欧州株式市場サマリー(2/2)
ロイターより抜粋
FT100種総合株価指数(ロンドン) <.FTSE>
終値 4077.78(‐71.86)
前営業日終値 4149.64(‐40.47)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト) <.DAX>
終値 4271.04(‐67.31)
前営業日終値 4338.35(‐89.76)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ) <.FCHI>
終値 2930.05(‐43.87)
前営業日終値 2973.92(‐35.83)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 3営業日続落。企業業績への不安が高まるなか、銀行・石油株
が売られた。ただ、リオ・ティント <
を受け買われた。
大雪で交通機関がほとんどまひ状態となったことから薄商いとなり、出来高は通常の
7割弱だった。
銀行株は軟調。バークレイズ <
ターズ・サービスが同行の長期債券格付けを「Aa1」から「Aa3」に2ノッチ引き下
げたほか、同行がクレジット関連の評価損と失業率増加を受けて、将来的に「かなりの」
追加損失を計上するとの見通しを示した。
イズ・バンキング・グループ <
銀行 <
英金融セクターおよび経済見通しに対する懸念を背景に、ポンド
した。
英公認購買部協会(CIPS)とMarkitが同日発表した1月の英製造業購買担当
者景気指数(PMI)改定値は季節調整済みで35.8。雇用指数は33.5と、前月か
ら低下して過去最低に落ち込んだ。
1月の米ISM製造業景気指数は35.6と予想よりも明るい数字となったものの、
2008年12月の米個人消費支出は6カ月連続で減少した。
コメルツバンクの英国エコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「ISMのデータは予
想よりも若干良かったが、依然として経済活動の縮小を示している。あらゆる悪いニュー
スが銀行周辺を取り巻いている」と指摘。
「われわれの出発地点が低い水準にあることを考えると、(企業)業績は少なくとも今
年上期を通じてほぼ横ばいとなる可能性が高い。そうなれば市場は2009年の業績見通
しについて修正を余儀なくされるだろう」と述べ、株式市場にとって圧迫要因であるとの
見解を示した。
石油株も下げた。米原油先物
<
鉱山株ではリオ・ティントが6.6%高。リオは同日、最大株主である中国アルミ業公
司(チャイナルコ)がリオの複数事業の少数株を取得する方向で協議を行ったことを明ら
かにした。
一方、弱い金属価格を背景にほかの銘柄はさえなかった。BHPビリトン <
ングロ・アメリカン <
ン・ナチュラル・リソーシズ <
た。
<欧州株式市場> 急落。バークレイズ <
株やエネルギー株が大きく値を下げた。景気懸念を裏付ける内容の米経済指標も圧迫要因
だった。
FTSEユーロファースト300種指数 <.FTEU3> は19.48ポイント(2.44%)
安の777.28。 DJユーロSTOXX50種指数 <.STOXX50E> は38.24ポイント
(1.71%)安の2198.74。
ロンドンを襲った豪雪の影響で出来高は抑えられた。
12月米個人消費支出が6カ月連続で減少するなど、この日の米経済指標は景気の急速
な悪化を示唆する内容だった。
銀行株が引き続き軟調となり、DJSTOXX欧州銀行株指数 <.SX7P> は5.3%下落
した。
ムーディーズの長期債券格下げを受け英バークレイズ <
BNPパリバ
合意が中核的自己資本比率の押し上げにつながらないことを明らかにした。
HSBC <
Sも10.7%安。
原油価格下落に伴い石油株も安い。トタル
<
一方、鉱山のリオ・ティント <
ナルコ)と、リオ・ティントの複数事業の少数株を取得する方向で協議を行ったことを明
らかにした。2日付豪紙オーストラリアンの報道によると、リオ・ティントはチャイナル
コに最大80億米ドル相当の資産を近く売却する。
[東京 3日 ロイター]