太陽熱発電 | bigmokaruのブログ

太陽熱発電

太陽熱発電について、

調べてみました。


太陽熱発電は、

太陽の熱エネルギーを利用して発電する。

導入費用は高くつくものの、

昼間の電力需要ピークを緩和し、

CO2を排出しないなど、

特徴は、太陽光発電と一致する。


では、太陽光発電と太陽熱発電の違いは、


〇長所:24時間の発電が可能

太陽光を利用する太陽光発電と違い、

太陽熱を利用する太陽熱発電は、

昼間に蓄熱する事で夜間でも発電できる。


〇短所:広大な土地が必要

太陽光発電と比較して、

大型の設備、広大な土地が必要。


太陽光発電の様に、

都市部の建物の屋根にのせて

発電するというわけにはいかない。


日本のように国土が狭い国には向かないが、

米国やオーストラリアのように広大な砂漠地帯がある国には、

向いていると言える。

ただ、この場合別に太陽光発電でも問題ないので、

積極的に売り込むには、

太陽光発電よりコストが安いなどメリットがないと、

導入が進まないと思われる。


太陽光発電の種類


1.集光型

鏡を用いて太陽光を集光し、

その熱で水を蒸発させ、

蒸気タービンで発電する。

仕組みとしては火力発電と一緒。


2.タワー式

平面鏡を用いて、

中央部に設置されたタワーにある集熱器に

太陽光を集中させることで集光し、

その熱で発電する発電方式。


太陽光を一点に集中させるため、

1000℃の高温が得られるが、

タワーの建設コストと太陽光を一点に集中するために

鏡をコントロールする施設のコストが高い。


bigmokaruのブログ-solar_two_1
(アメリカ カリフォルニア モハベ砂漠のSolar Two)



bigmokaruのブログ-solar_two_2
(同 Solar Two)



bigmokaruのブログ-solar_two_3
(同 Solar Two)


(なんかSFチックで、カッコイイ・・・)


3.トラフ式

曲面鏡を用いて、

鏡の前に設置されたパイプに太陽光を集中させ、

パイプ内を流れる液体(オイルなど)を加熱し、

その熱で発電する発電方式。


タワー式太陽光発電と比較すると、

高温の液体が移動する距離が長くなるため

熱損失が大きくなりがちであるが、

タワーの一点に光を集中させる必要が無く、

鏡を単純に並べることが出来るため

大規模な施設の建設が容易である。


bigmokaruのブログ-nevada_solar_one
(アメリカ ネバダ州 Solar One)


bigmokaruのブログ-nevada_solar_one_2
(同 Solar One)


4.ソーラー・チムニー

空気が太陽光によって暖められることで上昇することを利用し、

その際生じる風でタービンを回して発電する発電方式。

「ソーラー上昇気流タワー」などとも呼ばれる。


温室に煙突をつけたような構造な為、

設置費用が高くなりがちなのが、

問題点。


bigmokaruのブログ-solar_chimney