フィジケラの奇跡
マッサの事故以来問題になっていたフェラーリのシート。
ミハエルが復帰!となって私は大喜びだったが、
首の怪我のために断念して、
結局テスト・ドライバーの「ルカ・バドエル」になった。
しかし、ヨーロッパ、ベルギーと2戦するものの、結果は散々。
1戦目のヨーロッパの走りは最低で、
この時点でクビにならなかったのが、
私的には不思議だった。
ただ、これはいいマシンさえ与えれば、
ドライバーは関係ないとの一部の見方を大きく変えたと思う。
何しろベルギーで久々に優勝したライコネンに対し、
バドエルは最下位だったのだから。
ここで、白羽の矢が立ったのは、
ベルギーで「フォース・インディア」を2位初表彰台に
導いた「ジャンカルロフィジケラ」だった。
イタリア人の彼は、「フェラーリに乗りたい!」と前から言っていたし、
(F1ドライバーでフェラーリに乗りたくない人はあまりいないけど)
下位グループのフォース・インディアで
寂しくキャリアを終えようとしていただけに、
フィジケラの喜びようが分かります。
(このうれしそうな顔)
94年にイタリアF3チャンピオンになったフィジケラは、
キングメーカー「フラビオ・ブリアトーレ」と契約。
96年にミナルディーからF1デビューを飾る。
97年にジョーダンに移籍。
この時のチーム・メイトが皇帝ミハエルの弟ラルフ。
この2人はライバル意識が強すぎて
仲が悪いので有名になった。

98年にベネトンに移籍。
アレキサンダー・ブルツと組む。
2002年にジョーダンに戻る。
今度のチーム・メイトは佐藤琢磨だった。
2003年にブラジルGPで初優勝を飾る。
2004年ザウバーに移籍。
2005年ルノーに移籍。
この時のチーム・メイトは、「フェルナンド・アロンソ」
アロンソはこの年ワールド・チャンピオンを獲得する。

2006年ルノー在籍。
また、チーム・メイトアロンソがチャンピオンに輝く。
2007年アロンソのマクラーレンへの移籍により、
エース・ドライバーになるが、結果が残せず、
シーズン後にシートを失う。
2008年8人による激しいシート争いの後に、
「フォース・インディア」のシートを得る。
チーム・メイトは、「エイドリアン・スーティル」
2009年も同じく「フォース・インディア」からF1参戦。
チーム・メイトも一緒。
最後に一花咲かせる事ができるか?フィジコ。
フェラーリの聖地イタリアGPに注目です!!