毒にも薬にもならない | スコットランドから帰ったあとの日々の暮らし

スコットランドから帰ったあとの日々の暮らし

2019年から2022年までの3年、英国スコットランドに駐在。さらに2024年には2年ぶり2回目でスコットランドに再上陸を果たすも、2025年春に本帰国。

関西での暮らしを再開。

とかく日本のサラリーマンは大変だ。



社交辞令的に場末の飲み屋に飲みに行くと、ビールを片手に延々と社内の愚痴や悪口が始まり、拝聴しなければならない。


そんなこと当たり前だから分かっているけど、スコットランドにいる私は少しどころか完全にそれを忘れて純真な感じになっていた。


おおよそ半年ぶりに、日本サラリーマンの同僚と飲んだ。


無警戒でピュアで免疫力ゼロの、お気楽な私。



天気とかスポーツとか、料理とか、年末年始どうやって過ごしたとか、スコットランドで行きたいところあったら行く?とか、ワインやウイスキーなにが好みかな?とか…そんな話をしようかなと思ってた。

毒にも薬にもならない話って、こういうLong time no seeのエンジン温める時とか最適じゃない?


…。

着席してビール頼んだ瞬間から、在日本の同僚上司部下、違う部門の年長者若者、全方向への文句と愚痴が始まる。


偉そう、言われたことしかしない、考えない、動かない、頭が悪い(!)、コミュニケーション能力云々、ケチだ、経費使い過ぎだ、正論が通じない、二枚舌、ハシゴ外す、出世できない、給料安い、……。


出るわ出るわ、しかしよくもまあ全方向から負の情報集めてこれるもんだと関心。


ただでさえ場末のウェザースプーンに連れて行かれて何もかも美味しくないのに、すべて砂の味がする。


お酒を飲んでも味が砂の味なので、3時間いて結局一杯だけしか飲まなかった。(他の人はリットル単位で飲んでいたが)。


半年ぶりに一緒に飲むんだから、おまけに外国なわけだし、パワー全開で日本的サラリーマン愚痴は控えて、楽しいお話しできないのかな。


と心の声は一切口に出さずに過ごした。



きっと日本はオフィスの人口密度も高いし、イライラして辛い日々なんだ。


ほら肩の力を抜いて、仕事とか会社のためには『半身半霊』くらいが丁度良いらしいっすよ。家庭とか投資とか読書とか音楽とか、残りの半身で楽しんでみてよ?のライフワークバランス。



ウェザースプーンを出て静かなウイスキーバーに連れて行き、気付け薬のスコッチを一杯飲ませたら、荒くれ日本サラリーマンたちは、ようやく落ち着きを取り戻し始めた。



もののけ姫でいうところの、荒ぶる神たちよ鎮まりたまえ、のアシタカの気分だ。


ナウシカでいうと、王蟲の目が赤色から青色に変わるやつ。


ドラゴンボールの悟空が猿から悟空に戻るやつ。



でもアレだ、きっと。こっち(アバディーン民側)の感受性が日本サラリーマンのベクトルからズレて、おかしく?なってるんだわ。

はぁ…またあの修羅の国・サラリーマン大国日本に戻れるんだろうか…こわ…



…でもちょっと待てよ、おーい待てぃ!


ふつう僻地で孤軍奮闘の駐在員が荒れて愚痴って『日本側なんもしないんやから、お前が来てやれ(OKY)』とコチラが悪酔いするのがあるべき姿じゃないんかーい!