闘いの螺旋いまだ終わらず
NHKの「プロフェッショナル」に
漫画家の「井上雄彦氏」が登場した。
ちょっと神経質そうな井上氏は、
「スラムダンク」「バガボンド」の作者だ。
両漫画とも大ヒットを記録し、
「今死んでも後悔はない」
とご本人が言っているように、
その作品は多くの人に受け入れられている。
勿論私も好きです。
井上氏の作風は、
キャラクターに完全に入り込んで、
そのキャラクターが行動することで、
ストーリーが成り立つという手法。
普通はまずストーリーがあって、
それにそってキャラクターを動かすんだろうけど、
氏の方法は全く逆だった。
それ故氏のキャラクターは生き生きして、
読者を魅了するのでしょう。
それによる弊害もあり、
小次郎に感情移入した際に、
あまりにつらくて1年間も
漫画を書けなくなった事もあったという。
それは、もっといいものを描きたいという
向上心があってのものだろう。
本当に身を削るようにして、
作品を描いている姿を観て、
感動しました。
「バカボンド」はそろそろ終わりらしいので、
井上氏の次回作にも期待である。