97年以降、函館競馬場代替競馬となった13年を除く26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。
まず、毎年取り上げていますが、前の年かあるいはその年に「G1」で勝って札幌記念に出走した馬の成績を今年も先に挙げていこうと思います。
97年以降該当する馬は38頭、それぞれの札幌記念での着順は、1着が9頭、2着が8頭、3着が5頭、4着が3頭、5着が3頭、6着が3頭、7着が1頭、8着が2頭、11着が2頭、12着、14着が各1頭となっていました。
結局、38頭中28頭が掲示板に載り、そのうち17頭が連対、5頭が3着と、22頭が複勝圏内に入っていました。
しかしながら今回の出走馬で、前の年かあるいはその年に「G1」を勝った馬の出走はありません。
ちなみに、昨年の連対馬は2着の経験があった同士で決まりましたが、その2着の経験があったのは、同じく昨年このレースに勝ったプログノーシス1頭が該当いたします。
次に毛色ですが、1着馬は、26頭中16頭が鹿毛で、他の毛色の1着馬9頭は、99年1番人気1着のセイウンスカイ(芦毛)、07年5番人気1着のフサイチパンドラ(栗毛)、08年5番人気1着のタスカータソルテ(黒鹿毛)、09年7番人気1着のヤマニンキングリー(栗毛)、16年5番人気1着のネオリアリズム(栗毛)、17年6番人気1着のサクラアンプルール(栗毛)、18年2番人気1着のサングレーザー(青鹿毛)、20年2番人気1着のノームコア(芦毛)、21年2番人気1着のソダシ(白毛)、22年3番人気1着のジャックドール(栗毛)となっていました。
2着馬は、26頭中15頭が鹿毛で、他の毛色の2着馬は、97年4番人気2着のエリモシック(青鹿毛)、99年2番人気2着のファレノプシス(黒鹿毛)、02年10番人気2着のトウカイポイント(栗毛)、06年9番人気2着のレクレドール(黒鹿毛)、09年2着のブエナビスタ(黒鹿毛)、12年1番人気2着のダークシャドウ(栗毛)、13年1番人気2着のゴールドシップ(芦毛)、15年8番人気2着のヒットザターゲット(栗毛)、19年4番人気2着のサングレーザー(青鹿毛)、20年6番人気2着のペルシアンナイト(黒鹿毛)、23年9番人気2着のトップナイフ(青鹿毛)となっています。
昨年までいつも取り上げていますが、1着馬のみ、あるいは2着馬のみで見ていきますと、鹿毛馬以外の連続1着、あるいは連続2着は、07年までの11年間ありませんでした。
しかし、初めて07年栗毛、08年黒鹿毛と連続で鹿毛馬以外の馬が1着となってそれまでの傾向が崩れ、さらに09年も鹿毛馬以外の栗毛の馬が1着となり3年連続となりました。
ちなみにその後の10年、11年、12年、14年、15年は鹿毛馬が連続で来ていました。(除外した函館開催の13年の1着馬もちなみに鹿毛馬でした)
しかし翌16年の1着馬は栗毛馬が1着でしたので、17年の1着馬の予想ではここは連続で栗毛馬は来ないと見るところですが、前例もありましたのであえて栗毛馬のエアスピネル本命で勝負しました。
結果エアスピネルは5着、勝ったのはサクラアンプルールで「栗毛馬」でした^^;
さらに18年は青鹿毛のサングレーザーが勝ちましたので、07年、08年、09年に続いて16年、17年、18年と共に3年連続して鹿毛馬以外の毛色の馬が来たことになりました。
しかし、19年の勝ち馬ブラストワンピースは鹿毛馬で、4年連続鹿毛馬以外とはなりませんでした。
その後、翌20年の1着馬は芦毛、翌21年は白毛、そして22年は栗毛と、3回目の3年連続鹿毛以外の毛色の馬が1着になりました。
昨年の23年、4年連続、鹿毛馬以外になるかというところでしたが、結果はまた鹿毛馬が1着となりました。
ここは毛色に関しては悩むところです。
対して2着馬に関しては、この傾向は12年まで続いていました。(13年の函館開催でも続きました。)
しかしながら14年の2着馬は芦毛馬、15年の2着馬は栗毛馬と、2着馬で初めて鹿毛馬以外の馬が2年連続来てしまいました。
翌16年からは、17年、18年と3年連続鹿毛馬となりました。
しかし、19年の2着は前年の勝ち馬で青鹿毛のサングレーザー、20年の2着は黒鹿毛のペルシアンナイトで、ここ2年連続で鹿毛馬以外の馬が来ていました。
その後の21年、22年の2着は鹿毛馬が連続で来ています。
この2着馬の毛色の予想は悩むことになりそうですね。
ちなみに、今回の出走馬12頭の中では鹿毛馬は、チャックネイト、ノースブリッジ、プログノーシスの3頭となっています。
続いて3着馬ですが、鹿毛が11頭、栗毛が8頭、黒鹿毛が6頭、芦毛が1頭となっていました。
こちらは、02年から05年まで連続4年、鹿毛馬以外の毛色の馬が3着に入りました。
それから06年以降、12年までの7年連続、鹿毛馬以外の連続3着はありませんでしたが、それ以降で、14年芦毛、15年栗毛、それから17年栗毛、18年黒鹿毛と2年連続が2回あって、その後、20年栗毛、21年黒鹿毛、22年栗毛と3年連続となっていました。
1着馬と同じ、昨年23年、4年連続あるかどうかというところでしたが、鹿毛馬が3ちゃくとなり4年連続とはなりませんでした。
3着馬の毛色の予想も悩むところです。
また、連対馬の毛色の組み合わせですが、99年、09年、20年の3回、鹿毛以外の毛色同士の組み合わせで決まった以外はすべて鹿毛が絡んでおり、特に98年、00年、01年、03年~05年、10年、11年の計8年は鹿毛馬同士の組み合わせで決着しています。
ただ、12年以降、函館開催の13年を除く、昨年23年までの11年連続、鹿毛馬同士の組み合わせの決着はありません。
その鹿毛馬以外の毛色同士の組み合わせで決まった99年と09年ですが3着も鹿毛馬以外の毛色でしたので、この2年は3頭共鹿毛馬以外の毛色だったことになります。
また、連対馬が鹿毛馬同士の組み合わせだった8年のうち、98年、00年、01年、10年、11年の5年は、3着馬も鹿毛馬でしたので、この5年は3頭共鹿毛馬の毛色だったことになります。
次に、当日の人気ですが、
05年 「9番人気-12番人気-13番人気」
07年 「5番人気-12番人気-3番人気」
15年 「5番人気-8番人気-4番人気」
17年 「6番人気-12番人気-1番人気」
と、この4年は大荒れで決着しましたが、その4年と、
19年 「3番人気-4番人気-1番人気」
を加えた5年以外の残り21年は1番人気か2番人気のどちらかあるいは両方が連に絡んでいました。
そのうち1番人気は15回、2番人気は13回、連に絡んでいました。(そのうち1番人気-2番人気の組み合わせは7回ありました)
3着馬では、函館開催の13年を除く、過去26年、26頭中1番人気が5頭、2番人気が3頭、3番人気が5頭、4番人気が6頭、5番人気が1頭と、5番人気以上の上位人気が20頭も占めています。
それ以下では、6番人気が1頭(00年)、7番人気が2頭(10年、14年)、8番人気が2頭(99年、21年)、13番人気が1頭(05年)となっています。
1番人気馬ですが、97年以降、函館開催の13年を除く26年間では、00年(7着)、05年(7着)、07年(7着)、15年(8着)、22年(5着)、23年(6着)の6年以外の20年で3着以内に入っていました。
内訳は、1着が7頭、2着が8頭、3着が5頭となっています。
ちなみに、1番人気馬は、11年にトーセンジョーダンが勝って以来、翌年から13年の函館開催も含めて昨年23年まで12年連続勝っていません。
年齢ですが、連対馬では5歳が23頭と最も多く、次に4歳が12頭、3歳が7頭、6歳が6頭、7歳と8歳が各2頭となっていました。
3着馬では、同じく5歳が12頭と最も多く、続いて4歳が6頭、7歳が5頭、3歳が2頭、6歳が1頭となっています。
血統ですが、まず連対馬の父では、一番多かったのはヘイルトゥリーズン系の27頭で、その内訳は、サンデーサイレンスが8頭、その仔(ディープインパクトが7頭、ダンスインザダーク、ネオユニヴァースが各2頭、アグネスタキオン、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェ、ステイゴールド)の産駒が15頭、ブライアンズタイム、グラスワンダー、スクリーンヒーロー(グラスワンダーの仔)、モーリス(グラスワンダーの孫)が各1頭となっていました。
次に多かったのはノーザンダンサー系の13頭で、その内訳は、ダンツィヒ系が7頭、ダンシングブレーヴ系統(リファール系)も3頭、カーリアン系統(ニジンスキー系)が2頭、ヴァイスリージェント系が1頭となっていました。
続いて、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハが3頭、エンドスイープ、アグネスデジタル、ロードカナロア)が6頭、グレイソブリン系が4頭、ハイペリオン系、トウルビョン系(トウカイテイオー)が各1頭となっていました。
それから母の父(BMS)の主なところでは、ノーザンダンサー系が20頭、サンデーサイレンス系が5頭、セントサイモン系が4頭、ネヴァーベンド系、アリダー系が各2頭となっています。
3着馬では、父では、ヘイルトゥリーズン系が14頭(サンデーサイレンスが5頭、マンハッタンカフェとオルフェーブルが各2頭、グラスワンダー、フジキセキ、ステイゴールド、ディープインパクト、スクリーンヒーローが各1頭)、ノーザンダンサー系が7頭(ダンチヒ系が3頭、エルグランセニョール、ヌレイエフ、サドラーズウエルズ系、ヴァイスリージェント系が各1頭)、ナスルーラ系が3頭(ネヴァーベンド系、ボールドルーラー系、グレイソブリン計)、ミスタープロスペクター系(エルコンドルパサー、キングカメハメハ)が2頭となっていました。
ちなみに、21年を除く、17年から昨年23年までですが、17年は1着から3着までの3頭はキングカメハメハ産駒、18年の1着、2着は共にディープインパクト産駒、3着はダンチヒ系のハービンジャー産駒、19年の1着はダンチヒ系のハービンジャー産駒、2着、3着は共にディープインパクト産駒、20年の1着、2着はダンチヒ系のハービンジャー産駒、3着はオルフェーヴル産駒、22年は、1着がモーリス産駒、3着はそのモーリスの父スクリーンヒーロー、2着はロードカナロアと、同じ産駒、あるいは同じ系統の馬が3着以内に2頭ないし3頭、占めていました。
ちなみに21年は、1着はノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系、2着はサンデーサイレンス系ディープインパクト産駒、3着はノーザンダンサー系のダンチヒ系ハービンジャー産駒、23年は、1着がサンデーサイレンス系のディープインパクト産駒、3着はサンデーサイレンス系のオルフェーヴル産駒、2着はノーザンダンサー系のダンチヒ系デクラレーションオブウォー産駒となっています。
性別ですが、連対馬では、牡馬が36頭、牝馬が15頭、セン馬が1頭と、牝馬が健闘しています。
3着馬では、牡馬が20頭、牝馬が6頭と牡馬が圧倒的にがんばっていました。
今回は、モズゴールドバレルの1頭の牝馬が出走しています。
通して見てみますと、牝馬の出走がなかった08年、10年、17年以外の23年中13年で牝馬が連対、3着のみに入った4年を足せば、3着以内では23年中17年で牝馬が少なくとも1頭入ったことになります。
前走ですが、特に00年以降13年を除く23年間、連対馬46頭中14頭が前走函館競馬場で走っており、そのうち11頭が函館記念でした。
その函館記念での着順ですが、掲示板を大きくはずした馬もいますので、着順に関しては不問となっています。
3着馬では、00年以降23頭中7頭が前走函館競馬場を走っていて、そのうち5頭が前走函館記念(7着、3着、2着、1着、1着)となっています。(残りの2頭は、準オープン戦、オープン戦共に1着)
ちなみに今回の出走馬12頭中、前走函館競馬場を走っていたのは、アウスヴァール(函館記念14番人気3着)、チャックネイト(函館記念6番人気6着)、トップナイフ(函館記念2番人気10着)の3頭となっています。
また、前走函館競馬場以外だった連対馬残り32頭も見てみますと、そのうち24頭が前走G1レース(海外G1も含む)となっていました。
今回の出走馬で、前走G1レースを走ったのは、ジオグリフ(安田記念12番人気6着)シャフリヤール(ドバイシーマクラシック6番人気2着)、ステラヴェローチェ(安田記念7番人気9着)、ノースブリッジ(クイーンエリザベス2世C6番人気3着)、プログノーシス(クイーンエリザベス2世C2番人気2着)と、出走馬12頭中5頭も占めています。
あと残りの8頭は、05年のヘヴンリーロマンス、06年のレクレドール、07年のフサイチパンドラ、09年のヤマニンキングリー、12年のフミノイマージン、15年のダービーフィズ、同じく15年のヒットザターゲット、19年のブラストワンピースで、前走は前者の3頭とフミノイマージンの計4頭が札幌競馬場のクイーンS(それぞれ10番人気2着、7番人気3着、3番人気5着、5番人気8着)で、あとヤマニンキングリーが前走中京記念1番人気2着、ダービーフィズが前走エプソムC4番人気3着、ヒットザターゲットとブラストワンピースが前走目黒記念で、それぞれ4番人気3着、1番人気8着となっていました。
また3着馬では、残り16頭中11頭が前走G1となっていました。
その11頭中4頭の前走は二桁着順となっていました。
あとの5頭の前走は、クイーンS5番人気5着、ダイヤモンドS3番人気11着、エプソムC1番人気3着、鳴尾記念7番人気4着、鳴尾記念1番人気12着となっていました。
枠番の出目ですが、函館開催の13年を除く26年間では、1着馬は、1枠が5頭(そのうち4頭が17年から20年までの4年連続)、2枠が3頭、3枠が4頭、4枠が2頭、5枠が3頭、6枠が3頭、7枠が3頭、8枠が3頭となっていました。
2着馬は、1枠が2頭、2枠が5頭、3枠が4頭、4枠が6頭、5枠が1頭、6枠が4頭、7枠が2頭、8枠が2頭となっています。
3着馬は、1枠が2頭、2枠が2頭、3枠が5頭、4枠が2頭、5枠が4頭、6枠が6頭、7枠が2頭、8枠が3頭となっていました。
1枠、2枠、3枠の内枠が少なくとも1頭3着以内に入ったのは、03年、06年、14年、21年の4年を除く、26年中22年となっています。
逆に、6枠、7枠、8枠の外枠が少なくとも1頭3着以内に入ったのは、07年、08年、10年、12年、17年、20年、22年の7年を除く、26年中19年となっていました。
以上ですが、今年もまずは前走G1を走った馬の取捨選択からといったところでしょうか。
特にその中で昨年このレースを制し2連覇がかかっているプログノーシスの選択から始まりそうですね。
函館開催も含めてここ12年、1番人気馬が勝っていないデータと共に、97年、98年エアグールーヴの連覇以来、25年間連覇がないデータを覆すことができるか、要注目です。
ともかくも、今年も上記で書いたデータを丁寧に踏まえながら、勘も働かせて結論を出していこうと思います。
まず、毎年取り上げていますが、前の年かあるいはその年に「G1」で勝って札幌記念に出走した馬の成績を今年も先に挙げていこうと思います。
97年以降該当する馬は38頭、それぞれの札幌記念での着順は、1着が9頭、2着が8頭、3着が5頭、4着が3頭、5着が3頭、6着が3頭、7着が1頭、8着が2頭、11着が2頭、12着、14着が各1頭となっていました。
結局、38頭中28頭が掲示板に載り、そのうち17頭が連対、5頭が3着と、22頭が複勝圏内に入っていました。
しかしながら今回の出走馬で、前の年かあるいはその年に「G1」を勝った馬の出走はありません。
ちなみに、昨年の連対馬は2着の経験があった同士で決まりましたが、その2着の経験があったのは、同じく昨年このレースに勝ったプログノーシス1頭が該当いたします。
次に毛色ですが、1着馬は、26頭中16頭が鹿毛で、他の毛色の1着馬9頭は、99年1番人気1着のセイウンスカイ(芦毛)、07年5番人気1着のフサイチパンドラ(栗毛)、08年5番人気1着のタスカータソルテ(黒鹿毛)、09年7番人気1着のヤマニンキングリー(栗毛)、16年5番人気1着のネオリアリズム(栗毛)、17年6番人気1着のサクラアンプルール(栗毛)、18年2番人気1着のサングレーザー(青鹿毛)、20年2番人気1着のノームコア(芦毛)、21年2番人気1着のソダシ(白毛)、22年3番人気1着のジャックドール(栗毛)となっていました。
2着馬は、26頭中15頭が鹿毛で、他の毛色の2着馬は、97年4番人気2着のエリモシック(青鹿毛)、99年2番人気2着のファレノプシス(黒鹿毛)、02年10番人気2着のトウカイポイント(栗毛)、06年9番人気2着のレクレドール(黒鹿毛)、09年2着のブエナビスタ(黒鹿毛)、12年1番人気2着のダークシャドウ(栗毛)、13年1番人気2着のゴールドシップ(芦毛)、15年8番人気2着のヒットザターゲット(栗毛)、19年4番人気2着のサングレーザー(青鹿毛)、20年6番人気2着のペルシアンナイト(黒鹿毛)、23年9番人気2着のトップナイフ(青鹿毛)となっています。
昨年までいつも取り上げていますが、1着馬のみ、あるいは2着馬のみで見ていきますと、鹿毛馬以外の連続1着、あるいは連続2着は、07年までの11年間ありませんでした。
しかし、初めて07年栗毛、08年黒鹿毛と連続で鹿毛馬以外の馬が1着となってそれまでの傾向が崩れ、さらに09年も鹿毛馬以外の栗毛の馬が1着となり3年連続となりました。
ちなみにその後の10年、11年、12年、14年、15年は鹿毛馬が連続で来ていました。(除外した函館開催の13年の1着馬もちなみに鹿毛馬でした)
しかし翌16年の1着馬は栗毛馬が1着でしたので、17年の1着馬の予想ではここは連続で栗毛馬は来ないと見るところですが、前例もありましたのであえて栗毛馬のエアスピネル本命で勝負しました。
結果エアスピネルは5着、勝ったのはサクラアンプルールで「栗毛馬」でした^^;
さらに18年は青鹿毛のサングレーザーが勝ちましたので、07年、08年、09年に続いて16年、17年、18年と共に3年連続して鹿毛馬以外の毛色の馬が来たことになりました。
しかし、19年の勝ち馬ブラストワンピースは鹿毛馬で、4年連続鹿毛馬以外とはなりませんでした。
その後、翌20年の1着馬は芦毛、翌21年は白毛、そして22年は栗毛と、3回目の3年連続鹿毛以外の毛色の馬が1着になりました。
昨年の23年、4年連続、鹿毛馬以外になるかというところでしたが、結果はまた鹿毛馬が1着となりました。
ここは毛色に関しては悩むところです。
対して2着馬に関しては、この傾向は12年まで続いていました。(13年の函館開催でも続きました。)
しかしながら14年の2着馬は芦毛馬、15年の2着馬は栗毛馬と、2着馬で初めて鹿毛馬以外の馬が2年連続来てしまいました。
翌16年からは、17年、18年と3年連続鹿毛馬となりました。
しかし、19年の2着は前年の勝ち馬で青鹿毛のサングレーザー、20年の2着は黒鹿毛のペルシアンナイトで、ここ2年連続で鹿毛馬以外の馬が来ていました。
その後の21年、22年の2着は鹿毛馬が連続で来ています。
この2着馬の毛色の予想は悩むことになりそうですね。
ちなみに、今回の出走馬12頭の中では鹿毛馬は、チャックネイト、ノースブリッジ、プログノーシスの3頭となっています。
続いて3着馬ですが、鹿毛が11頭、栗毛が8頭、黒鹿毛が6頭、芦毛が1頭となっていました。
こちらは、02年から05年まで連続4年、鹿毛馬以外の毛色の馬が3着に入りました。
それから06年以降、12年までの7年連続、鹿毛馬以外の連続3着はありませんでしたが、それ以降で、14年芦毛、15年栗毛、それから17年栗毛、18年黒鹿毛と2年連続が2回あって、その後、20年栗毛、21年黒鹿毛、22年栗毛と3年連続となっていました。
1着馬と同じ、昨年23年、4年連続あるかどうかというところでしたが、鹿毛馬が3ちゃくとなり4年連続とはなりませんでした。
3着馬の毛色の予想も悩むところです。
また、連対馬の毛色の組み合わせですが、99年、09年、20年の3回、鹿毛以外の毛色同士の組み合わせで決まった以外はすべて鹿毛が絡んでおり、特に98年、00年、01年、03年~05年、10年、11年の計8年は鹿毛馬同士の組み合わせで決着しています。
ただ、12年以降、函館開催の13年を除く、昨年23年までの11年連続、鹿毛馬同士の組み合わせの決着はありません。
その鹿毛馬以外の毛色同士の組み合わせで決まった99年と09年ですが3着も鹿毛馬以外の毛色でしたので、この2年は3頭共鹿毛馬以外の毛色だったことになります。
また、連対馬が鹿毛馬同士の組み合わせだった8年のうち、98年、00年、01年、10年、11年の5年は、3着馬も鹿毛馬でしたので、この5年は3頭共鹿毛馬の毛色だったことになります。
次に、当日の人気ですが、
05年 「9番人気-12番人気-13番人気」
07年 「5番人気-12番人気-3番人気」
15年 「5番人気-8番人気-4番人気」
17年 「6番人気-12番人気-1番人気」
と、この4年は大荒れで決着しましたが、その4年と、
19年 「3番人気-4番人気-1番人気」
を加えた5年以外の残り21年は1番人気か2番人気のどちらかあるいは両方が連に絡んでいました。
そのうち1番人気は15回、2番人気は13回、連に絡んでいました。(そのうち1番人気-2番人気の組み合わせは7回ありました)
3着馬では、函館開催の13年を除く、過去26年、26頭中1番人気が5頭、2番人気が3頭、3番人気が5頭、4番人気が6頭、5番人気が1頭と、5番人気以上の上位人気が20頭も占めています。
それ以下では、6番人気が1頭(00年)、7番人気が2頭(10年、14年)、8番人気が2頭(99年、21年)、13番人気が1頭(05年)となっています。
1番人気馬ですが、97年以降、函館開催の13年を除く26年間では、00年(7着)、05年(7着)、07年(7着)、15年(8着)、22年(5着)、23年(6着)の6年以外の20年で3着以内に入っていました。
内訳は、1着が7頭、2着が8頭、3着が5頭となっています。
ちなみに、1番人気馬は、11年にトーセンジョーダンが勝って以来、翌年から13年の函館開催も含めて昨年23年まで12年連続勝っていません。
年齢ですが、連対馬では5歳が23頭と最も多く、次に4歳が12頭、3歳が7頭、6歳が6頭、7歳と8歳が各2頭となっていました。
3着馬では、同じく5歳が12頭と最も多く、続いて4歳が6頭、7歳が5頭、3歳が2頭、6歳が1頭となっています。
血統ですが、まず連対馬の父では、一番多かったのはヘイルトゥリーズン系の27頭で、その内訳は、サンデーサイレンスが8頭、その仔(ディープインパクトが7頭、ダンスインザダーク、ネオユニヴァースが各2頭、アグネスタキオン、スペシャルウイーク、マンハッタンカフェ、ステイゴールド)の産駒が15頭、ブライアンズタイム、グラスワンダー、スクリーンヒーロー(グラスワンダーの仔)、モーリス(グラスワンダーの孫)が各1頭となっていました。
次に多かったのはノーザンダンサー系の13頭で、その内訳は、ダンツィヒ系が7頭、ダンシングブレーヴ系統(リファール系)も3頭、カーリアン系統(ニジンスキー系)が2頭、ヴァイスリージェント系が1頭となっていました。
続いて、ミスタープロスペクター系(キングカメハメハが3頭、エンドスイープ、アグネスデジタル、ロードカナロア)が6頭、グレイソブリン系が4頭、ハイペリオン系、トウルビョン系(トウカイテイオー)が各1頭となっていました。
それから母の父(BMS)の主なところでは、ノーザンダンサー系が20頭、サンデーサイレンス系が5頭、セントサイモン系が4頭、ネヴァーベンド系、アリダー系が各2頭となっています。
3着馬では、父では、ヘイルトゥリーズン系が14頭(サンデーサイレンスが5頭、マンハッタンカフェとオルフェーブルが各2頭、グラスワンダー、フジキセキ、ステイゴールド、ディープインパクト、スクリーンヒーローが各1頭)、ノーザンダンサー系が7頭(ダンチヒ系が3頭、エルグランセニョール、ヌレイエフ、サドラーズウエルズ系、ヴァイスリージェント系が各1頭)、ナスルーラ系が3頭(ネヴァーベンド系、ボールドルーラー系、グレイソブリン計)、ミスタープロスペクター系(エルコンドルパサー、キングカメハメハ)が2頭となっていました。
ちなみに、21年を除く、17年から昨年23年までですが、17年は1着から3着までの3頭はキングカメハメハ産駒、18年の1着、2着は共にディープインパクト産駒、3着はダンチヒ系のハービンジャー産駒、19年の1着はダンチヒ系のハービンジャー産駒、2着、3着は共にディープインパクト産駒、20年の1着、2着はダンチヒ系のハービンジャー産駒、3着はオルフェーヴル産駒、22年は、1着がモーリス産駒、3着はそのモーリスの父スクリーンヒーロー、2着はロードカナロアと、同じ産駒、あるいは同じ系統の馬が3着以内に2頭ないし3頭、占めていました。
ちなみに21年は、1着はノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系、2着はサンデーサイレンス系ディープインパクト産駒、3着はノーザンダンサー系のダンチヒ系ハービンジャー産駒、23年は、1着がサンデーサイレンス系のディープインパクト産駒、3着はサンデーサイレンス系のオルフェーヴル産駒、2着はノーザンダンサー系のダンチヒ系デクラレーションオブウォー産駒となっています。
性別ですが、連対馬では、牡馬が36頭、牝馬が15頭、セン馬が1頭と、牝馬が健闘しています。
3着馬では、牡馬が20頭、牝馬が6頭と牡馬が圧倒的にがんばっていました。
今回は、モズゴールドバレルの1頭の牝馬が出走しています。
通して見てみますと、牝馬の出走がなかった08年、10年、17年以外の23年中13年で牝馬が連対、3着のみに入った4年を足せば、3着以内では23年中17年で牝馬が少なくとも1頭入ったことになります。
前走ですが、特に00年以降13年を除く23年間、連対馬46頭中14頭が前走函館競馬場で走っており、そのうち11頭が函館記念でした。
その函館記念での着順ですが、掲示板を大きくはずした馬もいますので、着順に関しては不問となっています。
3着馬では、00年以降23頭中7頭が前走函館競馬場を走っていて、そのうち5頭が前走函館記念(7着、3着、2着、1着、1着)となっています。(残りの2頭は、準オープン戦、オープン戦共に1着)
ちなみに今回の出走馬12頭中、前走函館競馬場を走っていたのは、アウスヴァール(函館記念14番人気3着)、チャックネイト(函館記念6番人気6着)、トップナイフ(函館記念2番人気10着)の3頭となっています。
また、前走函館競馬場以外だった連対馬残り32頭も見てみますと、そのうち24頭が前走G1レース(海外G1も含む)となっていました。
今回の出走馬で、前走G1レースを走ったのは、ジオグリフ(安田記念12番人気6着)シャフリヤール(ドバイシーマクラシック6番人気2着)、ステラヴェローチェ(安田記念7番人気9着)、ノースブリッジ(クイーンエリザベス2世C6番人気3着)、プログノーシス(クイーンエリザベス2世C2番人気2着)と、出走馬12頭中5頭も占めています。
あと残りの8頭は、05年のヘヴンリーロマンス、06年のレクレドール、07年のフサイチパンドラ、09年のヤマニンキングリー、12年のフミノイマージン、15年のダービーフィズ、同じく15年のヒットザターゲット、19年のブラストワンピースで、前走は前者の3頭とフミノイマージンの計4頭が札幌競馬場のクイーンS(それぞれ10番人気2着、7番人気3着、3番人気5着、5番人気8着)で、あとヤマニンキングリーが前走中京記念1番人気2着、ダービーフィズが前走エプソムC4番人気3着、ヒットザターゲットとブラストワンピースが前走目黒記念で、それぞれ4番人気3着、1番人気8着となっていました。
また3着馬では、残り16頭中11頭が前走G1となっていました。
その11頭中4頭の前走は二桁着順となっていました。
あとの5頭の前走は、クイーンS5番人気5着、ダイヤモンドS3番人気11着、エプソムC1番人気3着、鳴尾記念7番人気4着、鳴尾記念1番人気12着となっていました。
枠番の出目ですが、函館開催の13年を除く26年間では、1着馬は、1枠が5頭(そのうち4頭が17年から20年までの4年連続)、2枠が3頭、3枠が4頭、4枠が2頭、5枠が3頭、6枠が3頭、7枠が3頭、8枠が3頭となっていました。
2着馬は、1枠が2頭、2枠が5頭、3枠が4頭、4枠が6頭、5枠が1頭、6枠が4頭、7枠が2頭、8枠が2頭となっています。
3着馬は、1枠が2頭、2枠が2頭、3枠が5頭、4枠が2頭、5枠が4頭、6枠が6頭、7枠が2頭、8枠が3頭となっていました。
1枠、2枠、3枠の内枠が少なくとも1頭3着以内に入ったのは、03年、06年、14年、21年の4年を除く、26年中22年となっています。
逆に、6枠、7枠、8枠の外枠が少なくとも1頭3着以内に入ったのは、07年、08年、10年、12年、17年、20年、22年の7年を除く、26年中19年となっていました。
以上ですが、今年もまずは前走G1を走った馬の取捨選択からといったところでしょうか。
特にその中で昨年このレースを制し2連覇がかかっているプログノーシスの選択から始まりそうですね。
函館開催も含めてここ12年、1番人気馬が勝っていないデータと共に、97年、98年エアグールーヴの連覇以来、25年間連覇がないデータを覆すことができるか、要注目です。
ともかくも、今年も上記で書いたデータを丁寧に踏まえながら、勘も働かせて結論を出していこうと思います。