カンブリア宮殿 大和ハウス 樋口氏 | bigmokaruのブログ

カンブリア宮殿 大和ハウス 樋口氏

久しぶりに「カンブリア宮殿」のネタです。


今回は大和ハウス工業会長の「樋口武男氏」


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住宅メーカーだからコテコテの営業かと思いきや、

確かに「熱血経営」を標榜し、

そのとおりなのだが、

LED照明、電気自動車、介護用ロボットに出資したりと、

単なる豪腕営業とは違う印象でした。


最初に社長業を引き受けた「大和団地」は、

就任当初大赤字で、当然誰もがリストラをすると考えるところ、

逆に新入社員を募集し、

社員のモチベーションを保ったところは、

並みの経営者ではない感じで、

日本電産の永守氏を彷彿とさせます。


樋口氏は、経営建て直しに際し、

何故リストラを行わなかったかについて、

「リストラすれば、仕事のできる社員から辞め、

残るのは駄目社員ばかりになる。

不況期に社員を募集すれば、

いい人材が取れるし、

社員も会社は本気で立て直そうとしていると

やる気が出る。

そして、社内が活気付いて仕事が忙しくなれば、

駄目な社員がついていけなくなって辞めていく」

とおっしゃってました。


確かに道理ではあるのですが、

なかなかそうはできないですよね。

さすがです。


樋口氏は、著書「熱湯経営」の中で、

仕事のできる人と出来ない人を

以下のように分類しているそうです。

 

   プロ                アマチュア

成長を求め続ける         現状に甘える

自信と誇りを持つ          愚痴っぽい

常に明確な目標を指向する    目標が漫然としている

可能性に挑戦する         経験だけに生きる

自己訓練を習慣化している    気まぐれである

使命感を持つ            途中で投げ出す

やれる方法を考える        できない言い訳を探す


(ちょっと耳が痛いところもあったりして・・・)


少子高齢化が進み内需の拡大が望めない日本で、

住宅メーカーの先行きがそれ程いいとは、

思えないが、

「経営者は自分の任期の間だけを考えていては駄目で、

常に先を見据えなければ会社は存続できない」

とおっしゃっていました。


思っていたよりいい会社だなーとちょっと感心しました。