94年以降02年の中山競馬場開催を除く29年、連対馬58頭、3着馬30頭(23年の同着含む)からです。


今年も、このレースでのハンデ戦としての傾向から取り上げます。
まず軽ハンデの馬の連対状況ですが、重量54kg以下に限定いたしますと54kg以下の重量で連対したのは58頭中14頭いました。
また、02年の中山開催も入れますと、96年から04年まで9年連続で54kg(53kg)以下の重量の馬が連に絡んでいました。
逆に、94年、95年、05年、06年、09年、10年、11年、12年、13年、14年、15年、16年、18年、19年、21年、23年の16年は重量55kg以上の馬同士が連対していました。
特に、09年から16年までの8年連続で重量55kg以上の馬同士で決着しています。(17年は「56kg-53kg」でしたが、続く18年は、「56kg-55kg」、翌19年は、「56kg-55kg」とまた55kg以上の馬同士での連対となりました。)
翌20年は「54kg-56kg」と、05年以降、07年、08年、17年に続いて4回目の重量54kg以下の馬が連対した年となりました。
21年は、「57.5kg-56kg」と55kg以上同士の組み合わせとなっています。
22年は、「54kg-55kg」と、05年以降、07年、08年、17年、20年に続いて5回目の重量54kg以下の馬が連対した年となりました。
昨年23年は、「57kg-57kg」と55kg以上同士の組み合わせとなっています。
その54kg以下の14頭の連対馬の前走の着順ですが、96年1着のエルウェーウィンの前走オープン特別6着、01年2着ハッピールックの前走神戸新聞杯6着の2頭以外はすべて条件戦あるいはオープン特別、重賞で3着以上の成績となっていました。

3着馬では、30頭中ハンデ重量54kg以下の馬は10頭いました。
その10頭の前走ですが、500万下条件戦1着が1頭、1000万下(900万下)特別1着が4頭、準オープン特別が4頭(1着、3着、5着、1着)、オープン特別5着が1頭、重賞(ラジオNIKKEI賞)1着が1頭となっていました。
上記で挙げたように、連対馬で05年以降昨年までの19年間で重量54kg以下の馬が連対したのは、07年、08年、17年、20年、22年の5回でしたが、3着馬では、06年、07年、10年、12年、17年、18年の6回となっていました。
結局、05年以降、3着以内に少なくとも1頭、重量54kg以下が入った年は、19年中9年となっています。

今回のハンデ重量54kg以下の出走馬で、前走3着以上だった馬は、前走3勝クラス5番人気2着のタイセイフェリーク(52kg)の1頭となっています。
あと、ハンデ重量54kg以下の登録馬で、前走オープン以上で4着から6着の間だった馬ですが、今回の登録はありません。


次に臨戦過程ですが、前走で条件特別のレースを走ったのは連対馬58頭中18頭いました。
その18頭の前走の着順の内訳は、1着が11頭、2着が5頭、3着が2頭とすべて3着以内でした。
また、3着馬30頭で前走条件特別だったのは11頭となっていました。
その着順は、1着が7頭、2着が1頭、3着が2頭、5着が1頭となっていました。
今回の出走馬で、前走条件特別レースで5着以上だった馬は、前走3勝クラス特別5番人気2着のタイセイフェリーク(52kg)の1頭となっています。

続いて前走がオープン特別だったのは9頭いました。
着順はそのうち4頭が1着、あと残り5頭は、3着、4着、6着、8着、9着となっていました。
この前走、3着、4着、6着、8着、9着の5頭ですが、そのうち、前走6着、9着の2頭はそれまでにG1で連対経験がありました。
G1経験のなかった3頭のうち2頭(前走4着馬、前走8着馬)はそれまでに、G1以外の重賞1勝を経験していました。
あと1頭(前走3着馬)は重賞経験はありませんでした。

また3着馬で前走オープン特別だったのは4頭で、その着順は2着2頭と、3着と5着が各1頭でした。
この4頭ですが、そのうち2頭はG1での出走経験があり、またG1以外の重賞で勝った経験がありました。
あと2頭(11年3着のカワキタコマンド、14年3着のスーパームーン)は、それぞれ前々走、3走前で準オープン特別を勝ったばかりで、それまでオープンでも重賞でも掲示板に載った経験はありませんでした。
今回の出走馬の中で前走オープン特別だったのは、ショウナンバシット(1着)、マイネルメモリー(5着)、アドマイヤハレー(7着)、ジャンカズマ(7着)、アドマイヤビルゴ(8着)、フォワードアゲン(9着)、ペプチドソレイユ(9着)の7頭となっています。
そのうち、ショウナンバシット、アドマイヤビルゴ、フォワードアゲンの3頭がG1の経験がありました。(連対はなし)
しかしながら、G1以外の重賞で勝った経験のある出走馬は今回はません。

続いて前走が重賞だった連対馬は残りの31頭となりますが、そのうち京都大賞典など「G2」が22頭となっています。
その22頭ですが、その前走の着順人気に関係なく、03年1着のアクティブバイオの当日7番人気、05年2着のマーブルチーフの当日14番人気、09年1着のミヤビランベリーの当日11番人気、15年2着のメイショウカドマツの当日10番人気のこの4頭を除く18頭が当日5番人気以上の上位人気でした。
その5番人気以上をはずした4頭ですが、過去にその年の重賞かオープン特別で連対経験があったか、準オープン特別で勝っていました。
今回の出走馬では前走G2の馬は、16頭中6頭が出走しています。
まずはそれぞれの当日の人気には注意が必要かと思います。
ちなみに、この6頭のうち、今年、重賞かオープン特別で連対経験のあったのは、クロミナンス、サヴォーナ、メイショウブレゲの3頭となっています。

あと残り9頭ですが、すべて「G1」でした。
今回の出走馬で前走がG1だった馬ですが、今回はいません。
3着馬では、前走重賞だったのは30頭中12頭で、G1が4頭(天皇賞(秋)が13着、8着、天皇賞(春)が7着、日本ダービーが9着)、G2が8頭(2着3頭、5着1頭、9着1頭、12着1頭、15着1頭)、G3が1頭(5着)となっています。


次に年齢ですが、連対馬では4歳が23頭、5歳が17頭、6歳が9頭、3歳が8頭、7歳が1頭となっていました。
また3着馬では、4歳が12頭と最も多く、続いて5歳が9頭、3歳と6歳が各4頭、7歳が1頭となっています。


次に毛色ですが、連対馬では鹿毛が24頭と最も多く、続いて栗毛が18頭、黒鹿毛が12頭、青鹿毛が3頭、芦毛が1頭となっています。
3着馬では鹿毛が17頭と最も多く、続いて黒鹿毛が7頭、青鹿毛と栗毛が各3頭となっていました。


1番人気ですが、過去29年で11頭の連対とあまりよくありません。

ちなみに、その1番人気が連をはずした18年ですが、そのうち12年で2番人気の馬が3着以上に入っていました。
あと1番人気も2番人気も連に絡まなかった残り5年は3番人気(3回)、4番人気(2回)がそれぞれ入っていました。


父の血統ですが、03年以降過去21年で見てみますと、
1着馬は、サンデーサイレンス系が9頭(ハーツクライ3頭、ゼンノロブロイ、オルフェーヴル各2頭、ステイゴールド、ディープインパクト各1頭)、ノーザンダンサー系が3頭(サドラーズウェルズ系2頭、ヴァイスリージェント系1頭)、ナスルーラ系も3頭(グレイソブリン系2頭、レッドゴッド系1頭)、ミスタープロスペクター系も3頭(ウッドマン系、アフリート系、キングマンボ系各1頭)、ロベルト系が2頭(グラスワンダー、スクリーンヒーロ―)、ブランドフォード系が1頭(ノヴェリスト)
2着馬は、サンデーサイレンス系7頭(ハーツクライ3頭、タヤスツヨシ、ステイゴールド、ダイワメジャー、ディープインパクト各1頭)、ロベルト系が4頭(、スクリーンヒーローが2頭、グラスワンダー、マヤノトップガンが各1頭)、ミスタープロスペクター系も3頭(キングマンボ系2頭、ウッドマン系1頭)が各3頭、ノーザンダンサー系が2頭(ダンチヒ系、リファール系各1頭)、ナスルーラ系が2頭(グレイソブリン系2頭)、トゥルビョン系(トウカイテイオー)、ディクタス系(サッカーボーイ)、ブランドフォード系(ノヴェリスト)が各1頭
3着馬は、サンデーサイレンス系が11頭(サンデーサイレンス、ゼンノロブロイ各2頭、アドマイヤベガ、サクラプレジデント、ネオユニヴァース、デープブリランテ、スズカマンボ、ステイゴールド、ハーツクライ各1頭)、ロベルト系が3頭(グラスワンダー、スクリーンヒーロー、ブライアンズタイム各1頭)、ナスルーラ系が2頭(グレイソブリン系2頭)、ミスタープロスペクター系も3頭(キングマンボ系が3頭)ディクタス系(サッカーボーイ)、ノーザンサンダー系(ノーザンテースト系)、ヘイロー系(ロージズインメイ)が各1頭
となっています。


それから、また蒸し返すようですが、もう少し前走のレースについて掘り下げようと思います。
東京競馬場の馬場改装後の03年以降昨年23年までの21年で見てみますと、前走条件戦を走った馬は1着から3着までの63頭中では21頭が入っていました。
内訳は、準オープンが16頭、1000万下が5頭となっていました。
また、05年、13年、14年、20年を除く17年は少なくとも1頭は入っていました。(07年、08年、12年、18年は2頭ずつ)

その前走準オープン戦の16頭の前走の人気と着順ですが、順に、4番人気5着、7番人気1着、1番人気1着、2番人気2着、1番人気1着、1番人気2着、1番人気1着、1番人気1着、1番人気1着、3番人気3着、2番人気1着、8番人気3着、2番人気1着、1番人気1着、2番人気1着、3番人気1着(1着11頭、2着2頭、3着2頭、5着1頭)となっていました。
それから前走1000万下戦の5頭のその前走の人気と着順ですが、6番人気1着、9番人気1着、1番人気1着、8番人気1着、7番人気1着(すべて1着)となっていて、人気薄の1着が4頭いたというのが特筆すべきところとなっています。

今回の出走馬で前走準オープン特別(3勝クラス)を走って掲示板に載っていた馬は、上記で挙げました通り、前走5番人気2着のタイセイフェリークの1頭となっています。
また今回前走1000万下戦(2勝クラス)を走って掲示板に載っていた馬は、今回はいません。


以上ですが、今年も難解ですね。
ともかくも、今年も、人気とオッズが出てから、上記のデータを基に、丁寧に検討していこうと思います。
2010年に新設された重賞で、JBC競走開催で休止となった18年を除いて今回で13回目になります。
12月の第1週に行われていた「ジャパンカップダート」、そしてそれに代わって行われている「チャンピオンカップ」の前哨戦の位置づけとなるレースです。
第1回(10年)では、1番人気で制したトランセンドは、見事ジャパンカップダートでも優勝を果たしました。
しかしながら結局その年は、みやこステークスを経てジャパンカップダートに出走したのはトランセンドを含めて16頭中4頭でしたが、そのトランセンド以外の3頭は掲示板圏外の成績で終わっています。
第2回(11年)では、1番人気で制したエスポワールシチーはジャパンカップダートでは3着でした。
そのジャパンカップダートを制したのはまたも2年連続でトランセンドでした。
しかしながら、トランセンドはこのみやこステークスを経ずに他の路線からジャパンカップダートに挑んでの連覇となっています。
結局この年、みやこステークスを経てジャパンカップダートに出走したのは、エスポワールシチーを含めて出走数(1頭取り消し)15頭中6頭。
そのうち、3着になったエスポワールシチー以外では、みやこステークスで4着だったワンダーアキュートがジャパンカップダートで2着となりました。
あとの4頭は掲示板圏外の成績となっています。
第3回(12年)は、出走数16頭中、ジャパンカップダートに挑んだのは6頭。
そのうち、みやこステークスで3番人気2着だったニホンピロアワーズがジャパンカップダートで優勝。
同じく5番人気3着だったホッコータルマエがジャパンカップダートでも3着となりました。
他の4頭ですが、そのうち2頭が4着(みやこSでは1着)、5着(同6着)となっていました。
年を追うごとに結びつきが強くなっている気がいたしましたが、
第4回(13年)では、出走数16頭中6頭がジャパンカップダートに挑みましたけれど、3着以内に初めて1頭も入ることができませんでした。
みやこステークスで2番人気1着だったブライトラインは、ジャパンカップダートでは7番人気4着でした。
また、1番人気3着だったローマンレジェンドは2番人気13着と大敗していました。
しかしながら、4番人気6着だったグレープブランデーは、ジャパンカップダートでは11番人気5着でしたが、翌年2月のフェブラリーステークスで優勝を果たしています。)

ということで、結びつきに関しては結局わからずじまいとなりました。
第5回(14年)は、それまで阪神で行われていたジャパンカップダートが中京に変わり、名称も「チャンピオンカップ」に変わって行なわれることになり、結びつきに関してはまた改めて白紙ということになりました。
その14年ですが、出走数16頭中4頭がそのチャンピオンカップに挑み、2番人気1着で快勝したインカンテンションは、チャンピオンカップでは10着、1番人気5着となったクリノスターオーは8着、3番人気7着となったニホンピロアワーズは13着という結果でした。
しかし、あと1頭のナムラビクターは4頭の中では人気がなかった4番人気でみやこSでは3着でしたが、チャンピオンSでも8番人気でがんばって2着に入りました。
第6回(15年)では、出走数11頭中4頭がチャンピオンカップに挑み、7番人気1着だったロワジャルダンが、8番人気4着が最高位で、他の3頭は二桁着順に沈んでしまいました。
第7回(16年)では、出走数16頭中5頭がチャンピオンカップに挑み、2番人気14着だったアスカノロマンが10番人気3着と最高位で、他の4頭は、5着、8着、9着、10着でした。
第8回(17年)では、出走数15頭中4頭がチャンピオンカップに挑み、2番人気1着だったテイエムジンソクが1番人気2着と連対しましたが、3番人気3着だったキングズガードが11番人気8着、他の2頭は12着、13着でした。
第9回(19年)では、出走数16頭中6頭がチャンピオンカップに挑み、1番人気15着と大敗したインティが巻き返して3番人気3着となったのが最高位。
あと3番人気3着だったキングズガードが13番人気5着、他の4頭は7着、9着、14着、16着でした。
第10回(20年)では、出走数10頭中2頭がチャンピオンカップに挑み、1番人気1着だったクリンチャーは5番人気11着、3番人気4着だったエアマルマスは8番人気10着と、厳しい結果となりました。
第11回(21年)では、出走馬16頭中5頭がチャンピオンカップに挑み、5番人気1着だったメイショウハリオは10番人気7着でしたが、10番人気の人気薄で3着に入ったアナザートゥルースがチャンピオンカップでも14番人気の人気薄で同じく3着に入りました。
他の3頭は、掲示板を外す結果となりました。
第12回(22年)では、出走馬16頭中3頭がチャンピオンカップに挑み、11番人気1着だったサンライズホープは11番人気6着でしたが、3番人気4着のハピがチャンピオンカップで6番人気の3着に入りました。
他の1頭は、掲示板を外す結果となりました。
第13回(23年)では、出走馬16頭中2頭がチャンピオンカップに挑み、1番人気1着だったセラフィックコールは2番人気10着、6番人気2着だったメイクアリープは11番人気7着と、両連対馬は掲示板を外す結果となりました。
結局、チャンピオンカップに変わってからの18年を除く9年間、15年、20年、23年を除く6年で1頭ずつ、3着以内に入っていたことになりました。(2着2頭、3着4頭)
一応、チャンピオンCでは、上記の傾向を参考程度にしていこうとは思っています。


では、いつものように過去のデータを載せていきます。
第1回の10年からJBC開催で行われなかった18年、阪神競馬場で行われた20年、21年、22年を除く、23年年までの10年、連対馬20頭、3着馬10頭からです。


まずは1番人気の馬ですが、
10年 1番人気キングスエンブレムは2着
11年 1番人気エスポワールシチーは1着
12年 1番人気ローマンレジェンドは1着
13年 1番人気ローマンレジェンドは3着 
14年 1番人気クリノスターオーは5着
15年 1番人気ダノンリバティは6着
16年 1番人気グレンツェントは2着 
17年 1番人気エピカリスは8着
19年 1番人気インティは15着
23年 1番人気セラフィックコールは1着
となっていました。


人気の組み合わせでは、15年と19年以外の8年では、3着以内に1番人気から4番人気の上位人気から2頭と5番人気から9番人気までの1頭との組み合わせとなっていました。
その外した15年は7番人気-6番人気-4番人気の組み合わせ、19年は7番人気-10番人気-6番人気となっていて、その2年は荒れています。


10年間の父の血統ですが、連対馬20頭では、サンデーサイレンス系とノーザンダンサー系とナスルーラ系が各5頭、ミスタープロスペクター系が4頭、ワイルドラッシュ(ノーザンダンサー系と同じニアーティック系)が1頭となっていました。

3着馬9頭では、サンデーサイレンス系が5頭、ミスタープロスペクター系とナスルーラ系が各2頭、ノーザンダンサー系が1頭となっていました。


毛色は、連対馬では、鹿毛が9頭、栗毛が6頭、青毛が2頭、黒鹿毛が1頭、芦毛が1頭、青鹿毛が1頭となっていました。

3着馬では、鹿毛が6頭、黒鹿毛が2頭、栗毛が1頭、青鹿毛が1頭となっています。
また、毎年少なくとも鹿毛馬が1頭、3着以内に入っていました。(3頭1年、2頭3年、1頭6年)


年齢は、連対馬では、4歳が9頭、3歳と5歳が各4頭、6歳が2頭、8歳が1頭となっていました。
3着馬では、5歳が5頭、7歳が2頭、3歳と4歳と6歳が各1頭となっていました


枠の出目は、連対馬では、2枠が5頭と最も多く、あと、1枠と3枠と4枠が各3頭、5枠と8枠が各2頭、6枠と7枠が各1頭となっていました。
3着馬では、7枠が3頭、3枠が2頭、1枠と2枠と4枠と5枠と6枠が各1頭となっています。


臨戦過程では、連対馬の前走は、地方(3頭)を含めた重賞が1番多く、9頭となっていました。
着順は、1着5頭、2着1頭、3着1頭、4着1頭、5着1頭となっています。
続いてオープン特別が8頭と重賞に迫っています。
着順は、1着2頭、2着1頭、4着1頭、5着1頭、6着1頭、7着1頭、8着1頭でした。
あと、準オープン(3勝クラス)が3頭(いずれも1着)となっていました。
3着馬の前走は、地方を含めた重賞が8頭で、着順は、1着1頭、2着2頭、3着2頭、4着2頭、6着1頭となっています。
あとオープン特別が2頭(1着、3着)となっていました。


以上ですが、ともかくも上記のデータを参考にして丁寧に検討していこうと思っています。
02年の中山競馬場開催を除く、94年から29年、連対馬58頭、3着馬29頭からです。


まずは血統からですが、ノーザンダンサー系絡みの連対馬が58頭中30頭(父のみ9頭、BMS(母の父)のみ18頭、父もBMSもどちらもが3頭)いました。
そのノーザンダンサー系絡みの馬が連対しなかったのは、該当する29年中、96年、10年、14年、16年、18年、20年、21年、23年の8年となっています。
逆に連対馬2頭ともノーザンダンサー系絡みだったのは9年ありました。(1頭だったのは残り12年)
基本的には、ノーザンダンサー系絡みの馬には要注意のようです。
そのノーザンダンサー系で目立っていたのは、6頭のダンチヒ系、5頭のストームバード系、4頭のノーザンテースト系、そして3頭のヌレイエフ系、ヴァイスリージェント系となっています。
ちなみに、今回の登録馬14頭でノーザンダンサー系絡みの馬は5頭となっています。

逆に、ノーザンダンサー系絡みではない連対馬の残りの28頭ですが、まず父は、ネイティヴダンサー系(プロスペクター系を含む)とヘイルトゥリーズン系(キンシャサノキセキが3頭、ディープインパクトが3頭、ダイワメジャーが2頭、ブライアンズタイム、グラスワンダー、ハーツクライ、スワーヴリチャードが各1頭)が各12頭、ナスルーラ系が3頭(プリンスリーギフト系2頭、グレイソブリン系1頭)、プリンスローズ系が1頭(メドウレイク)で、

また母の父(BMS)では、ヘイルトゥリーズン系が11頭、ナスルーラー系が9頭、ミスタープロスペクター系が3頭、ハイペリオン系が2頭、プリンスローズ系(メドウレイク)、ベストターン系(アウトオブプレイス)、サーゲイロード系(ニホンピロウイナ)が各1頭となっていました。
そのノーザンダンサー系絡みではない連対馬28頭の当日人気は、

97年2着のマチカネサンシロー(8番人気)

07年2着のドリームシグナル(12番人気)

11年1着のグランプリボス(7番人気)

12年2着のラブリーデイ(7番人気)

14年1着のセカンドテーブル(11番人気)

15年2着のアドマイヤモラール(6番人気)
20年2着のロードマックス(9番人気)
21年1着のキングエルメス(8番人気)
23年2着のロジリオン(8番人気)

の9頭以外の19頭は5番人気以上の上位人気で、
前走の人気着順も、
マチカネサンシローのオープン特別6番人気7着、
グランプリボスのデイリー杯2歳S3番人気7着、
セカンドテーブルの小倉2歳Sの6番人気7着
ロードマックスの新潟2歳Sの6番人気7着
の4頭以外は、3番人気以上の上位人気かつ5着以上の上位着順でした。
ちなみに今回のノーザンダンサー系が絡まない登録馬で、前走の人気が3番人気以上かつ前走の着順が5着以上なのは、該当登録馬14頭中パンジャタワー、ヒシアマン、レモンバームの3頭となっています。
また、マチカネサンシローやグランプリボス、セカンドテーブル、ロードマックスのように、上記に該当しない前走芝のオープン以上だった登録馬は、小倉2歳SS4番人気6着エンドレスサマー、サウジアラビアRC6番人気4着シンフォーエバー、サウジアラビアRC5番人気3着マイネルチケット、函館2歳S5番人気4着ヤンキーバローズの4頭がいます。

それから3着馬では、29頭中18頭がノーザンダンサー系絡み(父が8頭、BMSが9頭、両方が1頭)でした。
あと、ノーザンダンサー系が絡まなかった残り11頭の父ですが、ヘイルトゥリーズン系のサンデーサイレンス系が5頭(マツリダゴッホが2頭、フジキセキ、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー)、ヘイルトゥリーズン系のロベルト系が1頭(シンボリクリスエス)、ミスタープロスペクター系が4頭、サクラバクシンオーが1頭となっていました。
またその11頭の当日の人気は、09年8番人気3着のツルマルジュピター(前走オープン特別2番人気12着)、18年6番人気3着のカルリーノ(前走函館2歳S3番人気3着)、23年9番人気3着のオーキッドロマンス(前走オープン特別7番人気1着)を除いて当日5番人気以上、前走は3番人気以上かつ3着以上の上位となっていました。
今回の登録馬で、ノーザンダンサー系が絡まなくて、前走3番人気以上かつ3着以上の上位だった馬は、該当登録馬14頭中3頭となっています。

この3頭の中の出走馬の当日の人気(過去のデータ上では、5番人気以上の上位人気であること)に要注意です。


次に連対馬の臨戦過程ですが、まず前走新馬戦は8頭いました。
その前走の人気の内訳は、1番人気1着が4頭、2番人気1着が3頭、5番人気が1頭でした。
今回の登録馬で前走新馬戦で、5番人気以上1着だった馬ですが、バニーラビット(前走1番人気1着)、パンジャタワー(前走1番人気1着)、レモンバーム(前走3番人気1着)の3頭がいます。
次に、前走未勝利戦ですが、06年6番人気2着のマイネルフォーグ(前走3番人気1着)と07年12番人気2着のドリームシグナル(前走2番人気1着)、13年6番人気2着のクインズハリジャン(前走1番人気1着)、15年6番人気2着のアドマイヤモラール(前走1番人気1着)、23年8番人気2着のロジリオン(前走1番人気1着)の5頭となっています。
今回の登録馬で、前走未勝利馬でその人気が3番人気以上だったのは、アーグラード(前走1番人気1着)、ロジリオン(前走1番人気1着)、アンバーニードル(前走2番人気1着)、バロン(前走2番人気1着)、ジャスパーノワール(前走3番人気1着)の5頭となっています。
今回の登録馬で前走未勝利戦を走ったのは3頭いますが、そのうち2番人気以上だったのは、前走1番人気1着のヒシアマンの1頭となっています。
そして、前走500万下の条件戦だったのは8頭でした。
内訳は、1番人気1着が2頭、1番人気2着が2頭、2番人気2頭が1頭、3番人気2着が1頭、5番人気1着が1頭、8番人気1着が1頭でした。
今回前走500万下(1勝クラス)で連対している登録馬は、前走4番人気2着だったキタノクニカラの1頭がいます。
次に前走オープン特別だったのは18頭いました。
内訳は、アイビーSが3頭(3頭とも1番人気1着)、ききょうSが2頭(2頭とも1番人気1着)、芙蓉Sが1頭(2番人気2着)、いちょうSが3頭(1番人気3着、6番人気7着、3番人気3着)、すずらん賞が2頭(1番人気5着、4番人気6着)、カンナSが2頭(1番人気1着、2番人気10着)、ダリア賞が2頭(2頭とも1番人気1着)、中京2歳Sが1頭(1番人気1着)、野路菊Sが1頭(2番人気1着)、クローバー賞(1番人気5着)となっていました。
そして、前走重賞を走っていたのは19頭でした。

内訳は、デイリー杯2歳Sが5頭(1番人気3着、2番人気11着・・・98年2着のロサード、2番人気2着、5番人気2着、3番人気7着・・・グランプリボス)、函館2歳(3歳)Sが7頭(3番人気1着、4番人気7着・・・04年1着のスキップジャック、2番人気1着・・・08年2着のフィフスペトル、1番人気2着、1番人気1着、2番人気2着、4番人気1着)、札幌3歳Sが1頭(8番人気7着・・・98年1着のウメノファイバー)、新潟2歳が1頭(1番人気3着・・・マイネルレーニア、6番人気7着・・・ロードマックス)、小倉2歳Sが3頭(6番人気7着・・・セカンドテーブル、1番人気1着、3番人気1着、1番人気2着)となっていました。

それから3着馬の前走ですが、新馬戦が3頭、未勝利戦が4頭、500万下が7頭、オープン特別が9頭、重賞が6頭となっていました。


次に当日1番人気の馬ですが、29年で13頭連対していました。
3着馬では3頭いました。
その13頭の前走は、1番人気1着が8頭、2番人気1着が3頭、2番人気2着が1頭、3番人気3着が1頭でした。
連をはずした1番人気の残りの16頭の前走は、1番人気1着が6頭(うち1頭はダート戦)、1番人気2着が2頭、1番人気3着が2頭、2番人気1着が2頭、4番人気1着が2頭、4番人気4着、6番人気1着、6番人気7着が各1頭となっていました。
ちなみに、3着に入った1番人気3頭の前走は1番人気1着が2頭、2番人気1着が1頭でした。


毛色は、連対馬では鹿毛が25頭、栗毛が18頭、黒鹿毛が10頭、青鹿毛が4頭、芦毛が1頭となっていました。
3着馬では鹿毛が19頭、栗毛が4頭、黒鹿毛が3頭、芦毛、栃栗毛、青毛が各1頭となっています。


枠順の出目ですが、連対馬では、4枠の11頭が最も多く、続いて8枠が9頭、3枠と6枠が各8頭、1枠と5枠が各7頭、2枠が6頭、7枠が2頭となっています。
3着馬では、逆に7枠が9頭と最も多く、続いて4枠と8枠が各4頭、1枠と5枠が各3頭、2枠と3枠と6枠が各2頭となっています。


それから、毎年もう一つのデータとして、後で追記していたものをここに追記しておきます。
東京競馬場改修後の03年以降20年で、03年、05年、13年、15年、16年、17年、18年、19年を除く12年で、8番人気以下の下位人気の馬が1頭ないし2頭、3着以内に絡んでいました。
内訳は、
04年 1着  9番人気(14頭中) 単勝オッズ 34.7倍
06年 3着 11番人気(14頭中) 単勝オッズ 80.0倍
07年 2着 12番人気(15頭中) 単勝オッズ 45.2倍
08年 1着 14番人気(15頭中) 単勝オッズ 61.9倍
09年 3着  8番人気(17頭中) 単勝オッズ 20.3倍
10年 3着 13番人気(15頭中) 単勝オッズ140.0倍
11年 2着  9番人気(14頭中) 単勝オッズ 36.0倍
12年 3着  8番人気(16頭中) 単勝オッズ 20.7倍
14年 1着 11番人気(12頭中) 単勝オッズ 34.4倍
20年 2着  9番人気(18頭中) 単勝オッズ 57.5倍
21年 1着  8番人気(14頭中) 単勝オッズ 16.4倍
22年 1着 10番人気(18頭中) 単勝オッズ 51.0倍
22年 2着 11番人気(18頭中) 単勝オッズ 56.5倍
23年 2着  8番人気(12頭中) 単勝オッズ 15.9倍
23年 3着  9番人気(12頭中) 単勝オッズ 34.1倍

3着以内に入らなかった8年のうち、05年では4着に8番人気(10頭中) 単勝オッズ57.9倍の馬、13年も4着に9番人気(14頭中)、単勝オッズ38.4倍の馬がそれぞれ入っていました。
(03年では、6着に9番人気(10頭中)、単勝オッズ142.5倍、16年では、5着に9番人気(13頭中)、単勝オッズ36.0倍)の馬が入っていました。)

また、18年、19年の頭数はそれぞれ8頭、10頭でした。
こう見てみると、毎年下位人気の馬が1頭上位に来ていて、その1頭の単勝オッズの数字も8番人気の3頭を除けばかなり高いものとなっています。
これを、05年(4着)、13年(4着)、16年(5着)も含めて、04年から23年まで順にそのそれぞれの人気薄の馬の「枠順」を挙げていきますと、
2枠、2枠、2枠、4枠、2枠、4枠、1枠、3枠、8枠、6枠、3枠、1枠、8枠、3枠、5枠、4枠、2枠、3枠となっていて、5枠(1回)と6枠(1回)と8枠(2回)の4頭を除いて、内枠中心となっています。
また、04年以降、その8番人気以下の3着以上に入った人気薄の馬の前走を見てみますと、15頭中重賞が4頭、オープン特別が7頭、未勝利戦が3頭、新馬戦が1頭となっていました。


3連単の配当ですが、3連単が始まった04年に17万円台といきなり10万円以上の高配当、その翌年の05年は1万円台、そして翌年06年(19万円台)からは7年連続で10万円以上の高配当が続きました。
その後、13年から19年までの7年間は、10万円以上の配当はありませんでしたが、20年、21年と共に11万円台と久々に10万円台の配当が出ました。
さらに翌年22年は、220万円台と100万円以上馬券が出ました。
昨年23年は6万円台となっています。
結局、20年中11年で、10万円以上の高配当を記録しています。(10万台が8年、20万台が1年、50万台が1年、220万台が1年)となっていました。
3連単狙いであれば、ここはやはり今年も高配当を狙って予想したいところですね。
ただ、06年から12年まで7年連続10万円以上の配当だったのが、13年以降19年までの7年連続で10万円を切っているところが気になるところです。
ともかく、上記のデータを参考に丁寧に検討しながら結論を出していきたいと思います。