今年はバラが早く咲き始めたので、バラ園が開園されるのを心待ちにしていました。
開園初日に姫路バラ園へ行ってきました。満開に近いくらい咲いていました。
とても良い香りがして、それぞれが微妙に違っているのです。
バラにクンクンと鼻を近づけていると、蝶々の気持ちがわかる気がします。
大好きなマリア様。前に咲いているバラはアンネ・フランクという名前がついています。ここではいつも手を合わせたくなります。
キリストを抱くマリア様、今回初めて見つけました。何度も来ているのにどうして見つけられなかったのか不思議です。
姫路バラ園は、1977年に交通事故でお亡くなりになった子供さんの供養のために造られた手作りのバラ園だそうです。
今では800種3500本の薔薇で埋め尽くされて見事です。
薔薇の下にさりげなく詩を書いた看板が置いてあるのが好きでした。
よーく見たら、星野富弘さんの詩です。
優しい詩にも癒されていました。
姫路バラ園のオーナーさんも星野富弘さんの詩が好きなのですね。見に来た人への優しさが伝わってきます。
星野富弘さんは中学教師でしたが、部活の指導中、頸髄損傷して手足が動かなくなりましたが、口に筆をくわえて、詩や絵画を書き続けておられました。
詩も絵も優しくて本のページを開くたびに癒されていました。
この詩の前で動けなくなりました。
いのちが一番大切だと思っていたころ、生きるのが苦しかった。
いのちよりも大切なものがあると知った日、生きているのが嬉しかった。
星野富弘さんはいのちよりも大切なものをみつけたのですね。
先月、お亡くなりになったと知りびっくりしました。心に響く優しい言葉と、素晴らしい絵を有難うございました。
ご冥福をお祈りします。