あれから… 27 | 青い人 嵐妄想小説

青い人 嵐妄想小説

気象系グループをモチーフとしたお話のブログとなっております。ブログ内のお話しは全て架空のモノです。腐的要素が含まれておりますので苦手な方は閲覧注意ください。アメンバー承認は以前よりコメメッセで絡んだ方のみです。

2021.3.11


なんでここに翔ちゃんがいんの?

頭の中はパニックで、夢でも見てるのかと目をパチパチさせてみる…けど翔ちゃんはそのままそこにいて、温かい…


『…ちょ、ねぇ翔ちゃん?翔ちゃんってば!』


『……んっ、う〜ん〜〜…もうちょっと寝かせてよ〜』


体を揺すって声をかけるが、目を閉じたまま低く唸って起きる気配がない


『いや、ここ俺んち、つーかなんでいんの?ねえ』


『ん〜〜もう少しだけぇ〜〜』

『うわっ!ちょ!ちょい待ちー』


寝ぼけているのか、やっとこ抜け出した上半身を、再び翔ちゃんの腕によって あろうことか素っ裸の翔ちゃんの胸に抱きこまれてしまった…


『ね、ねぇ!俺だってば、翔ちゃん?相手間違ってる!!なぁ起きろ!目覚めて俺で後悔するぞ!』


フガフガ少し喋りにくかったが、なんとか少し顔を上げて叫んでみた…目覚めてメンバーで、しかも最年長の俺が目の前にいたらさすがの翔ちゃんも後悔しまくるだろう…そこは可哀想だし、リーダーの俺がなんとかしなくちゃ……多分彼女と勘違いしているんだろう…家を間違うはずは無さそうだけど、きっと疲れているんだろう…

もぞもぞ動いてなんとか両手が出た…翔ちゃんの顔を掴んで起こそうと両頬を包んだ…


え……/////


こんな直近で顔を見たの久しぶりで、変な気持ちになりそうだ…

まつ毛が長い…

少し浮腫んでるけど、綺麗な鼻

赤く色付いた唇が、男のくせに色っぽくて……


はぁ!?俺何考えて……



ドキッ………



目を閉じていたはずなのに、俺をじっと見つめる目に心臓が止まりそうになった…


『っ、しょ翔ちゃん、お 起きて!?』


『…おはよう智君…キスしてくれるのかと思って待ってたんだけど、1人で百面相始めたから目を開けちゃったじゃん』


『え?キ キスぅ!?な、何言って!翔ちゃん何寝ぼけたこと言ってんだよ!ここは俺んち!相手を間違ってるっての!』


『?智君ちでしょ?で、俺は貴方と寝てたの、いやぁ〜会えなくて大分パワー不足だったけど、生身はやっぱ違うね〜一気に元気になったよ…本当はもっと即効の方法あるんだけど…智君が追いつくまではゆっくりと思ってさ…で、……俺は目を閉じたほうがいい?できたらキス顔を眺めていたい派ではあるけど…』


『…………翔ちゃん、だいぶ疲れてるんだな…』


『そう?でも智君のおかげでだいぶ元気だけど…色んな意味で…』


『ちょ、ちょっとどこ触って』


『え?だってこんなに積極的な貴方なんて滅多にないから、』


『翔ちゃん本当どうしちゃったんだよ…とりあえず起きよう、何か朝飯…そんで食いながら詳しく聞くから…俺が分かるように説明してよ…』


『……ま、いっか…オアズケネ…でも…ちゅっ!』

『!!ひっ!!!!』


『ほっぺくらいでビックリしないでよ〜海外じゃ普通じゃん』

『いや、ここ日本な?そんでもって相当親しい間柄じゃないとそれはしないだろ…』


『だって俺と智君の仲じゃん…』


『はぁ〜〜…分かった分かった…もう何でもいい…ほら起きよう…』


『は〜い!では、男櫻井、シャワー行ってきます』


『へいへい、お好きにどうぞ』




頬にぶちゅっとかまされた俺は、一瞬固まって頭に?がいっぱい…

でも海外の方と交流も多い彼の事だ、普通のことなのかも……なんだか朝からどっと疲れた…


松潤泊めればよかった……



『…あ、そうそう、昨日松潤の香水がすげー付いてたから洋服洗っといたからね、智君!』



『へ?…あ、ありがとう…つーか翔ちゃん洗濯機使えんだな……』


変なところに興味が出てしまったので、松潤の香水の所については、特に何も思わずスルーしてしまった…さてと、朝飯作るか…昨日の残りが少しあったはず……




鼻歌が微かにシャワーの音に混じって聞こえてくる


それをBGMに料理を始めた…

なんだか、そんな日も悪くないと思ってしまった…