欧州株式市場サマリー(1/19)
ロイターより抜粋
FT100種総合株価指数(ロンドン) <.FTSE>
終値 4108.47(‐38.59)
前営業日終値 4147.06(+25.95)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト) <.DAX>
終値 4316.14(‐50.14)
前営業日終値 4366.28(+29.55)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ) <.FCHI>
終値 2989.69(‐27.06)
前営業日終値 3016.75(+20.87)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 反落。2008年通期決算が大幅損失になるとの見通しを示し
たロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) <
FT100種総合株価指数 <.FTSE> は38.59ポイント(0.93%)安の
4108.47。英政府の追加銀行支援策を好感し、2.5%上昇する場面もあった。
RBSは67%近く下落。四半世紀超ぶりの安値となった。同行は08年通期決算につ
いて、赤字とのれん代償却費で最大280億ポンド(410億ドル)の損失を計上する可
能性があるとの見通しを示した。英国企業としては過去最大の損失となる。
これを受けて銀行株が売られた。英政府が発表した追加銀行支援策の影響は相殺され
た。
IGマーケッツの首席市場ストラテジスト、デビッド・ジョーンズ氏は「RBSが急落
し、どんどん売りが膨らんだ」と指摘。「現時点では銀行システムへの信頼は完全に失墜
している」と述べた。
バークレイズ <
もかかわらず、前営業日から引き続き売りが優勢となった。
HSBC <
ロイズTSB <
英政府は追加銀行支援策で、RBSへの出資比率を引き上げるほか、イングランド銀行
(英中央銀行)が民間から優良資産を買い取る資産購入プログラムの創設する。当初の買
取額は500億ポンド(745億8000万ドル)。
ノムラはノートで英銀行株に対する消極的な姿勢を維持するとした。英政府による追加
銀行支援策はプラス要因ではあるが、銀行システムの損失規模や追加資本注入の必要性を
めぐる問題を解決するものではないと指摘。英銀行株は上昇すれば売りの機会ととらえら
れる可能性があるとの見方を示した。
ディフェンシブ銘柄の医薬品株は高い。グラクソ・スミスクライン <
%、アストラゼネカ <
シャイア <
<欧州株式市場> 反落。2008年通期決算が赤字になる見通しを示した英ロイヤル
・バンク・オブ・スコットランド(RBS) <
FTSEユーロファースト300種指数 <.FTEU3> は12.67ポイント(1.58%)
安の791.23と、ロイターデータで昨年11月21日以来の安値となった。一時3%
安となった。
DJユーロSTOXX50種指数 <.STOXX50E> は29.06ポイント(1.27%)安
の2252.39。
銀行株が指数を押し下げた。RBSは66.6%安と大幅下落。RBSは2008年通
期決算について、赤字とのれん代償却費で最大280億ポンドの損失を計上する可能性が
あるとの見通しを示した。英国企業としては過去最大の損失となる。
BNPパリバ
TSB <
DJSTOXX欧州銀行株指数 <.SX7P> は8.2%下落した。
英政府が追加の銀行支援策を発表した。RBSへの出資比率引き上げ、英中銀が民間か
ら優良資産を買い取る資産購入プログラムの創設、金融機関保有の高リスク資産に対する
政府の損失保証制度の導入などが含まれる。ただ詳細な内容が示されず、銀行株を圧迫す
る要因となった。
医薬品・バイオテクノロジー株が買われた。グラクソ・スミスクライン <
3.5%高。
通信株も買い優勢となり、ドイツテレコム
ボーダフォン <
資金の強化に努めるとともに、世界的景気後退に対応するためインド事業への投資を継続
する方針を示した。
[東京 20日 ロイター]