ハンデ戦となった97年以降、09年の札幌競馬場開催を除く26年、連対馬52頭、3着馬26頭からです。
かつては、前走「巴賞」組の活躍が目立ったレースでした。
連対馬52頭中20頭が前走巴賞で、それぞれの人気と着順は、5番人気9着、7番人気9着、9番人気8着、4番人気7着、6番人気3着、3番人気6着、3番人気2着、7番人気1着、1番人気2着、6番人気11着、5番人気8着、2番人気4着、3番人気1着、11番人気5着、3番人気8着、7番人気6着、2番人気9着、5番人気12着、6番人気9着、5番人気5着となっていました。
その人気面だけに着目しますと、1番人気は1頭、2番人気は2頭、3番人気は4頭、そして4番人気以下は計13頭と、巴賞下位人気の馬が結構函館記念で連に絡んでいることがわかります。
そして同じく3着馬も見てみますと、26頭中7頭が前走巴賞組でした。(それ以外で、前々走で巴賞を走った馬が1頭(1番人気1着)います。
その人気と着順は、9番人気1着、2番人気1着、7番人気5着、7番人気5着、1番人気6着、3番人気6着、4番人気3着となっていました。
その人気面だけに着目しますと、1番人気、2番人気、3番人気、4番人気が各1頭、7番人気が2頭、9番人気が1頭となっていました。
この前走巴賞の馬が3着となった年ですが、97年、98年、99年の3年連続と01年、08年、12年、16年となっています。
しかしながら、10年以降過去14年中8年(10年、11年、14年、15年、17年、18年、21年、22年)で、前走が巴賞組の馬が3着以内に1頭も来ていなくて、ここ最近では、前走巴賞組の分が悪くなっています。
ただ、19年は1着、2着を占め、20年、23年は2着に入っています。
その3着以内に前走巴賞組が来なかった8年のそれぞれの前走巴賞組の出走数ですが、10年は16頭中2頭、11年は16頭中4頭、14年は16頭中3頭、15年は16頭中4頭、17年16頭中5頭、18年は15頭中5頭、21年は16頭中5頭、22年が16頭中5頭となっていました。
逆に、前走巴賞組が3着以内に入った残り5年では、12年は16頭中5頭(2着に前走巴賞11番人気5着のイケトップガン、3着に同じく3番人気6着のミッキーパンプキンがそれぞれ入りました)、13年は16頭中7頭(2着に前走巴賞3番人気8着のアンコイルドが入りました)、16年も16頭中7頭(3着に前走j巴賞4番人気3着のツクバアズマオーが入りました)、19年は16頭中9頭(1着に前走巴賞2番人気9着のマイスタイル、2着に同じく5番人気12着マイネルファンロンが入って連対を占めました)、そして20年は16頭中5頭(2着に前走巴賞6番人気9着のドゥーモが入りました)、23年は16頭中4頭(2着に前走巴賞5番人気5着のルビーカサブランカが入りました)となっていました。
ちなみに、09年の札幌競馬場で行われた時は上位6着まですべて巴賞組となっています。
それからもう少し突っ込んで巴賞1番人気の馬だけを見ていきますと、巴賞1番人気の馬が函館記念を走ったのはこの26年では15頭いて、その函館記念での成績は、1番人気12着、3番人気6着、2番人気3着、5番人気6着、1番人気1着、3番人気9着、2番人気3着、2番人気4着、5番人気5着、2番人気9着、1番人気6着、2番人気4着、5番人気4着、5番人気7着、5番人気8着となっていました。
このように、巴賞1番人気は15頭中1連対(3着2回)とかなり厳しいデータとなっています。
ちなみに今回の出走馬(16頭)で前走巴賞組は、ホウオウビスケッツ(2番人気1着)、デビットバローズ(1番人気2着)、アケルナルスター(5番人気3着)、オニャンコポン(4番人気4着)、サンストックトン(3番人気6着)、エミュー(10番人気13着)の6頭となっています。
また、毎年取り上げていますが、前走巴賞組で連対馬20頭のうち16頭、また3着馬7頭中6頭が、その毛色が「鹿毛」であったことも特筆すべきデータかと思います。(連対馬の残り4頭は栗毛が3頭、青鹿毛が1頭、3着馬の残り1頭は黒鹿毛、ちなみに、札幌競馬場で行われた09年は、1着馬「黒鹿毛」、2着馬「鹿毛」、3着馬「黒鹿毛」でした。)
ちなみに今回の前走巴賞の出走馬6頭では、ホウオウビスケッツ、デビットバローズ、オニャンコポン、エミューは鹿毛馬、アケルナルスターは青毛馬、サンストックトンは栗毛となっています。
次に血統ですが、特筆すべきところでは、父あるいは母の父(BMS)でノーザンダンサー系の馬が連対馬52頭中32頭絡んでいました。
そのノーザンダンサー系絡みでなかった残り20頭ですが、97年2着のグロリーシャルマン、01年1着のロードプラチナム、05年2着のブルートルネード、07年2着のロフティエイム、08年1着2着のト-センキャプテンとフィールドベアー、そして10年1着のマイネルスターリー、12年2着のイケトップガン、13年1着のトーケイヘイロー、14年1着のラブイズブーシェ、2着のダークシャドウ、15年1着のダービーフィズ、2着のハギノハイブリッド、18年1着エアアンセム、2着サクラアンプルール、19年1着マイスタイル、2着マイネルファンロン、21年2着アイスバブル、22年2着マイネルウィルトス、23年2着ルビーカサブランカとなっていて、14年、15年、18年、19年のように、最近になって連対馬2頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬の年が出て来ています。
同じく3着馬ですが、26頭中12頭と半分弱となっていました。
上位3頭ともで見てみますと、98年、99年、00年、06年、11年、16年の計6年で、上位3頭ともノーザンダンサー系絡みとなっていて、反対に、15年、18年、19年の3年は上位3頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬で占められていました。
ちなみに、09年の札幌競馬場で行われた函館記念では、連対馬2頭ともBMSがノーザンダンサー系(ダンチヒ系)、3着馬は非ノーザンダンサー系絡みでした。
次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が52頭中32頭と圧倒的に多く連対しています。
あと、栗毛が12頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が26頭中15頭と多く、あと黒鹿毛が8頭、栗毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
参考までに、1着、3着と鹿毛が入った12年の鹿毛馬の出走数は16頭中13頭と圧倒的でしたが、1着2着3着と鹿毛馬が占めた13年、逆に1着2着3着とも鹿毛馬ではなかった14年と21年は、いずれも鹿毛馬は16頭中6頭ずつとなっていました。
15年は1着、2着、3着と栗毛馬が独占しましたが、その栗毛馬は16頭中7頭となっていて、鹿毛馬は16頭中3頭でした。
16年の鹿毛馬は5頭でしたが、そのうち2着、3着に入っています。
17年の鹿毛馬は9頭と結構多い出走数でしたが、1着の1頭のみとなっています。
18年の鹿毛馬は15頭中4頭で、その4頭とも4着以下となっています。
19年の鹿毛馬は16頭中7頭で、そのうち1着、3着に入っています。
20年の鹿毛馬は16頭中9頭で、そのうち1着、2着に入っています。
21年の鹿毛馬は16頭中6頭で、その6頭とも5着以下となっています。
22年の鹿毛馬は16頭中9頭で、そのうち3着に入っています。
23年の鹿毛馬は16頭中8頭で、そのうち1着、3着に入っています。
ちなみに札幌競馬場で行われた09年は、黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛という順で決まりました。
今回の鹿毛馬は、20頭中11頭となっています。
次に年齢ですが、連対馬52頭の中では5歳馬が1番多く、17頭連対していました。
続いて4歳馬と6歳馬が各12頭、7歳馬が8頭、8歳が2頭、10歳が1頭となっています。
特筆すべきこととして、11年の連対馬は8歳馬と10歳馬、12年の連対馬は7歳馬と8歳馬、18年の連対馬は7歳馬同士と、この3年は高齢馬同士での決着となっています。
3着馬でも5歳馬が多く、26頭中12頭が3着になっていて、あと、4歳馬と6歳馬が各6頭、3歳馬と8歳馬が各1頭となっていました。
ちなみに札幌では、7歳-8歳-5歳という順で決まっています。
それから、毎年取り上げていますが、連対馬でノーザンダンダンサー系絡みではなかったのは上記で52頭中残りの20頭と書きましたが、その20頭中、10年の1着馬マイネルスターリーと13年1着馬トーケイヘイロー、14年の1着馬ラブイズブーシェ、同じく2着馬ダークシャドウ、15年の1着馬ダービーフィズ、同じく2着馬ハギノハイブリッド、18年の1着馬エアアンセム、2着馬サクラアンプルール、21年2着馬アイスバブル、22年2着のマイネルウィルトスの計10頭を除く残り10頭の前走は巴賞を走っていました。
ということは、つまり裏を返せば、前走巴賞組ではない過去連対した32頭のうち、そのマイネルスターリー、トウケイヘイロー、ラブイズブーシェ、ダークシャドウ、ダービーフィズ、ハギノハイブリッド、エアアンセム、サクラアンプルール、アイスバブル、マイネルウィルトスの10頭を除く21頭はすべてノーザンダンサー系絡みということになります。
思い返せば、2010年、それまで100%だったこのデータ、「前走巴賞以外の馬ではノーザンダンサー系絡みではない馬の連対はない」ということで勝負しましたが、そのマイネルスターリーが1着になったことにより、もろくもこの勝負は崩れ去りましたが、その後11年、12年の2年間、またこのデータ通りの結果となりました。
しかしながら、その後の13年、14年、15年、18年、21年、22年と、このデータに反した馬が連対してしまいました。
もうこのデータは過去のものとなったのでしょうか。
ここは思案のしどころです。
ちなみに、今回の出走馬で前走巴賞以外を走ったノーザンダンサー系絡みの馬は、エンパイアウエスト、グランディア、サヴォーナ、トップナイフ、ハヤヤッコ、プラチナトレジャー、リカンカブールの7頭となっています。
また、前走巴賞を走った連対馬20頭の、ノーザンダンサー系絡みの馬とノーザンダンサー系絡みではない馬のそれぞれの割合は、10頭、9頭となっています。
ちなみに今回の前走巴賞組6頭の中でノーザンダンサー系絡みの出走馬は、ホウオウビスケッツ、エミューの2頭となっています。
さらにその前走巴賞以外の32頭の傾向を見てみますと、00年1着のクラフトマンシップ(前走七夕賞9番人気8着)、10年1着のマイネルスターリー(前走新潟大賞典7番人気4着)、11年2着のマヤノライジン(前走オープン特別6番人気6着)、15年2着のハギノハイブリッド(前走新潟大賞典7番人気10着)、17年1着のルミナスウォリアー(前走金鯱賞9番人気5着)、17年2着のタマモベストプレイ(前走天皇賞(春)14馬人気13着)、20年1着のアドマイヤジャスタ(前走鳴尾記念13番人気6着)、21年1着のトーセンスーリヤ(前走新潟大賞典9番人気4着)、21年2着アイスバブル(前走目黒記念14番人気8着)、22年1着ハヤヤッコ(前走天皇賞(春)11番人気15着)の10頭以外の22頭は、前走の人気あるいは着順で、「1」「2」「3」の上位の数字が入っていました。
今回の出走馬で、前走巴賞以外のレースで人気あるいは着順で「1」「2」「3」の上位の数字が入っているのは、エンパイアウエスト、プラチナトレジャーの2頭となっています。
3着馬も見てみますと、前走巴賞組以外は26頭中18頭いて、そのうちノーザンダンサー系絡みの馬は5頭、ノーザンダンサー系絡みではない馬は13頭となっています。
また、その18頭の前走の着順ですが、G1だった4頭(宝塚記念15着、安田記念13着、NHKマイル13着、天皇賞(春)15着)と、前走エプソムC10着、前走新潟大賞典8着と9着、マーメイドS11着の4頭、計8頭を除き、あとの10頭は連対(8頭)か3着(1頭)となっていました。
今回の出走馬で、前走巴賞以外で3着以上だった出走馬は。今回はいません。
今回、前走G1だった出走馬は、大阪杯15番人気12着だったハヤヤッコ、同じく12番人気16着だったリカンカブール、天皇賞(春)10番人気6着だったサヴォーナ、同じく9番人気14着だったチャックネイト、菊花賞8番人気14着だったトップナイフの5頭となっています。
それから、ハンデ戦の過去の傾向も見てみますと、連対馬では、06年、08年に「56kg-57kg」の組み合わせ、10年に「56kg同士」の組み合わせ、14年に「56kg-58kg」の組み合わせ、22年に「57kg-56kg」の組み合わせでそれぞれ決まった以外は、片方か両方で55kg以下の重量の馬が絡んでいました。
その中で、55kg以下同士で連対が決まったのは、99年、00年、05年、11年、12年、20年の6年となっていて、残り20年は少なくとも1頭は56kg以上の馬が連対していたことになります。
ちなみに、その55kg以下同士で連対した6年のうち、11年を除く5年のそれぞれ3着も55kg以下でしたから、上位3頭とも55kg以下で占められていたことになります。
3着馬では、98年(56kg)、07年(57kg)、08年(56kg)、10年(57kg)、11年(57kg)、13年(56kg)、19年(57,5kg)、21年(57kg)以外の18年は55kg以下の馬が入っていました。
その中で、08年と10年は上位3頭とも56kg以上の馬で占めていたことになります。
今回の出走馬では、ハンデ重量が56kg以上の馬は、16頭中10頭となっています。
また、1番人気ですが、26年中8連対、3着1回とあまり成績はよくありません。
以上ですが、今年もとりあえずは、前走巴賞組の取捨選択の検討から入りたいと思っています。
それを踏まえて、前走巴賞組以外の馬の検討も行って、後は、上記のデータを丁寧になぞらえながら結論を出していこうと思います。
かつては、前走「巴賞」組の活躍が目立ったレースでした。
連対馬52頭中20頭が前走巴賞で、それぞれの人気と着順は、5番人気9着、7番人気9着、9番人気8着、4番人気7着、6番人気3着、3番人気6着、3番人気2着、7番人気1着、1番人気2着、6番人気11着、5番人気8着、2番人気4着、3番人気1着、11番人気5着、3番人気8着、7番人気6着、2番人気9着、5番人気12着、6番人気9着、5番人気5着となっていました。
その人気面だけに着目しますと、1番人気は1頭、2番人気は2頭、3番人気は4頭、そして4番人気以下は計13頭と、巴賞下位人気の馬が結構函館記念で連に絡んでいることがわかります。
そして同じく3着馬も見てみますと、26頭中7頭が前走巴賞組でした。(それ以外で、前々走で巴賞を走った馬が1頭(1番人気1着)います。
その人気と着順は、9番人気1着、2番人気1着、7番人気5着、7番人気5着、1番人気6着、3番人気6着、4番人気3着となっていました。
その人気面だけに着目しますと、1番人気、2番人気、3番人気、4番人気が各1頭、7番人気が2頭、9番人気が1頭となっていました。
この前走巴賞の馬が3着となった年ですが、97年、98年、99年の3年連続と01年、08年、12年、16年となっています。
しかしながら、10年以降過去14年中8年(10年、11年、14年、15年、17年、18年、21年、22年)で、前走が巴賞組の馬が3着以内に1頭も来ていなくて、ここ最近では、前走巴賞組の分が悪くなっています。
ただ、19年は1着、2着を占め、20年、23年は2着に入っています。
その3着以内に前走巴賞組が来なかった8年のそれぞれの前走巴賞組の出走数ですが、10年は16頭中2頭、11年は16頭中4頭、14年は16頭中3頭、15年は16頭中4頭、17年16頭中5頭、18年は15頭中5頭、21年は16頭中5頭、22年が16頭中5頭となっていました。
逆に、前走巴賞組が3着以内に入った残り5年では、12年は16頭中5頭(2着に前走巴賞11番人気5着のイケトップガン、3着に同じく3番人気6着のミッキーパンプキンがそれぞれ入りました)、13年は16頭中7頭(2着に前走巴賞3番人気8着のアンコイルドが入りました)、16年も16頭中7頭(3着に前走j巴賞4番人気3着のツクバアズマオーが入りました)、19年は16頭中9頭(1着に前走巴賞2番人気9着のマイスタイル、2着に同じく5番人気12着マイネルファンロンが入って連対を占めました)、そして20年は16頭中5頭(2着に前走巴賞6番人気9着のドゥーモが入りました)、23年は16頭中4頭(2着に前走巴賞5番人気5着のルビーカサブランカが入りました)となっていました。
ちなみに、09年の札幌競馬場で行われた時は上位6着まですべて巴賞組となっています。
それからもう少し突っ込んで巴賞1番人気の馬だけを見ていきますと、巴賞1番人気の馬が函館記念を走ったのはこの26年では15頭いて、その函館記念での成績は、1番人気12着、3番人気6着、2番人気3着、5番人気6着、1番人気1着、3番人気9着、2番人気3着、2番人気4着、5番人気5着、2番人気9着、1番人気6着、2番人気4着、5番人気4着、5番人気7着、5番人気8着となっていました。
このように、巴賞1番人気は15頭中1連対(3着2回)とかなり厳しいデータとなっています。
ちなみに今回の出走馬(16頭)で前走巴賞組は、ホウオウビスケッツ(2番人気1着)、デビットバローズ(1番人気2着)、アケルナルスター(5番人気3着)、オニャンコポン(4番人気4着)、サンストックトン(3番人気6着)、エミュー(10番人気13着)の6頭となっています。
また、毎年取り上げていますが、前走巴賞組で連対馬20頭のうち16頭、また3着馬7頭中6頭が、その毛色が「鹿毛」であったことも特筆すべきデータかと思います。(連対馬の残り4頭は栗毛が3頭、青鹿毛が1頭、3着馬の残り1頭は黒鹿毛、ちなみに、札幌競馬場で行われた09年は、1着馬「黒鹿毛」、2着馬「鹿毛」、3着馬「黒鹿毛」でした。)
ちなみに今回の前走巴賞の出走馬6頭では、ホウオウビスケッツ、デビットバローズ、オニャンコポン、エミューは鹿毛馬、アケルナルスターは青毛馬、サンストックトンは栗毛となっています。
次に血統ですが、特筆すべきところでは、父あるいは母の父(BMS)でノーザンダンサー系の馬が連対馬52頭中32頭絡んでいました。
そのノーザンダンサー系絡みでなかった残り20頭ですが、97年2着のグロリーシャルマン、01年1着のロードプラチナム、05年2着のブルートルネード、07年2着のロフティエイム、08年1着2着のト-センキャプテンとフィールドベアー、そして10年1着のマイネルスターリー、12年2着のイケトップガン、13年1着のトーケイヘイロー、14年1着のラブイズブーシェ、2着のダークシャドウ、15年1着のダービーフィズ、2着のハギノハイブリッド、18年1着エアアンセム、2着サクラアンプルール、19年1着マイスタイル、2着マイネルファンロン、21年2着アイスバブル、22年2着マイネルウィルトス、23年2着ルビーカサブランカとなっていて、14年、15年、18年、19年のように、最近になって連対馬2頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬の年が出て来ています。
同じく3着馬ですが、26頭中12頭と半分弱となっていました。
上位3頭ともで見てみますと、98年、99年、00年、06年、11年、16年の計6年で、上位3頭ともノーザンダンサー系絡みとなっていて、反対に、15年、18年、19年の3年は上位3頭ともノーザンダンサー系絡みではない馬で占められていました。
ちなみに、09年の札幌競馬場で行われた函館記念では、連対馬2頭ともBMSがノーザンダンサー系(ダンチヒ系)、3着馬は非ノーザンダンサー系絡みでした。
次に毛色ですが、連対馬では、鹿毛が52頭中32頭と圧倒的に多く連対しています。
あと、栗毛が12頭、黒鹿毛が5頭、青鹿毛と芦毛が各1頭となっていました。
3着馬では、同じく鹿毛が26頭中15頭と多く、あと黒鹿毛が8頭、栗毛が2頭、青毛が1頭となっていました。
参考までに、1着、3着と鹿毛が入った12年の鹿毛馬の出走数は16頭中13頭と圧倒的でしたが、1着2着3着と鹿毛馬が占めた13年、逆に1着2着3着とも鹿毛馬ではなかった14年と21年は、いずれも鹿毛馬は16頭中6頭ずつとなっていました。
15年は1着、2着、3着と栗毛馬が独占しましたが、その栗毛馬は16頭中7頭となっていて、鹿毛馬は16頭中3頭でした。
16年の鹿毛馬は5頭でしたが、そのうち2着、3着に入っています。
17年の鹿毛馬は9頭と結構多い出走数でしたが、1着の1頭のみとなっています。
18年の鹿毛馬は15頭中4頭で、その4頭とも4着以下となっています。
19年の鹿毛馬は16頭中7頭で、そのうち1着、3着に入っています。
20年の鹿毛馬は16頭中9頭で、そのうち1着、2着に入っています。
21年の鹿毛馬は16頭中6頭で、その6頭とも5着以下となっています。
22年の鹿毛馬は16頭中9頭で、そのうち3着に入っています。
23年の鹿毛馬は16頭中8頭で、そのうち1着、3着に入っています。
ちなみに札幌競馬場で行われた09年は、黒鹿毛-鹿毛-黒鹿毛という順で決まりました。
今回の鹿毛馬は、20頭中11頭となっています。
次に年齢ですが、連対馬52頭の中では5歳馬が1番多く、17頭連対していました。
続いて4歳馬と6歳馬が各12頭、7歳馬が8頭、8歳が2頭、10歳が1頭となっています。
特筆すべきこととして、11年の連対馬は8歳馬と10歳馬、12年の連対馬は7歳馬と8歳馬、18年の連対馬は7歳馬同士と、この3年は高齢馬同士での決着となっています。
3着馬でも5歳馬が多く、26頭中12頭が3着になっていて、あと、4歳馬と6歳馬が各6頭、3歳馬と8歳馬が各1頭となっていました。
ちなみに札幌では、7歳-8歳-5歳という順で決まっています。
それから、毎年取り上げていますが、連対馬でノーザンダンダンサー系絡みではなかったのは上記で52頭中残りの20頭と書きましたが、その20頭中、10年の1着馬マイネルスターリーと13年1着馬トーケイヘイロー、14年の1着馬ラブイズブーシェ、同じく2着馬ダークシャドウ、15年の1着馬ダービーフィズ、同じく2着馬ハギノハイブリッド、18年の1着馬エアアンセム、2着馬サクラアンプルール、21年2着馬アイスバブル、22年2着のマイネルウィルトスの計10頭を除く残り10頭の前走は巴賞を走っていました。
ということは、つまり裏を返せば、前走巴賞組ではない過去連対した32頭のうち、そのマイネルスターリー、トウケイヘイロー、ラブイズブーシェ、ダークシャドウ、ダービーフィズ、ハギノハイブリッド、エアアンセム、サクラアンプルール、アイスバブル、マイネルウィルトスの10頭を除く21頭はすべてノーザンダンサー系絡みということになります。
思い返せば、2010年、それまで100%だったこのデータ、「前走巴賞以外の馬ではノーザンダンサー系絡みではない馬の連対はない」ということで勝負しましたが、そのマイネルスターリーが1着になったことにより、もろくもこの勝負は崩れ去りましたが、その後11年、12年の2年間、またこのデータ通りの結果となりました。
しかしながら、その後の13年、14年、15年、18年、21年、22年と、このデータに反した馬が連対してしまいました。
もうこのデータは過去のものとなったのでしょうか。
ここは思案のしどころです。
ちなみに、今回の出走馬で前走巴賞以外を走ったノーザンダンサー系絡みの馬は、エンパイアウエスト、グランディア、サヴォーナ、トップナイフ、ハヤヤッコ、プラチナトレジャー、リカンカブールの7頭となっています。
また、前走巴賞を走った連対馬20頭の、ノーザンダンサー系絡みの馬とノーザンダンサー系絡みではない馬のそれぞれの割合は、10頭、9頭となっています。
ちなみに今回の前走巴賞組6頭の中でノーザンダンサー系絡みの出走馬は、ホウオウビスケッツ、エミューの2頭となっています。
さらにその前走巴賞以外の32頭の傾向を見てみますと、00年1着のクラフトマンシップ(前走七夕賞9番人気8着)、10年1着のマイネルスターリー(前走新潟大賞典7番人気4着)、11年2着のマヤノライジン(前走オープン特別6番人気6着)、15年2着のハギノハイブリッド(前走新潟大賞典7番人気10着)、17年1着のルミナスウォリアー(前走金鯱賞9番人気5着)、17年2着のタマモベストプレイ(前走天皇賞(春)14馬人気13着)、20年1着のアドマイヤジャスタ(前走鳴尾記念13番人気6着)、21年1着のトーセンスーリヤ(前走新潟大賞典9番人気4着)、21年2着アイスバブル(前走目黒記念14番人気8着)、22年1着ハヤヤッコ(前走天皇賞(春)11番人気15着)の10頭以外の22頭は、前走の人気あるいは着順で、「1」「2」「3」の上位の数字が入っていました。
今回の出走馬で、前走巴賞以外のレースで人気あるいは着順で「1」「2」「3」の上位の数字が入っているのは、エンパイアウエスト、プラチナトレジャーの2頭となっています。
3着馬も見てみますと、前走巴賞組以外は26頭中18頭いて、そのうちノーザンダンサー系絡みの馬は5頭、ノーザンダンサー系絡みではない馬は13頭となっています。
また、その18頭の前走の着順ですが、G1だった4頭(宝塚記念15着、安田記念13着、NHKマイル13着、天皇賞(春)15着)と、前走エプソムC10着、前走新潟大賞典8着と9着、マーメイドS11着の4頭、計8頭を除き、あとの10頭は連対(8頭)か3着(1頭)となっていました。
今回の出走馬で、前走巴賞以外で3着以上だった出走馬は。今回はいません。
今回、前走G1だった出走馬は、大阪杯15番人気12着だったハヤヤッコ、同じく12番人気16着だったリカンカブール、天皇賞(春)10番人気6着だったサヴォーナ、同じく9番人気14着だったチャックネイト、菊花賞8番人気14着だったトップナイフの5頭となっています。
それから、ハンデ戦の過去の傾向も見てみますと、連対馬では、06年、08年に「56kg-57kg」の組み合わせ、10年に「56kg同士」の組み合わせ、14年に「56kg-58kg」の組み合わせ、22年に「57kg-56kg」の組み合わせでそれぞれ決まった以外は、片方か両方で55kg以下の重量の馬が絡んでいました。
その中で、55kg以下同士で連対が決まったのは、99年、00年、05年、11年、12年、20年の6年となっていて、残り20年は少なくとも1頭は56kg以上の馬が連対していたことになります。
ちなみに、その55kg以下同士で連対した6年のうち、11年を除く5年のそれぞれ3着も55kg以下でしたから、上位3頭とも55kg以下で占められていたことになります。
3着馬では、98年(56kg)、07年(57kg)、08年(56kg)、10年(57kg)、11年(57kg)、13年(56kg)、19年(57,5kg)、21年(57kg)以外の18年は55kg以下の馬が入っていました。
その中で、08年と10年は上位3頭とも56kg以上の馬で占めていたことになります。
今回の出走馬では、ハンデ重量が56kg以上の馬は、16頭中10頭となっています。
また、1番人気ですが、26年中8連対、3着1回とあまり成績はよくありません。
以上ですが、今年もとりあえずは、前走巴賞組の取捨選択の検討から入りたいと思っています。
それを踏まえて、前走巴賞組以外の馬の検討も行って、後は、上記のデータを丁寧になぞらえながら結論を出していこうと思います。