欧州株式市場サマリー(1/15)
ロイターより抜粋
FT100種総合株価指数(ロンドン) <.FTSE>
終値 4121.11(‐ 59.53)
前営業日終値 4180.64(‐218.51)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト) <.DAX>
終値 4336.73(‐ 85.62)
前営業日終値 4422.35(‐214.59)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ) <.FCHI>
終値 2995.88(‐ 56.12)
前営業日終値 3052.00(‐145.89)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 7営業日続落。バランスシートをめぐる懸念が根強く世界的な
金融セクターの業績不安が再燃し金融株が売られた。需要減退懸念に圧迫され、エネルギ
ーや鉱山株も値下がりした。
欧州中央銀行(ECB)は同日の理事会で、主要政策金利である定例買いオペの最低応
札金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ2.00%とした。ただ各国の一連の対
応も投資家の不安感を和らげるに至っていない。
金融株ではロイズTSB <
HSBC <
米政府によるバンク ・オブ・アメリカ <BAC.N
> への追加金融支援報道もセンチメントを
圧迫。競合のシティグループ <C.N
> も下落した。
BGCパートナーズのデビッド・ブイク氏は「英銀行セクターのみならず、シティやバ
ンカメに対しても業績不安があり、明らかにセンチメントを非常にネガティブにしてい
る」と指摘した。
16日の金融株を対象にした空売り規制解除を前に、投資家によるポジション見直しの
動きも見られた。
アジアに注力するスタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行 <
2.8%上昇。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) <
下げた。
エネルギー株も下落。ロイヤル・ダッチ・シェル <
ループが0.8─2.4%安となった。
鉱山株はまちまち。リオ・ティント <
が18%減少したものの、販売量は下方修正後の予想と一致したと発表した。
アントファガスタ <
0.9%安、BHPビリトン <
<欧州株式市場> 7営業日続落。損失拡大をめぐる懸念から銀行株が売られた。原油
価格の下落に追従しエネルギー株も値を下げた。
FTSEユーロファースト300種指数 <.FTEU3> は7.85ポイント(0.98%)安
の796.32。一時、6週間ぶり安値となる788.81に下落した。
DJユーロSTOXX50種指数 <.STOXX50E> は40.79ポイント(1.77%)安
の2257.67。
銀行株の下げが目立ち、ロイズTSB <
は10.8%安、BNPパリバ
ークレイズ <
ポストバンク
新条件で合意したことについて、多くの証券会社が悲観的な見方を示した。
カザノブのマクロ・戦略リサーチ主任のダレン・ワインダー氏は「政府の措置をめぐり
懐疑的な見方が一部ある。市場は恐らく再び安値に向かい、高水準のボラティリティが続
くだろう」と述べた。
米JPモルガン・チェース <JPM.N
> の第4・四半期決算は76%の減益となった。不良
債権の評価損やクレジット関連の引当金計上が利益を圧迫した。
シティグループ <C.N
> は16日に決算を発表する。アナリストは5四半期連続の赤字に
なると予想している。
前日のドイツ銀行
要となる可能性があるとの見方も両銘柄への圧迫材料となっている。
欧州中央銀行(ECB)はこの日、主要政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き
下げ2.0%とした。より大幅な利下げを予想する向きもあったため、一部では失望感が
広がった。
米バンク・オブ・アメリカ <BAC.N
> が、政府に対し追加金融支援を求めているとのニュ
ースで市場の地合いが悪化した。
この日発表された米新規失業保険週間申請件数が予想以上に増加したことを受け、リセ
ッション(景気後退)の悪化が示された。
原油先物が約9%安となったことで、BP <
BGグループ <
[東京 16日 ロイター]