今年は、阪神競馬場スタンドリフレッシュ工事実施の為、秋の代替競馬を見越して、この夏の競馬場施行日程を変更して、通常8月に行われる小倉競馬場開催をこの週から持ってきました。(代わりに中京競馬場開催は8月に変更です)
そういうことで、8月中旬以降に行われている北九州記念は、1か月半ほど前倒しで、この6月最終の日曜日に行われます。
条件施行は従来通りです。
1か月半以上の繰り上げの日程変更とはなりますが、従来通りのいつもの流れで、データを挙げていきたいと思います。
1200m芝のハンデ戦に変更になった06年から昨年23年までの過去18年、連対馬36頭、3着馬17頭から見ていきます。


まず、1着2着3着の人気の組み合わせを順にあげていきますと、
06年 (11-4-2)
07年 (11-6-10)
08年 (1-3-4)
09年 (8-2-1)
10年 (5-3-6)
11年 (8-2-1)
12年 (8-12-6)
13年 (6-5-2)
14年 (8-13-17)
15年 (2-1-4)
16年 (8-1-3)
17年 (3-14-15)
18年 (6-4-7)
19年 (9-3-5)
20年 (8-1-10)
21年 (5-4-2)
22年 (16-3-1)
23年 (5-1-9)
となっていて、1番人気はわずか1勝2着4回の5連対(08年1着スリープレスナイト、15年2着ビッグアーサー、16年2着ベルカント、20年2着モズスーパーフレア、23年2着ママコチャ)、3着は3回となっています。
人気の組み合わせを見てもわかる通り、08年と15年と21年以外の18年間中15年は、6番人気以下の人気薄の馬が少なくとも1頭3着以内に入るなどかなり荒れた年もあるレースとなっています。
特に、07年、12年、14年の3年は、3着以内はすべて6番人気以下の人気薄の馬で占められ、3連単の配当が、07年は157万円台、12年は99万円台、14年は395万円台と大荒れとなっています。
その3年以外の15年では、18年の3着以内で最高人気が4番人気だった以外の14年間では、3着以内に少なくとも最高人気が3番人気以上の上位人気の馬が1頭入っていました。
かなり人気として絞るには難解なレースであることがわかります。
また、その中でも、1着馬に関して見てみると、08年の1番人気、15年の2番人気、17年の3番人気以外の15年の1番人気はすべて5番人気以下の人気薄の馬が来ていました。
単勝や3連単、馬単などの1着馬の予想に関してかなり厳しいレースでもありますね。
ちなみに3連単の配当ですが、上記で挙げた07年は約157万円、12年が約99万円、14年が約395万円の他にも、17年が約107万円、22年が49万円と、過去18年中5年でかなりの大きな配当が出ています。
あと、06年、19年が10万円台、10年が20万円台、あと残りの10年は、3万円台が4年、5万円台と9万円台が2年、7万円台と1万円台が各1年となっていました。
この結果を見ても、さらにかなり難解なレースだということがわかります。


次に父の血統ですが、連対馬36頭では、ノーザンダンサー系が10頭、ヘイルトゥリーズン系、ナスルーラ系が各9頭で、その内訳は、まずノーザンダンサー系が10頭(ヴァイスリージェント系が5頭、リファール系が4頭、ナイトシフト系が1頭)、ナスルーラ-系は、タビット(ボールドルーラ系)以外の8頭はサクラバクシンオー系(サクラバクシンオー7頭、サクラバクシンオーの仔ショウナンカンプが1頭)となっています。
そして、ヘイルトゥリーズン系は、サンデーサイレンス系が6頭、タイキシャトル、ブライアンズタイム、グラスワンダーのロベルト系が各1頭、ノーザンダンサー系が5頭(ヴァイスリージェント系とリファール系が各4頭、ナイトシフト系が1頭となっています。
あと残り8頭は、ミスタープロスペクター系が7頭、マンノウオー系が1頭となっていました。
3着馬18頭では、ヘイルトゥリーズン系が8頭(いずれもサンデーサイレンス系)、サクラバクシンオー系が4頭(サクラバクシンオー3頭、ショウナンカンプ1頭)、ミスタープロスペクター系も4頭、ノーザンダンサー系(フェアリーキング系)、エタン系が各1頭となっていました。


性別ですが、連対馬では、牡馬が19頭、牝馬が17頭となっていました。
3着馬では、牡馬が6頭、牝馬が12頭となっていました。
特に牝馬の健闘が目立っています。


年齢ですが、連対馬では、3歳が4頭、4歳が11頭、5歳が13頭、6歳が7頭、7歳が1頭。
3着馬では、3歳が4頭、4歳が8頭、5歳が2頭、6歳が3頭、7歳が1頭となっていて、どちらも4歳馬が目立っています。


ハンデ戦としての傾向ですが、1着から3着までの重量の組み合わせを見ていきますと
06年 (52-58-56)
07年 (52-52-51)
08年 (56-54-51)
09年 (54-50-56)
10年 (52-52-56)
11年 (52-53-55.5)
12年 (55-52-52)
13年 (55-53-53)
14年 (53-52-54)
15年 (55-55-53)
16年 (54-56-54)
17年 (53-55-56)
18年 (56-55-51)
19年 (55-52-54)
20年 (57-56.5-55.5)
21年 (51-55-56.5)
22年 (51-57-53)
23年 (57-55.5-55)
となっていました。
15年、18年、20年を除いた15年間で、54kg以下の馬が連に絡んでいました。
また、16年、20年を除いた他の年では、3着以内に53kg以下の馬が少なくとも1頭入っていました。


毛色ですが、連対馬では、鹿毛が15頭と最も多く、次いで栗毛が9頭、黒鹿毛が8頭、芦毛と青鹿毛が各2頭となっていました。
3着馬では、鹿毛が7頭、黒鹿毛と栗毛が各4頭、青鹿毛が2頭、栃栗毛が1頭となっています。


枠の出目ですが、連対馬では、2枠が7頭、8枠が6頭、3枠と4枠と5枠が各5頭、6枠と7枠が各3頭、1枠が2頭となっています。
3着馬では、6枠が5頭、8枠が4頭、7枠が3頭、3枠が2頭、1枠、2枠、4枠、5枠が各1頭となっていました。


以上ですが、まずは昨年までと同様、大荒れになるのか、普通に荒れるかの二者択一の選択からですね。
この選択は、上記でも触れましたけれどかなり難しいですね。
とりあえずは、18年中4連対(3着は2回)しかない1番人気馬の取捨選択からでしょうか。
あと、ハンデ重量の馬の検討もしなくてはならないですね。
ともかくも、今年も難解づくしですが、上記のデータと照らし合わせながら、一つ一つ丁寧に検討して結論を出していこうと思います。