オバマ氏は世界を救う?
明日就任式を迎える
合衆国大統領オバマ氏。
あまりに人気が先行し、
期待感が大き過ぎるとの
話すら出てくる。
私なんかも同意見。
年末から年始にかけて、
オバマ氏が次期政権ながら
矢継ぎ早に経済対策について言及、
お陰で「危機は去ったのか?」と
私まで疑心暗鬼になってしまった。
しかし、そうはいかず先週あたりから
再び金融危機が再燃したようだ。
バンク・オブ・アメリカやシティ、
JPモルガンの株価が急激に下がってきている。
バンク・オブ・アメリカ
JPモルガン
上のチャートで見て分かるように、
昨年11月の危機時の値段に近づくか
割り込んできている。
シティについては、米国政府が既に
公的資金は注入した上に、
今後拡大する不良債権についても
政府保証をつけているにもかかわらず
株価が下がり続けている。
バンク・オブ・アメリカについてもシティ同様
1/16に200億ドルの資本注入を発表したのに、
株価は戻っていない。
米国では、オバマ氏の就任式の話題で持ちきりだし、
NYダウ、ナスダックも一応プラスで終わったので、
それ程危機的な状況という話は聞こえてこないが、
銀行株の動きを見るとちょっと”怖い”気がする。
上記3銘柄に限らずドイツ銀行、HSBC、クレディースイスと
大手行が軒並みいやーなチャートになっているのだ。
本日NYは休場だし、明日は就任式。
その後に何が出てくるのか・・・。
シートベルトを締めたほうが良さそうな。