ブラウンGP
開幕からのブラウンGPの快進撃には、
正直驚いていましたが、
ココ直近「イギリス」、「ドイツ」と2戦続けてレッドブルにしてやられた。
ここにきて一気にレッドブルに追いつかれてしまったのは、
両者の資金力の差によるものではないか?
と私は思っている。
上の写真は、開幕戦オーストラリアGPのもの。
レース参戦も危ぶまれたチームだけに
ほとんどスポンサーはなく、真っ白なボディー。
上の写真は、前戦ドイツGPのもの。
ドライバー、コンストラクター共にトップを走っているのに、
ほとんどスポンサーが増えていないのがわかる。
スポンサーとして、「Virgin」が加わった程度。
現在まで9戦中5勝を挙げているドライバーのマシンに
スポンサーが付かないって事は、
やはり現在の不景気を物語っていると思う。
F1は、開幕戦のマシンの出来で前半戦は決まってしまう。
特に今年のようにレギュレーションの変更が多かった年は、
特に当たり外れが大きくなる。
しかし、以前に比べ開発が制限されたとはいえ、
F1のアップ・デートは著しい。
特に終盤に向けては「チーム力=資金力」の差が
結構ものを言うと思います。
資金的に余裕のありそうな「レッドブル」は初タイトルに向け、
最後まで開発してくるだろうし、
昨年激しいタイトル争いを繰り広げた為に今年のマシン開発が進んでいなかった
フェラーリ、マクラーレンも徐々に競争力をつけてくるでしょうから、
ブラウンGPの今後は結構厳しそう。
今年17戦中9戦を消化し、
折り返し地点をむかえたF1ですが、
ブラウンGPは、序盤のポイント差をどれだけ守れるかが、
勝負の分かれ目となりそうです。
私的には、長年チャンピオンを目指しやっとチャンスを掴んだ「バトン」より、
最年少チャンピオンを目指す余裕の「ベッテル」の方に勝算がありそうな気がする。
勿論「ハミルトン」がそうであったように、
チャンピオンが手に入りそうと思った瞬間に
「ベッテル」を捕らえるプレッシャーも相当だと思うから、
ポイント・リーダーになった時点でベッテルも
調子を崩すかもしれない。
どちらにしろ、今年のF1も意外と面白そうだ。