高次な精神性を得る為の一元性思考 | 【神の叡智】ロゴス ブログ ~ Logos blog ~

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このブログでは、学問的な宇宙からの叡智を発信しています。

 

さて、宇宙は人間のメンタルによって結果が決まる。

人間を通じて宇宙のエネルギーが伝導されて物質界が具現化される。

 

なら、平和な世界を実現させるには

平和を実現できる精神性が必須になります。

 

その鍵を握るのが皆さんがご存じのように

中庸、調和、統合であり、

つまりは一元性思考です。

 

二元性思考が明確な陰陽、

数字に表わすと0か1であるなら

 

一元性思考とはその間

陽中の陰、陰中の陽

数字で表わすなら0.1~0.9になります。

 

ただ仏教用語や陰陽図を使うと

「あぁ、それなら知っている」と脳が認識し、

大事な部分を捉えそびれてしまいます。

 

なので前回にもお伝えしましたが

「常に今というデータに更新をする事」がとても大事なのです。

 

さて、一元性思考についてですが、

これを一番簡潔に説明できるのが哲学であり、

哲学が不条理を含めたこの世界のあらゆる理を最も完結に説明してくれます。

 

真実はいつも一つとは限らないですが

真理はいつだって複雑なようでシンプルです。

 

例えば勝負。

 

「勝ち」と「負け」以外に実はあと二つ選択肢があります。

 

それは「どっちも勝つ(負ける)」

「どっちも勝たない(負けない)」

です。

 

この二つの違いは一見同じように見えますが

実は大きく異なります。

 

後者の「どっちも勝たない(負けない)」は

「引き分け」、もしくは最初から勝負をしない事で

充分に再現できます。

 

これがいわゆる皆さんがいう「中庸」です。

しかし、これでは「どっちも勝つ(負ける)」にはなりません。

 

つまり、中庸も二つあるのです。

そしてこの「どっちも勝つ(負ける)」が人間社会における最大の課題であり、

 

全ての不条理を説明する鍵になります。

 

では、どうすれば「どちらも勝つ」というのが

実現するのでしょうか?

 

10秒を儲けますので、

是非皆さんで一度考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、準備は宜しいでしょうか?

それでは答えです。

 

それは一回ずつ勝って負ければいいのです。

はい、つまり二回勝負をすればいいのです。

 

きっと多くの人はこの10秒の間にこの答えに辿り着いていたと思います。

でもどうしてか、自信も持ってそれを言えたかと言えば

それも微妙だったのではないでしょうか?

 

そう、同時に勝たなくてもいいのです。

でもいつのまにか「同時にどっちも勝つ」と考えていたと思います。

 

 

それは仕方のない事なのです。

何故なら、それがこの四次元物質世界の作りであり、

どちらかしか選べない構造になっているのがこの四次元世界だからなのです。

 

そう、同時に両方は選べません。

 

誤解して頂きたくないのは

同時に「内包」する事は可能ですが、

同時に「具現化」する事が不可能という意味です。

 

この具現化には「言葉」も含まれています。

例えば「好き」と「嫌い」という感情を同時に表わす言葉は存在しません。

 

 

 

 

 

今、「無関心」という言葉が頭をよぎった方もいらっしゃったのかもしれません。

しかし残念ながら、この「無関心」という言葉の中には「好き」も「嫌い」も含まれていないのです。

 

今求めている一元性は両極の中心ではありません。

どっちの極も同時に存在する術の話をしています。

 

しかしここでもう答えをお伝えしますが

これは不可能な事なのです。

 

もしかすると「そんなことはない」と

不可能への挑戦に心の灯火を燃やしている方がいるかもしれません。

 

ですが、これには理由があるのです。

それはこの世界に「同時」は存在しないからです。

 

なぜならこの世界に「同じ」というモノが存在しないからです。

「同じ」というのは、人類がより効率的に情報整理をしていく中で生まれた概念です。

 

量子力学の観点から見ると私達は一瞬一瞬完全に異なった存在です。

素粒子レベルで見ても毎秒原子核の周囲を周回する電子は6600兆回回転しています。

 

同じように見えてもそれは異なっているのです。

それはタイミングにしても同じことなのです。

 

そして、もう一つの理由があります。

 

それは陰と陽が一つになると、

具現化しなくなります。

つまり世界から「消える」という事です。

 

さっきの「好き」と「嫌い」がなくなって「無関心」になるのと同じ理屈です。

それを示してくれているのが物質である粒子です。

 

物質と反物質がぶつかると対消滅します。

宇宙はビッグバンの際、本来は物質が生まれた次の瞬間に反物質と対消滅が起き、

無に帰すはずでした。

 

しかし、物質と反物質の寿命に微差があったお蔭で

1億分の1の物質が残りました。

 

それが今の私達の宇宙です。

 

さて、では両極ではないモノだとどうなるのでしょうか?

両極ではないもの、つまり「良い」や「悪い」がつけられないモノの事です。

 

例えばこの「好き」と「嫌い」という文字をくっつけて

 

「女兼子」(スライ)という文字にしてみましょう。

すると「貴方の事が好きでもあるし嫌いでもある」という単語になります。

 

アレ?成り立つじゃないか。

この世界から消滅していないぞ?

 

いえ、違うのです。

両極の意味からは逃れましたが、

言葉という物質に具現化には変わりはありません。

 

つまり言葉にした時点で「ある」と「ない」の二元性にシフトしたのです。

 

椅子や机にも「善」と「悪」はありませんが

「ある」と「ない」という両極の中で「有る」を誰かが選んだから

この世界に存在するようになったのです。

 

そろそろお気づきでしょうか?

この世界に「ない」というモノは存在しません。

 

今この世界にあるものは全て「有る」側だからです。

 

貴方が認識している全ては「有る」側の世界なのです。

そこに中庸、調和、統合を求める際、

 

「どちらでもない」という選択が出来ても

「どちらもある」という選択が出来ないのです。

 

それを選ぶとこの世界からそれが消えてなくなり

誰からも認識できなくなります。

 

そして、また別の存在が「こういうのがあるといいな」と考え

作り、「有る」という方に転じ、形を変えて生まれ変わってくるのです。

 

それは全てに対し同じ事が適応し、

それは勿論平和や渾沌にもです。

 

何故この世界はこうに渾沌なのでしょうか?

我々には世界を平和に出来ないのでしょうか?

 

いえ、そんな事はありません。

この話には先があります。

 

まず、どうして平和の状態を永遠に維持できないのか?

それはこの世界は一瞬一瞬変化をしているからなのです。

 

思い出してみてください。

量子力学の観点だとこの世界の全ては一瞬一瞬別の存在なのです。

電子だって一秒に6600兆回原子核を周回する程動きます。

 

「変化」こそがこの世界のベースなのです。

「常に変化する」、言い換えると「不安定」です。

 

「安定した収入」「安定した生活」を求めるのが

一般社会の常識として定着していますが、

 

それは宇宙の法則で見た時に不可能であり、

むしろ宇宙の流れに逆らっています。

 

そりゃ幸せになれないはずです。

 

さて、それでは最後にまとめます。

 

我々は皆同じじゃないし、

宇宙に同じ瞬間はないし、

同じ状態も維持できない。

 

これを意味する事はなんでしょうか?

それは

 

「この宇宙で最も安定しているのが不安定であり」

「みんな違うという事は、それぞれが個であり、全員が同じ『個』という存在という事」です。

 

この不安定こそが安定であり、

違いは違いではなく、

渾沌は世界の平常運転なのです。

 

なので皆さんが思い描く平和な状態は存在しません。

すでに今が平和なのです。

 

皆さんが求めているのは平和ではありません。

心の安定、つまり「平穏」なのです。

 

以前にも動画でお伝えしましたが、

 

自由とは不自由の中にのみ存在し、

完全とは不完全を持って完全となります。

 

結果は過程の断面であり

過程は結果の積み重ねであり

 

始まりや終わりは存在せず、

あるのはどこを始まりや終わりとするかだけなのです。

 

同時に勝てないなら

かわりばんこに勝つ。

 

平和と思っている勢力の平和は

別の勢力にとっての渾沌なのです。

 

例えどちらかの勢力を全滅させたとしても、

いずれ残った方の勢力の中からまた新たにその平和を渾沌だと思う者が現れます。

 

そのように宇宙は絶え間なく変化し、

不安定によって安定を作り出されていきます。

 

そうしなければ物質界は存在しえないからです。

 

しかし、これを知ったからといって日常生活で何の役に立つのでしょう。

 

これを知ったからと誰かを救えるでもなければ、仕事で使う事も出来ない。

真理を知った所で何になるというのでしょうか?

 

そうです。

 

その通りです。

 

所詮人間ひとり、何もできません。

なので大事なのは世界を変える事ではなく、

 

貴方自身を変える事なのです。

もっと言うと、貴方の中身を変える事なのです。

 

真理への理解は誰かの為ではなく

貴方自身の為なのです。

 

貴方が、貴方自身に対して本当の自信を取り戻す為に、

真理が必要なのです。

 

貴方の周りには色んな事を言ってくる人がいるかもしれません。

それに対して答えを探す事も多かったでしょう。

 

しかし、探せば探す程答えが増えていく一方で

試しに実践しても結局正解は見つからず、

 

現実では結果を出せず

誰にも証明が出来ず

認めて貰えず

 

人の評価なんて関係ないと分かっていても

そう思う事が出来ないし、回りもそうは思ってくれない

 

そんな環境の中自分に自信を持つ事なんて出来る訳がなく、

かといって心の奥底には確かに叫んでいる自分の声が聞こえる。

 

「俺は」「私は」「出来るんだ」と

 

あとひと押しなのです。

誰かが、いや、なにかが背中を押してくれさえすれば

一歩が踏み出せる。

 

一歩が踏み出せれば、

現実創造が出来るのに...

 

しかしそれを推してくれる人は

自分の周りにもいなければ、

 

あさりまくって見つけた本やネットにも

後押ししれくれるモノが見つからない。

 

そりゃそうです。

何故なら貴方が探しているモノは

見えない領域に存在しているのですから。

 

そう、見えないからと言って、

「存在しない」という訳ではありません。

 

しっかり貴方の中にあります。

 

一度貴方の人生で培ってきた知識や概念を脇に置いておいて、

ひとまずありのまま宇宙を眺め、

ありのまま観測し、

ありのまま世界を捉えてみてください。

 

脳内のデータを「今」に更新してみてください。

 

どんな信頼できる知人や友人よりも

どんな有名な科学者よりも

 

「宇宙」ほど信頼できる存在はありません。

 

この不安定で構成されているはずの宇宙で

巧妙に安定を保っている理が「真理」であり

 

真理に従って生まれる現象には法則性があり、

この現象を構築する根本となる要素を

 

「本質」と言います。

 

その本質を探求してく学問が

 

「哲学」なのです。

 

 

 

みなさん、いかがでしたでしょうか?

 

本質を探求する学問

「哲学」

 

とはいってもかなり個人的な見解ですが、

伝えさせて頂きました。

 

自分には出来る。

過去の失敗は今の自分と関係ないし、

これからの将来はいくらでも思った様に構築できる。

 

そう自信をもってみんなが生きる事が出来れば、

瞬く間に世界もどんどんいい世界に変わっていくと

私は信じています。

 

「何を根拠にそんなことを言っているんだ?」

ともし言ってくる人がいたら、

こう答えてあげてください。

 

「宇宙が根拠です」と。