリが横切る。ずいぶん大きな家を背負っている。
『…おまえにはずいぶん大きくないか?』
もうすでにヤドカリの姿はないのに、言った言葉はもしかしたら…自分自身へ?…
『んふふ…さてと…』
立ち上がって、尻についた砂を払う。
あの日から時間が経った
いろんなことが起きた…辛いことばかり起きた…
目の前が真っ暗な日が何日も続いた…
いつもいた場所は騒がしくて、煩わしくて。逃げるように全部捨てて来た。
誰も俺を知らない…
誰も…
でもどうしようもなく寂しくなる時がある…
勝手に捨てたくせに…あいつは今でも俺を…なんて…
そんなはずないのに、あるわけないのに…
こんな焼けるように暑い日は…
誰かの隣で眠るあいつを思い出す…
焦がれるようなこの想いは…
どうか焼き尽くして欲しい…
何も残らないくらい…
まだずっと熱い砂を握りしめて…
何も分からないくらい焦がしてしまえと、心から願った…
ははは…笑
暑さでおかしくなってます(^◇^;)只今の気温37.7度
誰に焦がれてるんでしょー笑