今日は、スニーカーを買おうと、自転車で出かけました。
いつもはまっすぐお店に行くのに、ふと、寄り道したくなりました。
寄ったのは加古川市立加古川図書館。
1935年(昭和10年)に加古川町公会堂として建築された建物です。
ずっと、図書館として、市民の皆さんに愛された建物です。
建物の老朽化により、図書館を移転する事になりました。6月24日から休館になり、その後、書庫として、利用されますが、関係者以外入れなくなるそうです。
子供達が小さい頃、夏休みにこの図書館に本を借りに来たことがあります。
もう、入れなくなるのは寂しいです。
中は撮影禁止なので、撮れなかったのですが、ステンドグラスの窓の下に本を読むためのスペースがあって、ステンドグラスの光がとても綺麗です。
古い書棚に、古い本たち。。。有難うございました。
そして、この図書館は別の意味で有名です。
三島由紀夫さんの祖父がこの加古川市に住んでいたということで、三島由紀夫さんは東京からここにやってきて、徴兵検査を受けたそうです。
田舎の人は体格が良く体力があるので、東京で受けるよりも、田舎で受けた方が、虚弱に見えて、徴兵を免れるのではないかと家族は考えたようです。
結局、合格してしまいますが、その後、風邪をひいて変な呼吸音がしたため、お医者さんから無理だと判断され、徴兵を免れたそうです。
三島由紀夫さんが徴兵検査を受けた場所は、図書館横の松の木の下だそうです。
松の木はこれ一本しかなかったので、多分この松の木だと思います。
古い木だけど、意外に幹が細いです。
木の下に行ってみました。昔の人たちはどんな思いで、この松の木の下に並んだのだろう。。。
そう思うと、胸が苦しくなりました。
誰だって、戦争には行きたくなかったはずです。
今、コロナで大変ですが、戦争のない時代に生まれた事に感謝して、今日を大切にしたいと思います。
その後、スニーカーを買いに行きましたが、その値段を見てびっくりして、結局買わずに帰ってきました。
ずっと3000円未満の靴を買っていた私。。。
お店の中はほとんど5000円以上でした。😫
私はまだ昭和の感覚が抜け切れていないことに気がつきました。💦