Freddy Spencer 伝説
18になると自動車免許を取り
四輪に転向してしまった私は、
WGPへの関心もあまりなくなって
フレディーのその後についてはあまり記憶に無い。
そこで、ちょっと調べてみました。
〇Freddy Spencer 1961年12月20日生まれ
ケニー・ロバーツ同様、
幼少の頃からダート・トラック・レースに参戦。
〇1980年(19歳) USホンダと契約

〇1981年(20歳) イギリスGPにスポット参戦
〇1982年(21歳) WGPにフル参戦
ベルギーGPで初優勝
ランキング3位

〇1983年(22歳) WGP史上最年少チャンピオン獲得

〇1984年(23歳) WGPランニング4位

〇1985年(24歳) WGP500cc、250ccでWタイトルを獲得

〇1986年(25歳) WGP体調不良により獲得ポイントなし
〇1987年(26歳) デイトナ・スーパー・バイク・レースに参戦
予選でポールを獲るが、転倒により決勝リタイヤ
WGPランキング20位
〇1988年(27歳) 右手首の故障を理由に現役引退
〇1989年(28歳) 右手首の手術をしてヤマハからカムバック
結果が出ずシーズン途中で出場を中止

〇1990年(29歳) デイトナにRC30で出場
〇1991年(30歳) AMAスーパーバイク参戦 RC30 1勝
〇1992年(31歳) AMAスーパーバイク参戦 RC30 1勝
鈴鹿8耐にホンダRVFで参戦 予選3位、決勝4位
〇1993年(32歳) WGPヤマハ・モーター・フランスから前線参戦
WGPから引退
〇1995年(34歳) AMAスーパーバイク ドゥカッティで参戦
ラグナセカで優勝
〇1996年(35歳) レースから引退
フレディー・スペンサーは、
83年に初タイトルを取った後、
85年に250と500でダブル・タイトルを獲得
この時期が一番輝いた時代でした。
その後は右手首の故障に悩まされ
ガラスのエースという感じで、
時折往時の片鱗は見せるものの
ミハエルのようにレース人生の後半に
大きな輝きを放つことはありませんでした。
現在では、レーシング・スクールを
米国で開校しているようです。
それでも、フレディーの爆発的な速さを見ている私は、
彼のライディングが好きでした。
ブレーキングと同時に「ガバっ」とイン側の足を開き
「ズバッ」とマシンを寝かしこむ独特のライディング。
クリップが他のライダーよりもかなり手前で、
アクセルを「ガバッ」と空け、テールを滑らしながら立ち上がる。
まるで蜃気楼のようにゆらゆらと揺れるマシンを
両くるぶしで「ガッシ」とはさんで何事も無かったように加速する。
この通称「スペレプ」(スペンサー・レプリカ)を
かぶってましたもん・・・。