3歳上の1400mダートでの重賞として、11年までは主に阪神競馬場で行われていましたが(06年、11年は京都競馬場開催)、12年からは、改修された新しい中京競馬場で行われるようになりました。(かつては元々中京競馬場の1700mダートでオープン特別として行われていました。)
しかしながら20年は、変則施行での開催の為、阪神競馬場で行われ、続く21年、22年は小倉競馬場にて行われました。
昨年23年はまた中京競馬場に戻っての施行となりましたが、今年は変則施行での開催の為、再び小倉競馬場で行われます。
とりあえず、リニューアル後の中京競馬場で行われた12年から19年までの8回と昨年23年のデータを挙げて、それぞれのデータの後に、21年、22年に小倉競馬場で行われたデータを載せていきたいと思います。
ただし、施行は、中京競馬場が1400mダート、小倉競馬場が1700mダートとなっています。

まずは、1番人気馬ですが、
12年 ファリダット     3着 (単勝オッズ2.4倍)
13年 ダノンカモン     3着 (5.9倍)
14年 ベストウォーリア  1着 (1.9倍)
15年 レッドアルヴィス  6着 (3.5倍)
16年 ノボバカラ      1着 (3.3倍)
17年 キングズガード   2着 (2.8倍)
18年 インカンテーション 2着 (4.2倍)
19年 マテラスカイ     5着 (2.4倍)
23年 リメイク        2着 (2,0倍) 
まとめますと、連対が9年中5年、複勝圏内が9年中6年となっていました。

小倉競馬場施行では、
21年 サンライズホープ  6着 (4.0倍)
22年 ラーゴム      12着 (4.9倍)
と、この2年だけを見る限りでは、1番人気は掲示板にも載りませんでした。

では、1番人気馬が連対した時の連の相手と3着馬の人気はどうなっていたのでしょうか。
1番人気が連対した4年では、
14年 「1番人気(1.9倍)-2番人気(6.1倍)-10番人気(49.7倍)」
16年 「1番人気(3.3倍)-3番人気(5.9倍)-2番人気(3.6倍)」
17年 「5番人気(7.0倍)-1馬人気(2.8倍)-6番人気(13.1倍)」
18年 「5番人気(7.8倍)-1番人気(4.2倍)-2番人気(5.5倍)」
23年 「2番人気(4.8倍)-1番人気(2.0倍)-5番人気(13.6倍)
と連対の相手は、上位人気5頭の中の馬となっていました。

あと、残り1番人気が連をはずした4年では、
12年 「12番人気(119.2倍)-4番人気(7.5倍)-1番人気(2.4倍」
13年 「2番人気(5.9倍)-5番人気(7.8倍)-1番人気(5.9倍」
15年 「4番人気(6.7倍)-2番人気(4.2倍)-8番人気(22.1倍)」
19年 「2番人気(6.5倍)-3番人気(6.5倍)-4番人気(7.8倍)」
となっていました。
連対では、4年中3年で上位人気5頭以内の組み合わせとなっています。
結局全体的には、12年を除く8年中7年で、上位人気5強以内で連対が決まっていたことになります。
3着馬を含めますと、8年中、13年、16年、18年、19年の半分の4年で、上位人気5頭以内で決まっていたことになります。

さて、1番人気が掲示板に入らなかった小倉競馬場施行では
21年 「9番人気(19.8倍)-12番人気(73.1倍)-14番人気(37.2倍)」
22年 「4番人気(7.0倍)-14番人気(92.7倍)-12番人気(45.7倍)」
という人気薄馬同士での組み合わせとなっていました。
3連単の配当も、21年は194万円台、22年は71万円台と大荒れとなっています。


前走の1着-2着-3着の施行と人気着順ですが、
12年 オープン特別6番人気6着-オープン特別2番人気3着-オープン特別1番人気1着
13年 オープン特別2番人気1着-地方重賞1番人気2着-オープン特別3番人気1着
14年 オープン特別1番人気2着-オープン特別1番人気1着-オープン特別2番人気10着
15年 地方重賞1番人気2着-地方重賞1番人気1着-オープン特別2番人気4着
16年 地方重賞2番人気2着-オープン特別1番人気1着-オープン特別1番人気1着
17年 オープン特別3番人気2着-外国重賞4番人気5着-オープン特別7番人気10着
18年 準オープン特別1番人気1着-地方重賞1番人気3着-オープン特別5番人気1着
19年 オープン特別1番人気1着-準オープン1番人気1着-オープン特別3番人気1着
23年 オープン特別2番人気1着-外国重賞7番人気5着-オープン特別4番人気1着
となっていました。

小倉競馬場施行での2年間では、
21年 重賞10番人気15着-重賞(芝)16番人気16着-オープン特別12番人気4着
22年 オープン特別6番人気3着-重賞14番人気15着-オープン特別9番人気2着
当然ながら、中京競馬場施行とはまったく違う傾向となっています。


次に血統ですが、
1着馬2着馬3着馬のそれぞれの父ですが、
12年は、サンデーサイレンス系-ミスタープロスペクター系-ミスタープロスペクター系
13年は、ミスタープロスペクター系-サンデーサイレンス系-シンボリクリエス
14年は、ナスルーラ系(ボールドルーラ系)-ミスタープロスペクター系-サンデーサイレンス系
15年は、ナスルーラ系(ボールドルーラ系)、ミスタープロスペクター系-ミスタープロスペクター系
16年は、サンデーサイレンス系-タイキシャトル-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)
17年は、ナスルーラ系(ボールドルーラ系)-ミスタープロスペクター系-サンデーサイレンス系
18年は、ミスタープロスペクター系-ナスルーラ系(ボールドルーラ系)-ディヴルズバッグ系(ヘイロー系)
19年は、サンデーサイレンス系-ミスタープロスペクター系-ナスルーラ系 
23年は、サンデーサイレンス系-ナスルーラ系-ミスタープロスペクター系 
となっていました。 
16年を除く7年で、少なくとも1頭、父がミスタープロスペクター系の馬が3着以内に入っていました。

小倉競馬場施行の2年間ですが、
21年は、ナスルーラ系-ナスルーラ系-ミスタープロスペクター系
22年は、ミスタープロスペクター系-ミスタープロスペクター系-サンデーサイレンス系
こちらもミスタープロスペクター系が目立っていました。 


毛色ですが
12年 「鹿毛-鹿毛-青鹿毛」
13年 「鹿毛-黒鹿毛-黒鹿毛」
14年 「栗毛-鹿毛-栗毛」
15年 「栗毛-栗毛-鹿毛」
16年 「栗毛-栗毛-鹿毛」
17年 「鹿毛-青鹿毛-青毛」
18年 「栗毛-鹿毛-青鹿毛」
19年 「鹿毛-鹿毛-栗毛」
23年 「栗毛-栗毛-栗毛」
1着馬は、栗毛馬が5年、鹿毛馬が4年と分け合っていました。
全体的に栗毛が目立っています。

小倉競馬場施行の2年間では、
21年 「栗毛-栗毛-黒鹿毛」
22年 「鹿毛-黒鹿毛-栗毛」
こちらも栗毛が目立っていました。


年齢では、
12年 「6歳-5歳-7歳」
13年 「6歳-7歳-7歳」
14年 「4歳-6歳-5歳」
15年 「5歳-4歳-7歳」
16年 「4歳-5歳-5歳」
17年 「6歳-5歳-8歳」
18年 「4歳-8歳-5歳」
19年 「4歳-4歳-6歳」
23年 「4歳-4歳-7歳」
16年以外、6歳以上の高齢馬が少なくとも1頭、3着以内に入っていました。
(16年では、4着に7歳馬、5着に8歳馬が入っていました。)

小倉競馬場施行での2年間では、
21年 「4歳-5歳-5歳」
22年 「6歳-8歳-7歳」
こちらは共通性はないように思われます。

連対馬の枠の出目では、
12年 「3枠-7枠-5枠」
13年 「3枠-1枠-7枠」
14年 「3枠-2枠-1枠」
15年 「1枠-3枠-1枠」
16年 「8枠-6枠-5枠」
17年 「7枠-5枠-8枠」
18年 「8枠-4枠-3枠」
19年 「6枠-7枠-3枠」
23年 「4枠-5枠-8枠」
となっていました。
16年、17年、23年以外の6年では、3枠が1頭、3着以内に入っています。
(16年、23年は4着に3枠が入っています。)

以上ですが、中京1400mと小倉1700mとでは全く施行が違いますので、共通項があったとしても、比較にはならない感がいたします。
でも、一応は参考にはしていきたいと思います。
ただ、小倉競馬場施行での2年間での大荒れがかなり気にはなりますので、検討の段階では、非常に難解となりそうですね。
とりあえずは、勘とひらめきを頼りにしながら、いろいろと検討して結論を出していこうと思います。